凪葉・2025-01-10
独り言
戯言
苦しければ
吐き出すんだ
恐れることはない
吐き出してしまえ
興じるものがあれば
生きる糧と
なるのかもしれない
無意味に過ぎてゆく
平凡な日常
このままで良いかと
思案中
心の声が
聞こえない
生きているのか
死んでいるのかも
わからない
夜が深まる
月が私に
こう問い掛ける
「このままで良いのか」と
言葉を刻めば
悲しさも
苦しさも
少しずつ消化できるから
魂が震えるのは
生きたいと願う証だから
そのことを
忘れないでもらいたい
ありきたりな日常は
どこまでも続く
螺旋階段のようだ
業火の如く
燃えゆく炎が
過去の罪も罰も
燃やし尽くしてくれれば
どんなに楽に
なれるのだろうか
無垢な気持ちが
この世には
必要だと
無性に感じる
今日この頃
孤独であることは
決して悪ではない
だから
孤独であることを
恥じないで欲しい
聴衆は
富を求め
幸福を求める
だからこそ
この手を高く
突き上げるのだ
前に進むために
無駄な欲は
吐き捨てた
明日からは
最低限の欲望と
共に生きよう
誰かのために
なるならば
喜んで無償で捧げよう
その結果
誰かの生きる希望の
一部となるならば
それこそ本望だ
彼は言う
地獄巡りに
付き合ってくれないか
と