#景色

君と過ごした景色を

忘れぬようにシャッターを切る


「イルミネーション好きなん？」

笑って問いかける君


光ってる街に興味はない

「まあね」不器用な私の返事

バスの景色を眺めながら

好きな音楽を聞いて


ただ君を想う日々が好き

それだけで幸せなんだ

君と出かければどこだって

色鮮やかに見える。

ラムネのビー玉から覗いた空
飛行機雲が線を描き
瞬く間に雲の奥に消えてった ⋆

見慣れた景色

貴方が居ない

見えない

心に余裕のない時、あえて空を眺めるようにしている

流れる雲や羽ばたく大群に気を取られ
余計な事を考える暇もなく
飛んでるな、綺麗だなって単純な思考に戻って
頭も心も体も立ち止まらせる事ができる

少し余裕が出てきて
得意の考え事で楽しくなっている自分がいる

空があれば私は自分を取り戻せる

空を眺める気持ちだけは忘れないでいよう

艶やかに着飾った夏景色

熱を帯びて熱気に包まれて

空の強い光が目を刺すの

頬を撫でるぬるい風が

肌で感じろと囁き立ち去る

真っ白で幻想的な朝

夢でないことを祈る

東関東大会に
今のメンバーで、
大好きな先輩たちと、
宇都宮に
行けますように

先生がいつも教えてくれる
特別な｢景色｣を
皆で見れますように

悔し涙じゃなくて
嬉し涙で皆の瞳が濡れますように

海に行けば
一面の白い浜辺
煌めく波…潮の音
誰かが置いていった痕跡　
山に行けば
見下ろす町並み
美しい自然と貴重な生物
誰かが置いていった痕跡

どっち大好きだから
その痕跡をどうか残さないで

当たり前だと思ってた　
一緒に過ごしてきたから

二口小説「恋心はメロンソーダ」　　

俺は片想いをしてる
彼女の名前は舐瓜　蒼
俺御剣　翡翠は…　

ずっと声すらかけるも
難しかった　
どうやって話そうか？
嫌われたくない
俺なんて…

そう思ってた

そんな時彼女が絡まれてた
嫌そうな顔をして
泣いてたのだ

そしたら体が勝手に動いてた

「何やってるだお前ら辞めろよ？
蒼さんが嫌がってるだろ！」

そしたら成り行きで
蒼と仲良くなれた

高校2年の登校中に
俺が急かしたばかりに
キキーッ！！

「蒼！危ない！」

手遅れだった…蒼は交通事故に
巻き込まれて植物人間状態と
なってしまった…

俺は怒られた。
蒼の両親にも俺の親にも
人生が崩れる音がしたんだ

それでも一番辛いのは
蒼だ
こんな状態でずっと息をして
生きている

俺は毎日蒼に会いに行った
蒼の両親に最初は嫌がられたが
俺の熱量に負けて
途中から許してくれた

高校も卒業し短大に行き
俺は気づけば２０歳になっていた
蒼はまだ生きている

「蒼？起きてるか？」

「今日は花束を持ってきたんだ
珍しいだろ？緑の花なんだぜ」

「俺のせいで苦しい思いさせて
本当にごめん、何度謝っても
許されないよな」

だから、蒼にコレ…

小さな青い箱俺はソレを蒼の前で開けた
「結婚指輪、エメラルドの…」
俺は蒼の小指そっとはめて

「好きです。結婚して下さい」

そしたら奇跡が、起きた。
蒼が泣いてるのだ
今まで何も反応すらなかった
蒼が…
口を動かして何か伝えようとしてる

先生！先生！
蒼さんの意識が！
一緒にいた看護師が慌てて
部屋を出ていく

「ﾋｽ…ﾜﾀ…ｽ…」
何か小さい声で聞こえた
間違え無く蒼の声だった

俺は彼女をコレからも
支えて行く

あの時の青春の甘くて爽やかな
恋心はクリームと混ざり合い
奇跡を、起こした

嗚呼…恋心はメロンソーダだ。

end

広がる青空や、煌めく星空。


様々な色や風景に変わる空は、


怒りや悲しみ、それら全てを

優しく包み込んでくれる。


下に味方が居なくとも、

上には、常に見守ってくれる


心強い味方がいるんだよ。

心のシャッター。。
切るのは、一瞬、、なのだから、、

そこまで、前後関係、、
とらわれなくて、いい。。

何のために毎日猛練習してるか
そんなの、決まってる

｢東関東大会出場｣

それだけを追い求めてる

乗り越えて初めて見える景色を
顧問の先生たちと部員全員で
悔し涙じゃない、
嬉し涙で霞む景色を
あの広い輝くホールの3階席を
絶対に、見たいんだ

君を想って泣いた夜明けの景色は

暖かな光に包まれていた