#涙の色は何色だい？

君が傍に居てくれるなら

他に何も要らない

そんな強がりさえも言えなくて

君に会えない時間が増えたからといって

忘れられるとは限らなくて。

貴方の事を想い

流した涙の色は桜色

私には貴方を
忘れる事なんて出来ない
ただずっと貴方を思い続ける
諦めの悪い奴なんだよ

秘密主義な君の心を

覆う雫があったなら

僕というボロ布に

染み込ませてくれていいんだよ

意地の悪いこの恋が

忘れられなかったのは貴方が

優しすぎたから

笑い過ぎて零れる涙は、幸せな色

辛くて悲しくて溢れる涙は、光を通さない色

怒りで落ちる涙は、血の滲んだ色

心打たれ流れる涙は、とても澄んだ色

君を想い漏らす涙は、何色になるのだろう

君の頬を濡らす涙は、何色なの

貴方に寄り掛かって良いのなら

私の桃色の涙

全部さらけだして泣いても

許してくれますか

君の涙が透明なのは

誰にも気付かれない為かしら

貴方のことを考えている

時間が1番幸せで1番辛い

・・・








君の仕草で解るほどに

君から言葉でつぶやく先に

君の瞳が遠くを見つめる前に






君への想いが重なり合えば

君を強く抱き締めるよ



僕の瞳に










虹色の涙が溢れる

•

君を思い出したらさ

毎度涙が止まらない

辛くても悲しくても

涙は出ないのに何で

君の瞳から流れる涙は
冷たくて、鋭い色だった

君は背を向けて
僕を睨みつけると、去っていった

呼び止める声なんか、出なかった
ただ、小さくなっていく君の後ろ姿を見つめるだけで。

口の中に、塩辛いものが滑り込む

何色でもない、
透明な涙が、僕の頬を撫でていった

あぁ、君がいなくなったら
大切にしたい、
守りたい人が目の前から消えたら
涙の色の感情も、
消えてしまうみたいだね

君から溢れた気持ちは小さくまるい球体となり、重力にしたがい、ゆっくり落ちていった

枯れた瞳からは
涙も流れず
涙を流す意味さえも
忘れてしまった


けど
投げやりでも
無感情でも
ないんだよ


ただその場所に
とどまることだけが
怖いだけ