最愛の貴女へ捧ぐ言の葉
貴女がこの世を去って
四年もの年月が経過しました。
四年分の星が夜空を駆け巡りました。
忘れもしないあの夜のあの瞬間。
私の中で何かが欠けてしまいました。
別の世界へと旅立った
貴女の後を追う為に
何度死を望んだことか。
絶望の淵を彷徨い
何度足を踏み外しかけただろう。
貴女は何に苦しみ
何に怯えていたのですか…
貴女は自らを手にかけたとき
何を感じていたのですか…
貴女はロープが首に食い込むそのとき
何を思ったのでしょうか。
貴女が追い詰められていたことは
知らなかった。
貴女と最後に話した日
貴女は元気がないように思えた。
でも、特別違和感は感じなかった。
感じることが出来なかった。
長旅で疲れたのだろう_と。
そう思っただけだった。
しかし、その約1ヶ月後。
突然の別れは私を待ってはくれなかった。
私達家族が予期できなかった死。
突然の訃報に私は狂いました。
家中を駆け回り、狂い叫んだそうです。
私は当然記憶はないのですが
妹がはっきりと私の
その姿を覚えていました。
とにかく私の狂いようは
凄まじかったらしいのです。
それでも、案外私はすぐ正気に
戻りました。
遠方から来る親戚に気を遣えるほどに。
そして、貴女に弔辞を読みました。
貴女に贈る最初で最後の手紙が
まさかこんな形になるとは…
思ってもいませんでした。
まだ、一緒に旅行に行きたかった。
美味しいものを食べたかった。
沢山話したかった。
その願い虚しく貴女は
空へ舞いました。
寂しくて…悲しくて
虚無感に押し潰されそうです。
それでも、私は生きて行きます。
いつか、私がしっかりこの世で責務を
全うして、貴女のいる世界へと
旅立ったとき…
抱き締めてほしいのです。
『久しぶり』と華のような笑顔で
笑いかけてほしいのです。
それだけが私の貴女に対する願いです。
貴女は永遠に私の希望です。光です。
愛しています
この想い天へ届け