はじめる

#癌

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全112作品・








【咲き枯れろ。】


Raimuさんとコラボ__






咲き散る桜に爽やかな風。



ついに待ちに待った華の高校生活。






だが、彼女は違う。








「日菜ー。ドーナツ買ってきたよ。」





『まじ?蓮くんナイス!』




「気分悪くない?」




『全然!』




「良かった。」





一人用の広い病室にいつも居る

俺の彼女の名前は工藤日菜。



二年半の付き合いだ。






『ん!おいしい!!』



「なんかそれ、新しいヤツなんだってさ。」




『そうなんだ!いやぁ、

やっぱドーナツはおいしいなぁ』





彼女の病は血液の癌「白血病」だ。


「よし。日菜。

先生の許可が降りたから

散歩に行こうか。」




『うん!』





俺は日菜を車椅子に乗せて

病院の庭を散歩した。




後ろから見る日菜の髪は

風で揺れて景色に喜ぶ笑顔は

花屋に並ぶ立派な花より

綺麗だった。






「じゃあな。日菜。

無理すんなよ。また来るから。」





『うん。ありがとう。

来なかったらドーナツ増加で!』




「へいへい。気ぃつけろよ」





ガチャン。








「いらっしゃいませ。」





「えーと。これとこれ。

一つずつお願いします。」






新作というシールが貼ってある

ドーナツを二つ選ぶ。





『うわっ!また新しいヤツ!?』

と、喜ぶ彼女の顔が目に浮かぶ。








電車に乗り、駅を四つ越す。

田んぼや畑ばかりだった

見慣れた景色は

高いビルばかりの

景色に変わる。




電車から降り、改札を通り。

慣れた手つきで病院に向かう。





「203号室。工藤日菜。」

と、かかれた病室を探す。





病室をみつけ、ドアノブに

手を伸ばしたその時。





「蓮くん!」



俺を呼ぶ声。日菜ではない。

振り向くとそこには

日菜の母親が立っていた。





「あぁ。おばさん。こんにちは。

いつも世話になってます。

どうしたんですか?」




「急にごめんね。

今日はちょっと話があって。」







嫌な予感がした。

そんな気持ちを抱えたまま

俺とおばさんは病院から近い

ファミレスに入る。








「蓮くん。実はね。」




「はい?何ですか?」




「______。」





「は?」





言葉が出ないとは

こういうことなのか。



喋ろうと思った時にはもう

涙が出ていた。





「大丈夫よ。


私もお父さんも聞いた時は

ずっと泣いていたもの。

まさかとても元気なあの子が




あと一年で死んでしまうなんて。」







その言葉を言い切った後、

おばさんも泣いた。






「すいません。


今日はもうちゃんと

話していられそうにないので

ここで失礼します。」






「うん。ごめんね。

気をつけて帰ってね。」










どうして?何がダメだった?

散歩?ドーナツ?



分かんねぇ。







もうどうしていいかも分からない。






「余命のことは

日菜には絶対に言わないで。」





その一言が頭に浮かぶ。

何も知らずに死んでいくのか。



「良くなってきている。」と

嘘をついて。



嬉しい気分のまま

死んでいくのか。








潰れてぐちゃぐちゃになったドーナツ。


涙でびしょびしょになった服の袖。






生きてる理由を無くした気分だ。







「兄ちゃん!」




この声は弟だ。





「どうした。瑛。」



赤く腫れた目を見られないように

弟の瑛の元へ行った。





「見て!朝顔の種!

花びらは紫色ですっごく綺麗なんだぁ。」




「そうかそうか。良かったな。」




「兄ちゃんに半分やる!」




「いいのか?ありがとうな。」





高校生にもなったこんな俺が

一人で楽しく朝顔なんか

育てるかよ。




次の日。俺は早朝から病院に向かう。



あ。やべ。

ドーナツ買ってねぇ。






そう気づいたのは病院の

入口に立ってからだ。







「日菜?」




『蓮くん。』




「元気?」




『うん。』




「良かった。

ごめん。今日はドーナツ買い忘れた。」




『大丈夫だよ。

丁度、今日、食欲無いから。』




「うん。」






『ねぇ、蓮くん?』




「ん?どうした?」




『私って死ぬの?』







は。どうしてだ。


なんで知ってんだ。

誰か言ったのか?





