#消しゴム

間違いを消せる消しゴムより

心の傷を消せる消しゴムが欲しい

こんな記憶いらない。

私はもう忘れる。


そう思っていたのに、

急いで消しゴムで消した思い出は

まだ心に張り付いていて


今も尚残っていた＿＿

消しゴムに書いた君の名前



結局　使いきれなかった

好きって書いて消した紙上


僕の筆跡で気づいてよ。

心の傷が消える消しゴムが
欲しい｡
もし､そんな消しゴムが
この世界のどこかで
開発されたら､
どんなに遠い国でも
買いに出かけるのに｡
どんなに値段が高くても､
貯金してまで手に入れるのに｡




なーんてね､何を私はバカなことを考えているのだろう？

消しゴムでも消せないこの感情に
何度、傷付けられただろうか

過去というものは、

消しゴムで擦っても消えないから、

代わりに僕は、

ただただ、笑うんだ＿＿。

消したいものをなんでも消せる








消しゴムがあればいいのに

後から後悔したって

もう過去は変わらないことを

ずっと前から知ってる。

そして、修正できなく

儚く終わってしまうんだ。













私は筆箱にも心にも

修正テープなんて持ってない。

あるのは 消しても 消しても

薄く字が見えてしまう

消しゴムだけ。

その消しゴムで消したって

間違ったところは消えないし

過去も消せない。












その文字を消すよりかは

きっと新しい紙をもってきて

新たな文字を埋めて行く方がはやい

それに消せなくて

イライラするよりずっといい。











心も同じく

その記憶を消そうとするよりか

きっと新しい相手と思い出を作り

その相手との物語を作る方が

きっと人生楽しいだろう。

嫌な思い出全部、
　　　消しゴムで消してしまいたい。

でも、嫌な思い出は、
　　　ボールペン、いや、
油性のマジックペンのように、
　　　そう簡単には消えてくれない＿＿＿

消しゴムが落ちた。
( ﾟдﾟ)ﾊｯ!

拾ってくれた時のその笑顔で
(●´ω｀●)

私は恋に落ちた。
（//∀//）

たくさんの気持ちを消しゴムでこすって消してきたけど、

この気持ちだけはこすっても消えてくれませんでした。

「君が落とした消しゴム」
そこから私の
長い長い
”片思い”ストーリーが
はじまった

この気持ちだけは


消せません

椅子を引いて響く音が聞こえる

消しゴムを落とす音が聞こえる

ノートに書き込む音が聞こえる

飛行機の音が聞こえる

当たり前がなくなる音が聞こえる＿＿＿