はじめる

#病室

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全97作品・

長文です。
読んでくれる人、ありがとう。

初めてだった。

今までとは比べものにならないほどの辛い発作。

そのとき、死の恐怖を改めて感じたんだ。

なんで私なんだろう。

何度思ったことか。

なんで君なんだろう。

何度思ったことか。

辛くて、苦しくて、切なくて。

でも諦めずにはいられなくて。

そんな私が君に送る手紙。



大好きな君へ

私たちが出会ったのは病室だったよね。

同じ病気だから同じ病室に入れられて、普通はそういうものなのかな?って思いながら受け入れてた。

初めて見た時の印象は、「怖い人」。

だって、雪のように透き通った白い肌、サラサラなのにふわふわに見える髪(ちょっと意味わかんないかな笑)、高い鼻、全てのパーツが完璧、それなのに何もかもを諦めてるような見透かしてるような目。

とてつもなく怖く感じたんだ。

何をしでかすか分からない恐怖っていうのかな?

君から話しかけてくれたんだよね。

「僕と同じ病気?」って。

それから少しずつ話すようになっていったね。

らむ、ゆーくんって呼びあって親密な関係になれたんじゃないかなって、その時から私の心の中に淡い想いが出てき始めて...。

でもさ、病気だから。

いつか死ぬから気づかないフリしてたんだ。

それにさ、近くにいた、たまたま同い年だった、だから話すようになった。

そんなことが重なってたから、友情なのかなって勘違いしてたんだよね。

初恋もまだでしたから笑

それに、

どうせ死ぬ君に

どうせ死ぬ私が

恋をするなんてだめだから。

恋じゃないって自分に言い聞かせてた。

その時点でもう好きってことなんだけどね。

泣きたくなるほど優しい君に、

切なくなるほど愛おしい笑顔に、

いつの間にか恋してた。

気づいた時には時すでに遅し。

君は一人部屋に行ってしまった。

私もその3週間後に一人部屋に行った。

誰もいない病室は辛くて怖かった。

夜は明日死ぬのか、朝は来ないのか、怖くて怖くて。

君が一度私の病室に来てくれた。

生きてる君に会えるのはこれで最後だと知らずに、いつでも電話やLINEが出来るように交換して、その日は沢山話して。

遊園地にも行ったんだ。

今思えば不思議だよね。

君の病気は悪化しているはずで

初めて出会った時よりも顔が青白くて

それなのに外に遊びに行けただなんて

その時の私は幸せで

幸せすぎて

今なら分かる。

君は一時退院期間で

許可して貰えたということはもうすぐ死んでしまうということで。

でもね、それなのに私、嬉しかったの。

君の最後のわがままが、私と過ごすこと。

私と遊園地に行くこと。

...私とデートすることだったってことが嬉しいの。

ありがとう。

君が死んだって聞いたから、私は君の病室に駆け込んだ。

もう、息をしてなくて。

その手は冷たくなっていて。

死んじゃったんだ、って。

涙がとまらなくて。

好きだと伝えることが出来なかった後悔。

君は私に手紙を書いてくれてたね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

らむへ

らむがこれを読んでいるってことは、僕はもう死んじゃってるのか。

何かのドラマみたいな話だけど、実際にあるんだね。

らむ、僕は君が好きだったよ。

気づいてたかな?

らむと出会ってから、ずっとずっと恋をしてたんだ。

僕は死ぬ直前までらむのことを、らむのことだけを考えてる。

言葉だけじゃ伝わらない、分かってるけど、でも伝わって欲しい。

らむをこんなに好きでいた人がいたんだって、辛くなったら思って欲しい。

僕のことを思い出して欲しい。

僕が消えて、少しでも悲しいと思ってくれたなら、僕はそれで充分だから。

僕のことは忘れていいよ。

らむのことは真弥に頼んだから。

好きです。

大好きです。

初めてだったよ、こんなに大切に想える人ができたことが、それが愛おしい。

らむのことが愛おしい。

泣きたくなるほど愛してます。

らむ、死なないで。

由貴より

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この手紙と一緒に入っていた指輪。

あったお金は全部指輪に使ったんだね。

嬉しくて、悲しくて、切なくて、辛くて、痛くて。

嫌だ。

なんで死んじゃってるのばか。

君がいない世界に生きる価値はないよ。

生きる意味はないよ。

私も君と同じ病気で死ぬのに、「死なないで。」なんて、痛い、痛いよ。

私たちはまだ子供で、大人にはなれなくて。

それでもこの恋は大人よりも...。

そう思ってしまうのは、ダメですか?

それぐらい君を愛してしまったんだよ。

夢で時々思い出すんだ。

君との思い出。

やだな、また泣いちゃう。

好き。

大好き。

もう届かない。

分かってるよ。

ごめんね。

ありがとう。

らむより




ここまで読んでくれた人、ありがとう。

大切な人が、病気で死んでしまったことはありますか。

親友や大好きだった人がその病気で死んでしまって、

自分もその人と同じ病気。

どうして君が死んだんだろう。

どうして私が死ぬんだろう。

何かしましたか?

