#永遠の別れ

＿＿どんなに「時間」が立っても

「君」を忘れるのは無理みたい

君が最後にくれたのは、「永遠の別れ」でした。

あなたの幸せを

誰よりも願っています

あなたにはずっと笑っていてほしいから

もう二度と

会えないならしがみついて

離さなけりゃ良かったな

君の弾けた笑顔は


もう見れない。


君の拗ねた顔も


もう見れない。


絶対守ってあげるからね。


僕は君にそう誓った。


そしたら君も


ありがとう！私も守ってあげる！


そう言って、笑ってくれた。


その笑顔を見て誓ったんだ。


命に変えても、僕はこの子を守るって。


けど実際、守られたのは僕だった。


初めてのデートの日


僕は浮かれすぎて


後ろから迫ってくるトラックに


気づいていなかった。


キィ______________､､､。


僕は無意識に、君を突き飛ばした。


安全な場所に、突き飛ばした。


つもり、だった_________。


『ダメっ！』


彼女が僕を、突き飛ばした。


ドンッ_______________。


嫌な音がなった。


頭が真っ白だった。


道路の真ん中に


僕の愛する人が血を流して倒れてる。


それも、僕を庇ったせいで。


『うっ______』


道路が君の血で染まった。


途端に群がる野次馬は


助けるどころか、面白がって


動画を撮っていた。


『見てるくらいなら助けろよ！』


僕は思わず、そう怒鳴った。


僕の声で、周りは変わった。


動画を撮る人達は撮るのを辞め、


救急車を呼んでくれた。


大丈夫だよ。僕が着いてるから。


絶対に、大丈夫______。


僕は君に言い聞かせた。


死ぬ未来だけじゃなくて、


生きる未来があることを。


君にわかってほしかった。


救急車が来た。


けれどその時には、もう手遅れだった。


僕は目の前が真っ暗になった。


僕を庇ったせいで_____。


生きるべき君が死んだ_____。


あれから1年。


今日は君の、一周忌の日。


君のご両親に頼まれて遺品整理中。


その中で、気になるものを見つけた。


『お母さん､これは､､､』


君の日記だった。


『､､､っ！』


中を読んで、僕は号泣した。


『余命､､､半年､､､？』


わけが分からなかった。


混乱する僕に、お母さんがこう言った。


『病気、だったの』


病気____。


『私が死んだら、私の分まで生きて_』


日記の最後には、こう書いてあった。


そして、その下に_____。


『ごめんね。ありがとう。愛してる』


泣きながら書いたんだろう。


字が滲んでる。


『おかあ､､､さん､､､っ！』


僕は、ダメ人間です。


娘さんが死んだのは、僕のせいです。


だから､､､だから僕を。


死なせてください_____。


なんて、言えなかった。


『この子の分まで、生きてくれる？』


『もちろん､､､です！！』


僕は自然とそう答えていた。


君って、本当にいじわる。


こんなに僕を泣かせれるのは


この世界で君だけだよ。


そしてここまで本気にさせられるも、


この世界で、君だけ。


僕は、もう少しここで生きるよ。


だからもう少し、待っててくれない？


僕がおじぃちゃんになるまで。

「さよなら」なんて

　消えてしまえばいい。

"さようなら"じゃなくて

"またね"ってまた会える希望を

持たせる言葉が欲しかった

愛を失くし

膝を抱えた街には

音のないエンディング

銀幕の雨が降る

大切な人との別れは

どんなに頑張っても

きっと 後悔は残ってしまうもの

『ねぇ、笑って

お願いだから

最期に笑った顔が見たい』

















私は

涙をためながら

精一杯の笑顔を見せた

そしたら

キミはニコッと笑って

悲しそうに

でも

安心したような顔で

永遠の眠りについた

迷宮ダンジョンという名の

職場を後にしてバイクに飛び乗った

今日は君に会いに行こう


スターチスの花束を抱えて

私のお母さんの実家に
犬が5匹いてね。
みんなおばぁちゃんおじいちゃんになって
ちょっとまえから残り1匹だったの。
この最後まで残った子はね、
私が小さい時から1番かわいがってた子でね
最近会えなくて近いうちに
会いに行こうと思ってたのね。
そしたらさ、夜中に死んじゃったんだって。
今日は部活があったし親も妹の試合があったから
お葬式にも行けなかった。
最後に会いたかったな。

別れは突然

失ってから気がついた僕は

間違いなく
世界中の誰よりも愚かだろう

あの日、絶対また


生きて逢うって


約束したのに

いつか必ず別れはやって来るから

傷は浅い方がいいだろって

ずっと思ってたよ