夜桜 俺 垢変・2023-12-08
backnumber
水平線
35
心は誰にも見えないのだから
見えるものよりも大事にするといい
風に揺れる花菱草を眺め
水平線に連なる橙色の
美しさに見とれながら
君と手を繋いで
夏の日に 輝く水平線
光の先で誰かは恋の喜びに溢れて
その先で一瞬に僕は恋を失った
水平線に沈む夕陽
少し
暗くなった
空を見上げ
そこには一番星が
海の向こうに
見える
水平線に
まだ、見ぬ
君の姿を重ねて
"水平線の向こうにいきたい"
水平線の向こうに終わりはないのに
君があまりにも真剣に言うものだから
少しくらいなら行ってみてもいいかな
なんてね
誰かが幸福の絶頂にいるとき
誰かは不幸のどん底にいるかもしれない
誰かが大切な人と巡り逢ったとき
誰かは最愛の人を失っているかもしれない
誰かが輝かしい栄光を手にしたとき
誰かは静かに涙を流しているかもしれない
伏目がち
君の瞳に映るもの
空とは言わぬ
水平線見て
心は誰にも見えないのだから
見えるものより大事にするといい。
水平線をずっと眺めて思うのは
君と笑いあったあの日の事だった
水平線の向こうより
隣の君が気になります
よく海へ走った
キミと追いかけっこした
水平線の向こうに
叫んだこともあった
今では
懐かしい
キミとの思い出。。。
水平線 back number
出来るだけ嘘は無いように
どんな時も優しくあれるように
人が痛みを感じた時には
自分の事のように思えるように
正しさを 別の正しさで
失くす悲しみにも 出会うけれど
水平線が光る朝に
あなたの希望が崩れ落ちて
風に飛ばされる欠片に
誰かが綺麗と呟いてる
悲しい声で歌いながら
いつしか海に流れ着いて
光って あなたはそれを見るでしょう
自分の背中は 見えないのだから
はずかしがらず人に 尋ねるといい
心は誰にも見えないのだから
見えるものよりも大事にするといい
毎日が重なる事で
会えなくなる人も出来るけれど
透き通るほど淡い夜に
あなたの夢がひとつ叶って
歓声と拍手の中に
誰かの悲鳴が隠れている
耐える理由を探しながら
いくつも答えを抱えながら
悩んで あなたは自分を知るでしょう
誰の心に残ることも
目に焼き付く事もない今日も
雑音と足音の奥で
私はここだと叫んでいる
水平線が光る朝に
あなたの希望が崩れ落ちて
風に飛ばされる欠片に
誰かが綺麗と呟いてる
悲しい声で歌いながら
いつしか海に流れ着いて
光って あなたはそれを見るでしょう
あなたはそれを見るでしょう
歓声と拍手の中に
誰かの悲鳴が隠れている
波の向こうの水平線
視界を遮るものは
他に何もなくて
空を映すように
海へ溶け込んでいく