#春一番

とっても寒かった冬が
やっと終わる
何となく気付いてた想いが
今　動き始めた

どこかで期待していた
その言葉が
嵐のように
心に吹き荒れる

あなたは
わたしの中の雪を溶かしてくれた
わたしの冬をどかしてくれた

あなたは
わたしの春一番なの

あとは
この恋に
いろんな花を
咲かせましょう

抱きしめていた想いと


留めていた未練を


春一番が奪ってく


私の腕を離れて


花びらと共に舞い上がる

春風と 短いスカートを
君は嫌がるけれど
私は いつも君の瞳しか

夕凪に渚で波と戯れて
素足で水飛沫を跳ね上げる君

夏のレンズは被写体を捉え
虚像が実像であるかのように

いつしか動き出した

喧嘩別れをしたのはひと月前

後悔を浜風にさらし
夢は夢であって欲しいと

励ましの春一番を受けながら

まだ冷たい手に持つ
心のスケッチブックを綴じた

今 ニュースで

知ったんですが


今日 春一番が

吹いたんですね！


おめでとうございます！


これで寒さからも

お去らばですね！


雪が見れないのは

悲しいけれど


満開の桜が

観れるとなれば


それはそれで

心が踊ります



早く満開の

桜が見たい！


桜吹雪の中で

見る桜は


それはそれは

幻想的で


一時

今(現実世界)を

忘れさせる


その光景は

今も忘れ(られ)ない