#桜散る頃

未来の僕達へ

贈る言葉は1つ

"君に会えて 良かった"

この思い いつまでも


未来の僕達は

真っ直ぐに前向いて

光る夢と 明日へ

歩いてく どこまでも

私の家の近くに
川があり
その川沿いに
桜並木があり
その下は遊歩道があった

夏は毛虫が降ってくるから
気をつけないといけないけど
春は､本当に見事だった

今年はちょうど満開の日に
まさとデート出来たので
川沿いを
手を繋いでずっと歩いた

川沿いの桜は
川の中まで花のついた枝が垂れ
川の端を覆い
途中の橋から眺める人が
多くいた

もう少しすると
川の流れに桜の花びらが
筏の様に連なる

また､桜並木の遊歩道は
目の前が本物の桜色になる
美しい道だった

ねぇ、この香りは
桜の香りだよね

うん僅かな香りだけど
このくらいあると
よく香るね

風が吹くと
花びらが散り始めていた

すると､グッと寒くなり
急に雪が降り始めた

空は雪雲
降りしきる雪
その下を桜吹雪が散る

なんてキレイな景色

二人で一緒に見れた事
神様に感謝した

立ち止まり二人で
ずっと見てた

ふと､少し先に走り
振り返って呼ぶ

ねぇ、まさ
ゆっくり歩いて来て

美しい花びらと雪の中
王子様が迎えに来てくれる

私は幸せな女の子だ

まさもまた
桜色と桜の香りの中
お姫様を迎えに来たよ

そう言って
お姫様抱っこしてくれた

キャぁ、重いから下ろして

近くのベンチに
そっと下ろしてくれる

冷えてない？
唇が青くなってきた

No.6
桜散る頃～僕達のLast song～

中2の卒業式全校合唱

お世話になった先輩との最後の曲。
歌いたかった。でも、また中1と同じ状況になった。
声が出ない。
みんなを信頼してないわけじゃない。自分の声が上手く聞こえなくなった。
耳がこもるような感じで聞こえた。
音が上手く耳に入らなくて、歌えなくなった。
歌いたかった。最後の曲。
後悔と申し訳なさで涙が出た。
卒業式の寂しさでかき消した。
家でたくさん練習した。声を出した。それでも歌えなかった。
聴く度に胸を締め付ける。そんな曲。

桜散る頃

未来の僕達へ
贈る言葉はひとつ
君に会えて良かった
この想いいつまでも
未来の僕達は
まっすぐに前向いて
光る夢と明日へ
歩いてるどこまでも
歩いてるどこまでも,，

桜散る頃

あの頃は君と寄り添って




いられたら、どんなに良かっただろう？
そんなことしてくれる人、友達にいない。
母や父しかいなかったんだ。
友達がいない事が、無性に寂しくて、今、人によってはムカつくであろう言葉を吐いてます。