🌼Maria🌼・2023-08-06
ポエム🌼
強くなりたい
泣き虫な私
優しい言葉を 胸に抱きしめて
今日からは
少し 強く生きたいと願って
大人になって
いろんなものを見てきて
取り繕ったり
平気なふりをしたり
耳を塞いでやり過ごしたり
器用に生きる術を
身につけてきたはずなのに
時には子供のように
ただ思いっきり
泣いてみたいと思うんだ
大丈夫と
笑ってみせたあの日から
そっと ひとりで泣いてるなんて
アナタは 知らない
なんだかもう
いろいろあってね
朝から
涙が
止まらないのよ
今日、意を決して
連れ合いの引き出しを
片付けました。
懐かしいものや
忘れていたものや
私の知らないものもあって。
結局、あまり捨てられなくて
ほとんどは
衣装ケースの中に一旦保管。
もう、開けて見ることも
ないかもしれない。
でも、やっぱり捨てられなくて。
片付けながら
自分でも訳の分からない涙が
あふれてくるのでした。
それは いつも 不意打ちで
私は 毎回 泣かされる
こんな静かな夜には
貴方の思い出が
胸の奥から
こぼれてくるの
―ほろほろと
楽しかった
思い出ばかりなのに
どうして
涙があふれるのかな
―ぽろぽろと
どうかお願い
そっとしておいて
今あなたにふれられたら
心のダムが決壊して
涙があふれてしまうから
明け方の夢
貴方は確かに
其処にいたの
いつもと同じように
笑っていたの
子供たちと
猫と
貴方と
肩を揉んでた
手の感触が
まだ残ってる
醒めないで
もう少し
一緒にいたいの
消えないで
泣けてくるから
自分の嗚咽で
目が覚める
やっぱり夢だった
幸せの残滓
儚い幻
*
もういない貴方に
免許証の
更新葉書が届く
そんなことが
とても
とても切なくて
助けてって
何度泣いたって
この声は誰にも届かない。
行っちゃったね
綺麗な
青空なのにね
空が泣いてくれてた
今日は
連れ合いの月命日でした
朝からずっと
何だか気にかかり
この時間になって
また思い出してしまいました
今日の私
やたら泣き虫です
涼しいうちに
ちょっとでも片付けしよう
そう思って2階の和室にいったけど
貴方のものが嫌でも目に入り
片付けながら
いつの間にか泣いてしまう
まだまだダメだなあ…私。
雨の朝
手持ちぶさたなこんな日は
あなたの思い出が
胸の奥からこぼれてくる
静かな雨音を聞きながら
何をするでもなく
コーヒーの香りに
心を酔わせていると
テーブルの向かいの席に
あなたが座っているようで
優しく笑っているようで
…泣き虫な私に逆戻り