達也・2017-10-23
散歩道
『散歩道』
時には笑いお喋りをして
眩しい朝焼け遊歩道
青空の下アスファルト
時には黙って寄り添って
夕焼け染まる田舎道
夜の公園ふたりきり
気付けば誰もいない道
君と歩いた散歩道
一人で今も歩く道
足あと探す散歩道
透明な空に
1滴ずつ混ざる
蛍光のオレンジ色は
夕焼けをつくってく
鉄道橋過ぎる電車
響くその音は
心を走らせ
耳を熱くする
夕陽に濃くなる蜜
川を漂う潮の匂い
切ない想い
連れてくる
私の心は一人じゃない
いつもあなたが心に居るから
これからの人生は
あなたと歩く
散歩道
公園の遊歩道を歩いた時
落ち葉を踏む音が
秋を感じさせる
あなたと歩く散歩道は
きっと、懐かしいあの頃のように
優しい空気が流れるだろう
散策して
寄り道をして
回り道をして
けもの道にワクワクして
うっかりケダモノに出会ったりする
逃げる事より
手懐ける事を考えてしまう
だから傷だらけになるんだよ
なんて
ひとりツッコんで笑ってみたりして
チョコと歩く散歩道
公園を出た並木道で
いつも、すれ違う
フレンチブルドッグ
うちのチョコに興味深々
チョコも匂いを嗅いでいる
しばらく、
やりたいようにさせてたら
同じ様に見守っていた
相手の飼い主さんと目が合った
ん?見た目は若い、イケメンだ
独身かな…
イヤイヤ、その年で独身でも
犬は飼わないでしょ
あっ…そんな事
どうでもいいっか
軽く会釈して別れる
何となく、後ろ髪引かれるなぁ
…これが、あと5回続いたら
この出会いを
「運命」と名付けてみよう
遠回り
川沿いの土手の上
足裏に跳ね返る
春を踏みしめた
静かな流れに
水面(みなも)映る街並み
鼻歌が春と結んで
風に飛んでく
久々マスク無しで風と春を感じて
歩いた散歩道
愛のパーツは今、君と探しに行くんだよ
空を見上げたら飛行機雲
この空を見上げた君が俺と同じ時間を少しでも過ごしていることを願って見上げた今日だった
この季節に
街中にある 彩りは
紫陽花の花
他の花と違い
大ぶりで
情緒があって 少しずつ色違い
やはり紫陽花は
お寺が似合うと
思うのは わたしだけかな
お寺の前では
外国人が記念撮影
雨に濡れると 生き生きしている
雨の日の
散歩道
楽しみは
アジサイの
きれいな花を
眺めては
立止まる
風情かな
繋ぐ手の温かさが
安心に変わる
そんな
季節になって…。
君と
手を繋いで歩いた
あの道を
また
君と歩きたい…なんて
思ったりして…。
散歩道
七色の虹が現れ散歩道。
草むらの
緑香れば
ゆるりと歩き、
「タンポポ」が小さく美し
足を止める。
ふと、
花言葉を思い出す。
日差しの中のあなたの笑顔が眩しい
そんな真夏の散歩道