私たちが何かしましたか?

私はどうすればいいですか。

あなたはどうしましたか。

らむ・2019-11-30
独り言
拡散希望
拡散
好きだった人
好き
ポエム
手紙
届け
死にたい
生きたい
死にたい人へ
嫌い
大好き
大切な人
大切
今でも君を想う。
誰でもいいから贈り物して
自己紹介
トーク
トーク募集
こんな人とトークしたい
助けて
病気
病室
病院
余命
余命宣告
ありがとう
さよなら
ばいばい
痛い
切ない
幸せ
辛い
悲しい
それでも私は君が好きだよ。ずっと、ずっと大好きだよ。大切な人は君しかいないんだよ。
今までを、これからを。

真白な病室以外の

鮮やかな景色を見てみたい

Raimu・2020-03-30
君と見たい景色
ポエム
病気
景色
病室

『別れー君と見た夢ー』



4、少し世界が変わった時



それから私は全部話した



お母さんの再婚のこと



松居さんが諦めかけてること



そして蒼くんまで…



「春川はそれでいいわけ?」



俯き気味に空雅くんは言う



「良く、無いけどさ…」



どうにも出来ないんだよ



弱い私に



出来ることなんてないんだよ



「私…弱いから…」



「弱いとか誰が決めてんの」



「わた、し…?」



でも、本当に弱いし



「俺からしたら春川は



十分に強いと思うけどな」



そんな優しいこと言われちゃ



涙止まんなくなるじゃん



「今泣いてると、母さん心配するぞ?」



お母さん…今頃どうしてるのかな



心配かけちゃったよな



「家どこ?」



「え、なんでなんで」



「送ってやるから家帰れ」



「どんな顔して帰れば…」



あんな酷いこと言って



家を飛び出した娘を



受け入れるお母さんなんて



居るんだろうか



「謝りたいなら、俺が一緒に謝るよ」



「や、いいよ…てか、空雅くんは…」



こんな時間に出歩いて、大丈夫なのかな



「俺?俺はいんだよ



親どーせ兄ちゃんしか見てないし」



当たり前のようにそう言う空雅くんは



どこか寂しそうだった



「ほら、行くぞ」



「あ、ちょっ…!」



力強く私を起立させ



途中途中道を聞いてきた



「ここ?」



「うん…」



「よし、押すぞ」



「あ、ちょっ…!」



空雅くんは



何のためらいもなくチャイムを押した



しばらくすると



泣き腫らした顔のお母さんが出てきた



「そ…っ、ら…」



お母さんはうろたえてから



「ご、ごめんなさい…っ!!」



思い切り、謝ってきた



「ごめんなさい…ごめん…なさい…っ」



溢れる涙をそのままに



お母さんは謝り続けた



「ほら、春川も…」



「ご、ごめんなさい…っ」



謝り合う私とお母さんを見て



空雅くんは言った



「もう俺は帰るね」



「う、うん…」



まだ謝り続けるお母さんを



私はそっと抱き締めた



「お母さん。寒いから家入ろ?」



「わ、わか…った」



お母さんをそっとソファに座らせて



私は話をした



「お母さん、私ね」



「う、うん…」



「最近、色々重なって…限界で…



お母さんに…八つ当たりしちゃった…」



後悔してもしきれない想いが



涙に変わって頬を伝う



「蒼くん…も…っ、松居さん、も…っ」



「お母さん、も…、だ、よね」



お母さんは切なげに呟いた



「う、ん…ごめん…」



「謝るのは…お母さんの方だよ…」



お母さんはガタリと音を立てて



起立する



「ほんっっとうに、ごめんなさい」



「いいよ、もう、いい」



私は、満面の笑みをお母さんに向けて



「今日は遅いし、もう寝よっか」



そう言った



「そ、うだね…っ」



「おやすみ、お母さん」



「おや、すみっ…」



そのうち自然と眠くなって



静かに眠りについた



「ん…んっ…」



何だ、もう朝か



いつも通りテーブルに向かう



「…っ」



そこには、いつものトンカツじゃなくて



お母さん手作りの、カレーがあった



そして、その横には



「誰よりも大好きだよ」



そう書かれた上に、500円玉



「お母さん…」



私は暖かい気持ちのまま



いつもの電車に乗った



しばらく電車に揺られて



いつもの場所で降りる



コンコン



いつもより何倍も何十倍も



暖かい気持ちで病室に入る



「蒼くん…!」



「想羅…!」



そしてそっとハグをする



いつもの幸せの時間が始まる



「昨日、さ…」



「ん?」



私は、昨日の事を全て話した



お母さんが再婚すると知って



夜中に家を飛び出して



空雅くんに助けられたこと



空雅くんのおかげで



お母さんと仲直りできたこと



「…で、空雅と仲良くなったんだ」



全てを話し終えた時



蒼くんはつまらなそうに言った



「ま、あね?」



「へー」



いつもと違うこの態度



前に一度だけ見たことがある



「蒼くん、もしかして拗ねてる?」



この顔は絶対、拗ねてる



「拗ねてないし…」



完全に拗ねてる蒼くん



