#止まった時間

あの日から私の時間は止まっている｡
あなたがいない日々｡
色褪せた日々｡
もう一度だけでいい｡
あなたの声が聴きたい｡

止まった時間を過ごす僕に
君は迎えに来てくれました

僕の時間が止まったのは

｢あの日｣

君が僕を殺そうとした日

君　　眠　　巻　　止
に　　っ　　き　　ま
逢　　た　　戻　　っ
い　　ま　　す　　た
に　　ま　　よ　　時
行　　の　　う　　間
く　　　　　に　　　
ﾟ

止まった時間を動かすために

旅に出ようか

季節が巡るたび


思い出して


寂しくて


悲しくて


心がまだ痛いの

煌めくことを忘れた瞳は、
何のために世界を映すのだろうか

　自分の醜さを知ってから

　面と向かって話をするとか友達になるとか


　そんなことが怖くなった

『死にたい』って

思った時から

僕の時間は止まったまま

僕の中で止まった時間

君がいなくなった時から動かない僕の中の時計

動かない秒針

二度とこの時計が動くことはないんだろう

久しぶりに早起きをして

あくびをひとつ。

お気に入りの洗顔を

ふわふわに泡立てて

ぬるま湯で洗い流す。

歯磨きと手を洗って

エプロンを結ぶ。

紅茶のスコーンと

抹茶とチョコの

アイスボックスクッキーを焼いて

生クリームを鍋に入れて

沸騰したらチョコ入れて

粉々にくだいたビスケットに

溶かしたバターを入れる。

そこに生チョコを流す。

2時間寝かしてる間に

まとめていた髪を下ろして

梳かして

緩く巻く。

金木犀のヘアオイルをつけて

桜のピアスをした。

あおい箱に

クッキーとスコーン

生チョコタルトを詰めて

桜のリボンを掛けた。

白のニットワンピに

ニーハイブーツを履いて。

キミの好きな

好きだった

お菓子を持って。

金木犀薫る道を沿って

キミに逢いに行く。

　　　　　　　　　　　　　柊

あの日から
僕の時間は止まったまま

世界の時間は
1秒、また1秒と
時を刻んでいるのに

僕の時間は
ずっと止まったままだった＿

繋ぐこの手を離さぬように_

いつからだろう

どこで間違えたんだろう

どこでおかしくなったんだろう

私はずっと何も成長出来ていない

どこか背伸びをして大きく綺麗に見せている

ずっと、ずっと。

みんな前に進んでるのに、私は止まったまま

何してるんだろう。