#木の葉

木の葉は少しずつ枯れていくけど

〝ごめんなさい〟

貴方からのたった一言で
僕の想いは一気に枯れるんだ

『秋の道』


少し風が冷たくなり、

木の葉も色づき、秋模様。


舞落ちてきた枯れ葉の上を、

君と並んで歩く。

「少し風が冷たくなったね。」

なんて言いながら。


歩く度に、軽快な音を鳴らす枯れ葉は

まるで、今の私の気持ちのようで＿＿＿

　　積み重なるたびに辛くて

　　　　　積み重なるたびに楽しくて

　　　　　　　　積み重なるたびに“幸せ”

秋の木の葉が舞う季節に　
二人の初々しい恋は
生まれました

少し風と…

戯れていた

だけ…

なのに…

もう戻れない

水面に

流した涙など…

誰にも見えはしない

天を仰いでも…

私の居場所はここなの…

だから

漂いながら

好きを…

探すの

ため息をつきながら

橋を眺める。

木の葉から朝露が一滴、落ちる。

「あ........。」

少し揺れている水面に

感情を押し付ける。

自分の心にひびが入ったような、

そんな気がした。

裾野は初夏の
強い陽射しを浴びて
燦々と光を蓄える

吸収した森は
木の葉を従え
肥沃な大地の上を
青々と生い茂る

せせらぎを聴きながら
さわさわと
そよ風が吹き抜けて

ゆらり風に舞う木の葉のように、