#生きてください

幸せですか。






















あなたは今、胸を張って幸せだと言えますか

生きていてよかったと思えますか

生きたい、生きていたい、そう思いますか

そう思えるのは素晴らしいことです

なぜなら私は思えないから

幸せなんて分からないから

でも、私もあなたも生きています

生きてみませんか、私と一緒に

こんな醜い世界もう嫌かも知れないけど

あと少しだけ生きてみませんか

案外好きに慣れるかも知れないから

明日、生きていてよかったと思えるかもしれないから

笑えるかもしれないから

自分を救ってくれる人に出会えるかもしれないから

独りじゃないって思えるかもしれないから

全てのことに失望してしまったとしても

忘れないで

私がいること

生きる価値があること

生きていい人だということ

素敵な人間だということ

この世に必要ない人なんていないから

私にはあなたが必要だから

あなたが死ぬなら私も死ぬ

それぐらい大切だから

最後にひとつだけ＿



一緒に出かけてみませんか

幸せを探す旅に＿

　　　　　　　from.杏

生きてることが当たり前だって〃

当たり前があることが当たり前だって〃

明日があることが当たり前って〃

身の回りにある誰かの優しさが当たり前すぎて

身の回りの環境が当たり前すぎて

僕はこの世界の片隅のどこかで

誰かが苦しんでることを考えたことがなかった

例えばご飯を食べることが出来なくて

例えば勉強することが出来なくて

例えば学校行くことが出来なくて

例えば誰かの死にぶつかって

例えば環境に恵まれなくて

例えば友達を作ることが苦手で

例えば恋をすることが苦しくて


いろんな苦しいことがあるのに

いろんな悲しいことがあるのに

いろんな楽しいことがあるのに

いろんな切ないことがあるのに


人はそれを当たり前だと口にする


辛いことは人それぞれなのに

それに共感したり

死にたい理由はそれぞれなのに

それは間違ってるって否定したり

生きる意味がある理由は人それぞれなのに

無理やり探ろうとしたり


命があるから辛い

命があるから死にたい

命があるから生きたい

命があるから恋をしてみたい

命があるから友情を知りたい

命があるからいろんな感情を感じたい








もうどうでもいいが当たり前じゃない

逃げるのが当たり前じゃない



たまには自分の弱い所を受け止めなきゃ


生きたくても生きれなかった誰かのために

今感じる辛いことはきっと誰かにとって

小さいこと。

でも辛いの大きさは関係ない



生きてください誰かのために

生きてください自分のために

生きてください未来のために

来年も再来年も、その次の年も、一緒に生きてくれませんか

「君の炎、僕等の涙」
　
　　　　＿生きてください＿





















幼なじみの少女。






彼女は、
















人間を消せる。















それが、彼女に生まれつき備わった能力だった。







彼女の青い左目は、

力を使うと赤く輝く。









それを見たものは、

一瞬にして燃え尽きるんだ。









それでも、僕は彼女が好きだった。









怖いけど、危険だけど、


嫌いになんてなれなかった。







「いつか消えるかもしれないよ、私」


好きと伝えた日、彼女は言った。


「それでも、いいの？」

「いいよ」



守りたい、そう思った。



強く、強く思った。











学校ではいじめられ、

家では虐待を受ける僕だけど、











彼女を守れるくらい、



強くなろうと決意した。
















手始めに。









「やめろよ」



僕をいじめる奴等に言った。






「は？お前、誰にそれいってんの？」







結果を言えば、出来なかった。


言葉は届かなかった。






いじめは悪化した。









親にも言った。


「もう、やめてよ」


「うるせぇ」




無理だった。






惨めだ。



無力だ。




僕は、何も出来ないんだ。












「死にたい」

「どうして？」




気がつくと、そこは学校で

彼女の隣に座っていた。





「あ、何でもないよ」
　



「…そっか」　




彼女は少し怪訝な顔をして、


独り言のように呟いた。





























何も変わらないまま、時は流れた。




放課後になって、


雲が黒色に染まっていた。





ボンッ＿


ボンッ＿


ボンッ＿






そんな音が聞こえて、

何故か、たまらなく嫌な予感がして、


僕はその音の方へ走った。










雨が、降りだす。




















ついたところに、背を向けた彼女がいた。




その先には、いじめの主犯の男がいる。







男は恐怖で顔を歪ませ、


彼女は振り返って、


僕を、パッチりと開かれた青い目で見た。



左目は、青色だけど、紫に近い。



「た、助けてくれ！

こいつ、五人も消したんだ。

曽山も、姫野も、赤瀬も皆居なくなった！


は、早く！早く、助けろ！


お前、


はやっ＿」　





ボンッ＿




男の声は、そこで途絶えた。



一瞬で炎が上がり、一瞬で消えた。













彼女の、雨で透けた背中が、


小刻みに震えていた。








「こ、これ、で。君は大丈夫だ、よ」



無理矢理作った笑みを、僕に向ける。





「ごめん、ごめん、ごめん、ごめん！」


何もできなくてごめん。

僕が弱くてごめん。

君独り、苦しませてごめん。



「どう、して」


