#懐かしい記憶

美しかった

記憶がつらくて

あなたの何気ない

仕草、眼差し、言葉…


少しの事でも勘違いしたく

なっちゃうんだよね

あの時
ひたむきにただ頑張っていた
響くトランペットの音
澄んだフルートの音色
深みのあるティンパニの輝き
メロディーを奏でるクラリネット
吹奏楽の要のチューバ
活躍するパーカッション
優しい音のユーフォニアム
ソロが美しいサックス
グリッサンドが目立つホルン
リズムを刻むスネア
パリッとした音が特徴のトロンボーン
あの頃がただただ、懐かしい

そ　　　懐　　　懐
う　　　か　　　か
し　　　し　　　し
て　　　い　　　い
僕　　　音　　　匂
は　　　を　　　い
`　　　感　　　を
涙　　　じ　　　感
を　　　る　　　じ
流　　　 ﾟ　　　て
し　　　　　　　　
た　　　　　　　　
ﾟ

今 僕 君
日 の の
も 心 う
君 を た
の 洗 で
音 い 汚
色 流 れ
を し き
思 て っ
い く た
出 れ
す は
よ し
な
い
か
︎︎

たとえ忘れかけてても

すこし触れた時に脳にその時の記憶と

溢れそうな気持ちが流れ込んできて

わたしを力強く包むの

5年前

私に気持ちを伝えてくれた男の子。

遠く離れた場所へ引っ越してしまった


もう会えない、連絡もとれない

そう思っていたのに

名前で検索したインスタで繋がれて

神様、運命って


こういうことなのですか

新しい　季節の　訪れに

また　ひとつ　　　心の　区切りを　つける


茂る　葉を　　落とし　　身を　削いでゆく

樹々の　潔さに　　　梢の　凛々しさに


ふと　　懐かしいひとの　背中を　　想い出した

　　窓辺にて

　　　　本棚に　手を

　　　　　　　伸ばす　午後

　　　　　　　　　ぺージ　めくれば

　　　　　　　　　　　　よみがえる　過去

ある日

友達が

外国へ


私は

寂しかった


友達は

不安だったのかな

私は

その友達に

手紙を書いた


その子は

どんな気持ちだったのかな＿＿＿

打ち寄せる　白波を

言葉もなく　ただ　見つめていた

陽は　ゆっくりと　　水平線の　彼方に　沈みゆく

今日こそ　　大切なことを　伝えたい……

「決めたの　　あなたと　共に　生きたいと」

わたしの　声が　　潮騒に　消される　　その瞬間

わたしは　　あなたの　胸に　抱きすくめられていた

そして　あなたは　　確かに　言った

「これからは　オレたち　　どんな時も　一緒だな」


あれから　２１年・・・・・

あの　約束のきずなは　　今なお　堅く　結ばれて

今日に　至り　　また　　明日へと　繋がる

キミと最後に会ってから

もう三年

声も顔もキミの全てを

忘れようと思っていた

新しい人と過ごす毎日を

愛おしく思っていたんだ

でも、街ですれ違った時

キミだと気づいてしまった

僕はキミの背中に告げた

「　幸せになってね　」

ようやく、僕はキミを
思い出に出来そうな気がするよ

“ザザー”っと打ち寄せる波を眺めては君を想う

海ほど気ままではなかった

けれど他人の迷惑にならないくらいには自由がモットー

そんな人だった

誰にでも好かれたい訳じゃない

少しでも自分を見てくれる人がいればいい

そんなことを出会った頃から変わらずいい続けていたね

けどそんな君の周りには沢山の人が集まっていた

特別目立つわけでもない

取り立てて容姿が優れているわけでもない

言うなれば全体的に平均的...

けれど側に近寄りたい魅力があった

優しいその笑顔だったり

的確に突っ込んでくれたり

バカするときは誰よりも楽しそうに付き合ってくれた

間違ったことにはちゃんと怒ってもくれた

これからもずっと同じ道を辿るもんだと疑いもしなかった

それなのに君は突然この世界から消えてしまった

手も届かない

声も聞こえない

笑いかけてくれることも

一緒にふざけることも

怒ってくれることも

何もかも過去の事になってしまった

“ザザー”っと打ち寄せる波を眺めては君を想う

海ほど気ままではなかったけれど

君の表情はコロコロと変わっていた

一度だけ君と二人海に来たことがあったね

次はみんなで遊びに来ようと言ったあの約束

叶えられなかった...

あぁ、

“ザザー”っと打ち寄せる波を眺めては君を想う

あいたいな...

潤む　空

　　涙に　にじむ

　　　　　　　恋模様

　　　　　　　　　憧れ　淡く

　　　　　　　　　　　　来ぬ　君を　待つ

忘れてしまっていた
大切な気持ち
少女の頃の
あやふやな心
今では悪くなかったと
思えるよ
まだ大人にはなれないけど