#柔和な温度

飛ぶことを諦めたくなる程に嗤われたね

それでも私は再び空を飛び始めようか

嗤い声よりも遥か遠い方角に向かって

新しい時間が迎えにきてくれたね

また集う言葉たちと旅をしようか

既存の色には染まれないみたいなので

新しい色と仲良くなれることを願うの

嬉しくて零れる涙もあれば

苦しくて流す涙もあるから

涙を否定しない僕でいてよ

心が黒に染まってしまっても

咲っていたい心があるのです

満開になってくれた関係に感謝

変わらず咲いてくれますように

諦めなくていい理由を

僕は探しているのです

君が育てた花が咲ったように

私の育てた言葉も咲けるかな

「君らしくない」って言われても構わない

それも私の一部と思えばどれかの私が笑う

自分を大きく見せるくらいなら

自分の心を大きくした方がいいね

温かい春のような君に会いたくなった

冷たい冬のような私でも咲いたいから

僕と君はお互いの涙を知らないから

いつか二人の涙が出会ったその時は

「はじめまして」の挨拶をしようか

芽吹いた想いたちに種を蒔いた

紡いだ言葉たちは咲けましたか

心配してもいいし気にしてもいいけれど

その気持ちが過度になりませんように

箱を抱えて何処へ向かうのだろうか

今は未定でもいつかは着地させてね