彼女の瞳から、大粒の涙がこぼれ落ちた。




「ごめん、ごめん、ごめんな、ごめんね」


僕はそれしか言えなかった。

ひたすら謝り続けた。



何を言えばいいのかわからなかった。




僕の目から熱いものが溢れる。



彼女の顔が、ぼやけてく＿＿＿。



































その日から、彼女は居なくなった。



学校にも、家にも帰ってないらしい。






僕があの日、家に帰ると、黒色の痕だけがついていて、


親はいなかった。



姿がないため、一応、行方不明となった。












そのまま更に時は過ぎ、



独りで歩いてるとき、


死にたくなって

死ぬことのできる場所を探した。











古いビルの屋上で、

彼女と再会した。







「死ぬなよ」


遠くを見つめている彼女に、僕は言った。





「私は、生きてちゃダメなんだよ。


たくさんの人、消しちゃった。

もう二度と使わないと決めた力、

使ってしまった。

私は危ない。


私は生きてはいけない。



私はこの世にいてはいけない。


ダメなんだよ。

今、終わりにした方がいいんだよ」





そうなのかもしれない。

と、思った。



確かに、彼女は沢山の人を消してしまった。


最低でも七人。



生きていたらいけないのかもしれない。


彼女に生きる資格は無いのかもしれない。






























それでも、

























「生きなきゃ困るんだ！」











僕は、彼女と生きていたかった。












彼女に生きてほしかった。











彼女と二人で生きたかった。









「一緒に生きよう！！」









「い、いの？」













「構わないよ」












僕は彼女の手をとった。



驚くほど冷たかったけど、





ﾄﾞｺ
何処か、暖かいものを感じた。





この温度を、僕は生涯忘れないだろう。






























これは、誰にも言えない


言ってはならない出来事。











誰かに知られては、








生きることを否定されるかもしれない。



消されるかもしれない。





僕等は罪深き者。




生きてはならない者。









それでも、


それでも、


それでも、















神様。





どうか、僕等を見ないでください。




僕等を見捨ててください。










願いも叶えなくていい。





なにもしなくていい。











僕等は二人で生きていきます。









二人で、生きていたい。






誰に否定されようと、






苦しみ続けた君と僕。







「行こうか」








未来へ＿＿＿＿＿＿。










end

貴方は


今、しんどいかもしれない。


今、辛いかもしれない。


今、死にたいって思ったかもしれない｡


今、消えたいって思ったかもしれない｡


その理由が何であっても


決して命を絶たないで。


貴方が生きることに価値がある。


貴方が生きることが大切。


毎日頑張って偉いよ。


大丈夫。貴方は何も悪くない。


周りには


味方がいないかもしれない


だけど


いつかきっと必ず


救いの手が現れる。


だからその瞬間まで


懸命に生きてください。


いつでも私は


貴方の味方です。

いっそ沈んでしまおうか。

君と一緒なら生きは出来ないけど

活きていける気がするんだ。

また また

1人 1人

私の前から消えていく 飛び立っていく

どれだけ望んでも届くことはなくて 私の声が届く前に

僕を忘れて、君は生きて＿

僕が生きてほしいのは他でもないこれを読んでる君だ。

あなたが生きているだけで、

救われている僕がここに一人。

俺はあと一年しか生きられません

病気なんて無縁だったし、

まだずっとこの先も生きていけると思ってました

でもこれが現実でした

やから、絶対とも言わんし

無理して欲しいとも思いません

まだちょっとだけ僕の代わりに生きてくれませんか

一年じゃ人生の半分も経験出来ないから

かわりにそれを生きる目的として

生きて僕に教えてくれませんか

貴方に綺麗事を告げたのが
悪影響でした
幸せに生きてるはずなのに
投げ捨てちゃいました
イエローカードの次の色
望んでいたのです

甘くて苦い恋をしてみたかった

きっと誰もがそう思うだろう
キスの味やデートの匂いを
初体験する前に

勇気を出して“友情”を
繋ぎ止めよう
何も言えなかったら
逃げたって良いから
僕を頼って欲しかったな

飛び降り自殺も
練炭自殺も
きっと最初は存在しなかった

でも噂に流されて広まって
君が飛び降りたんだ

会ったことない人にでも
勇気を与えて
“会いたい”と思うのは
良いことだろう？

生徒会長も言っていたけれど
簡単に死んじゃったら意味がない
生きる意味を見つけてから
また行〈あるき〉だそう
一緒に明るい未来を
見つけにいこう

だから今は帰って来て。
また人を笑顔にすれば良いよ。
生きる意味は此処にあるよ。

また僕のヒーローになってくれませんか？



part１２

◆生きてください。
◆届け。

色々な事もあった。
狭すぎる世界だった。
でもやっぱりさ。

この世界が生きやすいよ。
だから。死にたい人も。
明日を生きてください

いきて


ほしい

　　　　　　　知ってますか？
自分たちは
　　　お母さんのお腹の
　　 　　　　　　中で3億人と
競走をして
生まれてきたんですよ！
　　　　　それだけでも
すごいことなんです！
　　自分に自信を持って

　　　　　　　生きてください