私は強く抱き締めて



「大好きだよ、誰よりも」



そう言った



「ん…俺も大好き」



こんな幸せな時間が永久に続けばな



そう思ったのは秘密にしとこ



蒼くん、世界一好きなんだよ



蒼くん、ずっと一緒に居たいんだよ



心の中でそっと呟いてみる



チクリと心が傷んだのは



ずっと一緒になんて無理だって



分かってるから

Raimu・2020-04-02
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明*・☪. 低浮上•*¨*•.¸¸・2019-11-17
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彩❀.(*´▽`*)❀.@ひと言&ヘッダー把握お願いします・2019-10-10
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゛桜゛2話__余命__



__紗桜は何かを隠している__

ふと僕はそう思った、なぜなら

いつもは目を合わせて紗桜は話すけど

今さっきは目を逸らしながら話していた

それに何処か焦っている感じがした。

まるで、何かを隠しているかのように

__もう寝ようか、夜遅いし笑__

そう言った紗桜は、ベットに潜り込んで

しばらくすると、寝息が聞こえてきた

そこでぼくも寝る事にした、

次の日、僕が目を覚ますと

゛紗桜は居なかった゛


僕は飛び起きた、紗桜が居なくなったなんて

一気に不安が押し寄せる

僕は病室から飛び出して探しに行った。

ナースの人達は僕を止めようとしたけれど

ある、部屋の前で話し声が聞こえた

__紗桜君の病気は、手の施しようがありません__

__もって、1ヶ月というところでしょうか__

僕は、その場から動けなくなった

1ヶ月?、何それ、余命宣告?

頭の中はパニックで、ナースの人に

連れられ、病室へと戻った。

2時間後、紗桜は帰ってきた、

いつものように、゛笑顔゛で

僕は思った、゛この笑顔は作り笑い゛だって事

僕は勇気をだして、紗桜に今さっきの事を聞いてみた

「ねぇ…今さっきさ…病院の先生が…紗桜君は後…
1ヶ月って聞こえたけど…あれって…何の話し…?」

目をつぶって言うと…紗桜は黙り込んでしまった

「あっ…言いたくないなら…言わなくてもいいよっ…?」

僕がそう言うと紗桜が口を開いてこう言った

__あれ、聞いてたんだな、あの話は、俺の余命だよ
俺の命はあと1ヶ月で終わるって事だよ
俺さ、癌なんだよね…もう色んな所に転移しててさ
手の施しようがないって言われたんよ笑
お前にだけは知られたくなかったんだけどな笑__

僕は、それを聞いた途端涙が溢れて止まらなかった

紗桜が…?…あと1ヶ月後に…死んじゃう…?

信じたくなかった

でも、紗桜は絶対に嘘はつかない

だから、紗桜の言うことを信じるしか無かった。

僕が出来ることはただ1つ

__残りの時間を紗桜と一緒に過ごす事__


__ねぇ、紗桜、もうすぐ桜の季節だよ
一緒に桜を見ようね__


_3話に続く_



3話でラストです笑

下手ですけど、見てくれた方

ありがとうございます笑

3話目は明日投稿する予定です

暇つぶしで見てくれると嬉しい( '-' )☆笑笑

如月←やめまふ( '-' )☆出戻りするか分かんない・2020-02-20
゛桜゛
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3話目でラスト
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蜜華・2023-04-09
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どうして、忘れていたんだろう…
写真の中で私の隣に居るのは紛れもなく貴方なのに。

思い出した………
昔私は病院で入院していた時
私の病室には誰も面会も来るはずもなくて
一緒に話したりする人がいなくて

ただ、一人病室で窓から見える
曇っていて雨が降っていた。


『どうしたの?』

そう言って声を掛けてくれたのは貴方でした

『一緒に話しましょうか…僕が話し相手で良ければ』


私は少しだけ戸惑っていたけど少し嬉しく思っていた…


あの時は貴方の名前を訊く事もなく


でも、貴方は気づいていたんですね。

私があの時の患者だと
貴方はあの時の写真をこんなふうに大事にとっておいてくれたんですね

貴方に会いたい
あの時のお礼が言いたい
いつも私の事を助けてくれてありがとうって言いたい。

もっともっと貴方に伝えたいことがたくさんあります
貴方に出会えてよかったと伝えたい



『『『貴方の事を愛しています』』』

朧月・2018-11-18
リアン
いつもありがとう
片想い
年の差
お礼
病院
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患者
先生
写真
会いたい
会えない
出会えてよかった

嗚呼 孤独である。
詰らぬ 詰らぬ 鳩がとぶ。

虚空の病室 天を待つ。
昨日の花は今日の夢―

寺田大噴火・2021-02-12
孤独
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