おるき・2022-08-08
抜錨
むずかしいものですね
"あいする"ということは
〈抜錨〉 ナナホシ管弦楽団
忘れられぬものだけが
美しくはないのでしょう
忘れることばかりが
人生ではないのでしょう
さりとて喜びとは 比べ往くでしょう
船よ 船よ 荒波の中で
流されずいられたでしょう
水底に根差す あなたと穿った少女時代
さよならする頃 強いられるのは抜錨
傷の数を数えて 痛みの数指を折る
一つあまり 小指は 愛しさのぶんね
辛いこともありましょう
あなたの所為もありましょう
それでも赤い糸 結わえているのでしょう
底知れぬものだけに
怯えるのではないでしょう
届かぬものばかりが
妬ましくはないでしょう
優しいことばかりが
優しさではないのでしょう
さりとて赤裸々では こそばゆいでしょう
羽よ 羽よ 人並みを望み
人波に拒まれては
皆そこを目指す
まだ葛藤があった少女時代
無辜でいた頃を 遠ざけるのは熱病
髪の長さ揃えて 爪の先を塗り直す
あどけない唇も色めき立つのね
叶うこともありましょう
叶わぬ人もおりましょう
それゆえ慰めずには
いられないのでしょう
羽
よ
花
よ
水
面
に
散
っ
て
傷の数を数えて 痛みの数指を折る
一つあまり 小指は愛おしさのぶんね
悔やむこともありましょう
わたしの所為もありましょう
いつかは赤い糸 断ち切るのでしょう
花びらにささやきを
哀れみから口づけを
懐かしんではじめて
過ぎ行くのでしょう
惑うこともありましょう
誰かの所為じゃないでしょう
難しいものですね愛するということは
〈ー終ー〉
花びらにささやきを
哀れみから口づけを
懐かしんではじめて
過ぎ行くのでしょう
惑うこともありましょう
誰かの所為じゃないでしょう
難しいものですね
愛するということは
昨日と今日で文化祭だったんだけど
私は高三だから最後の参加で
あぁもうこれで最後なんだって思ってたら
たまたま聞いてた曲に
「懐かしんで初めて 過ぎゆくのでしょう」
って流れてきて
さようなら 私の高校生活
未練なんてなくなるわけない
どんなに有終の美を飾ったって
もっともっと やりたいことはあって
どれも叶わない
忘れたり 振り切ったりなんてしたくない
ぜんぶを抱えて生きていく
難しいものですね
愛するということは
難しいものですね
愛するということは
꒰𓂃⚓𓊝꒱
惑うこともありましょう
誰かの所為じゃないでしょう
難しいものですね
愛するということは
꒰𓂃⚓𓊝꒱
傷の数を数えて
痛みの数 指を折る
一つあまり 小指は
愛しさのぶんね
辛いこともありましょう
あなたの所為もありましょう
それでも赤い糸
結わえているのでしょう
難しいものですね
愛するということは
優しいことばかりが優しさではないのでしょう
忘れられぬものだけが美しくはないのでしょう
忘れることばかりが美しくはないでしょう
悲しいことばかりが人生ではないのでしょう
さりとて喜びとは比べ往くでしょう
船よ 船よ 荒波の中で
流されずいられたでしょう
水底に根差すあなたと穿った少女時代
さよならする頃 強いられるのは
抜錨
傷の数を数えて
痛みの数 指を折る
一つあまり 小指は
愛おしさのぶんね
辛いこともありましょう
あなたの所為もありましょう
それでも赤い糸 結わえているのでしょう
底知れぬものだけに怯えるのではないでしょう
届かぬものばかりが妬ましくはないでしょう
優しいことばかりが優しさではないのでしょう
さりとて赤裸々ではこそばゆいでしょう
羽よ 羽よ 人並みを望み
人波に拒まれては
皆そこを目指すまだ葛藤があった少女時代
無辜でいた頃を遠ざけるのは
熱病
髪の長さ揃えて
爪の先を塗り直す
あどけない唇も
色めき立つのね
叶うこともありましょう
叶わぬ人もありましょう
それゆえ慰めずには
いられないのでしょう
羽よ花よ水面に散って
傷の数を数えて
痛みの数指を折る
一つあまり小指は
愛おしさのぶんね
悔やむこともありましょう
私の所為もありましょう
いつかは赤い糸 断ち切るのでしょう
花びらにささやきを
哀れみから口づけを
懐かしんで初めて 過ぎ行くのでしょう
惑うこともありましょう
誰かの所為じゃないでしょう
難しいものですね
愛するということは
最近【抜錨】っていう曲にどハマり
忘れられぬものだけが 美しくはないのでしょう
忘れることばかりが 美しくはないでしょう
悲しいことばかりが 人生ではないのでしょう
さりとて喜びとは 比べ往くでしょう
船よ 船よ 荒波の中で 流されずいられたでしょう
水底に根差す あなたと穿った少女時代
さよならする頃 強いられるのは 抜錨
傷の数を数えて 痛みの数 指を折る
一つあまり 小指は 愛しさのぶんね
辛いこともありましょう あなたの所為もありましょう
それでも赤い糸 結わえているのでしょう
底知れぬものだけに 怯えるのではないでしょう
届かぬものばかりが 妬ましくはないでしょう
優しいことばかりが 優しさではないのでしょう
さりとて赤裸々では こそばゆいでしょう
羽よ 羽よ 人並みを望み 人波に拒まれては
皆みなそこを目指す まだ葛藤があった少女時代
無辜むこでいた頃を 遠ざけるのは 熱病
髪の長さ揃えて 爪の先を塗り直す
あどけない唇も 色めき立つのね
叶うこともありましょう 叶わぬ人もおりましょう
それゆえ慰めずにはいられないのでしょう
羽よ 花よ 水面に散って
傷の数を数えて 痛みの数 指を折る
一つあまり 小指は 愛しさのぶんね
悔やむこともありましょう わたしの所為もありましょう
いつかは赤い糸 断ち切るのでしょう
花びらにささやきを 哀れみから口づけを
懐かしんではじめて 過ぎ行くのでしょう
惑うこともありましょう 誰かの所為じゃないでしょう
難しいものですね 愛するということは
抜錨 傷の数数えて痛みの数指を折る
ひとつあまり小指は愛しさの分ね
難しいですね 愛する ということは。
/抜錨より/🐬
難しいものですね、「愛する」と言うことは
最近「抜錨」っていうボカロにハマったんだけどさ、私はこの曲を1年ぐらい探してたのよ。Tiktok見てたら急に流れてきてビビった。
ありがとうTiktok( ᷇࿀ ᷆ )
抜錨は本家ももちろんいいんだけど、個人的にウォルピスカーターさんの歌みたが狂おしいほどに好き。