霖馨・2024-08-01
猫系彼氏
思い出のお洗濯
猫みたいに君が不意に抱きついてきて
どうしたのなんてシラを切ってみるけど
本当は嬉しくてたまらなかったのよ
貴方に依存してほしいなとか
貴方からの愛が重くあるように
願っちゃうのは私が
安心したいからなのかな。
何見てん(肩に顎をのせ
オモロい?
ほー…
僕にも見して。(スマホの画面を覗いて
なぁ。
これほんまにオモロいん?(頭を肩に乗せて
…
わからんわ…(私の髪を撫で始め
…(首の匂いを嗅いで
…ええ匂いするな自分。(ふふっと笑って
「遊んでっ♪」
「…今忙しいから無理」
「うー…ゲームしてるだけじゃん」
「…俺にとっては忙しいの」
「構ってよ〜!暇だよ〜」
「…あーもう、うぜぇな。ちょっと黙って。向こう行けよ(怒)」
「はーい…(スマホ使っていよっと)」
15分後
「彩…構って、暇すぎる」
「今は忙しいからごめんね」
「…俺よりスマホのほうがいいの?」
「…自分だって、さっき構ってくれなかったじゃん?」
「…今、彩と遊びたくなったの」
「イ・ヤ・だ!向こう行ってゲームしてれば」
「ごめん、なさい…俺が悪かった…です」
「…たい焼き買ってきてくれたら許してあげるよ」
「ん、行ってくる」
3分後
「買ってきたよ」
「半分こしよ」
「くれるの?ありがとう」
「こちらこそ買ってきてくれてありがとう」