「何言ってんだよ笑」




俺が笑って誤魔化すと

日菜は寂しそうな顔をした。





あぁ。多分、日菜は


気づいているんだろうな。


自分が後、どれくらい

生きれるか。






『あ、蓮くん。何か落ちたよ。』




「え?」




『あ!朝顔の種だ!懐かしいなぁ。』




「あぁ。弟が

あげるって言って寄越してきて。」




『へぇ。いいなぁ。

ねぇ!ここで育ててもいい?』




「いいよ。」







何をそんなに嬉しがっているんだ。





『私、お花大好きなんだぁ。』




「そりゃ良かった。」





その日から日菜は病室で

朝顔を育てることになった。





病院に来る度に看護師さんから

楽しそうに水をあげる日菜の様子を聞く。








九月二十六日。



ついに朝顔が咲いた。








その時にはもう

抗がん剤治療で日菜の髪の毛は

全部抜けていた。




それに春より白く細くなった気がする。






『やったー!咲いたね!蓮くん!』




「うん。」








次の日。


日菜の一時退院。外泊が決まった。





「日菜。症状が大分

落ち着いたから

一時退院だって。」





と、言うのは嘘だ。

症状が落ち着いてなんかない。


これ以上入院して

永く生きれる訳でもないから

少しの間。家に帰っていいそうだ。







『普通の退院じゃなくて?』




「退院は様子見って言ってたよ。」




『そっか!わかった!』







これでいいのだろうか。


今まで簡単に嘘をついてきたが

この嘘はなんだか痛いや。苦しい。





こうして日菜の外泊生活が続いた。


一緒にご飯を食べたり、

出掛けたり。




日菜にとっても

久しぶりの幸せだったと思う。













プルルル。プルル。



十二月の朝。

電話の音で目が覚める。





「はい。もしもし。」




「蓮くん!日菜が

救急搬送されたの!

今すぐ病院に来て!」





おばさんの声だった。


急がなきゃと、思う頃にはもう

家を飛び出していた。






「日菜!?」





息切れ。目眩もした。

とにかく急いだから。







『蓮くん。』





「日菜。日菜。大丈夫?」





『ううん。辛いや。』





笑いながら言うその一言は

心に深く刺さった。





『蓮くん。私、もう死んでいいかな。』





「や、何言ってんだよ。

生きろよ。なぁ。生きてよ。」





『最近ね。夢を見るんだ。


心臓が「もう休んでいい?」って


「もう疲れた」って泣いてるの。




私は「もうちょっと頑張って」って


泣きながら言うの。



私の心臓が苦しんでる夢。


だから、もう。生きたくないよ。





私ね。朝顔。育てられて嬉しかった。


短い間で、誰かの一生を

見てるみたいで。




朝顔ね。蓮くんがいない時に

何本か、枯れちゃったの。




そうやって、人生って

できてるんだなって思ったんだ。







咲いてる時は思いっきり輝いて

朽ちてくんだ。



蓮くん。私は蓮くんのお陰で咲けたよ。








ありがとう。』












「やだ。日菜。


なぁ、ドーナツ買ってくるから。

なぁ、幸せにするから。


日菜。日菜。」











日菜。お疲れ様。












「蓮先生。」




『どうした?』




「私って。死ぬんですか?」




何度も色んな子達に

この質問をされるよ。



そしたら俺は優しく微笑んで


「死なないよ。

よし。莉奈ちゃん。


朝顔を育ててみようか。」






「朝顔?」





「うん。きっと楽しくなるよ。」








どうか。どうか。



この子の命が枯れる前に


花が咲きますように。







そう願いながら


俺は人の命を救う職についている__。









「咲いてる時は思いっきり輝いて

朽ちていくんだ。」





その言葉を胸に。

・2020-08-22
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大好きな人と


手を繋いでいたって



生きていくって


とても、難しいこと。



だけど


大好きな人と手を繋いで


生きていくって


やっぱり素晴らしい。



「縁ーっ」


「結月!」



私たちはこれからも


ずっと、「諦めない」



【surgicalmask~最終話 キス】




「ゆーづーきっ!」


縁がノックもせずに


病室のドアをガラガラと引いて


ひょこんと顔を出す。



なんてことだろう。


私は着替えの真っ最中。


とっさに前をTシャツで隠すと


縁はまんまるな目で


私を凝視した。



「もう!着替え終わったら呼ぶから外で待ってて!」



「あ、……ああ、あ、ご、ごめん!!」


何度も吃って、


病室を出ていく縁に


「まったくっ」


そんなため息をつきながらも


私は、微笑んだ。



サイドボードの上に


いつも置かれていたコップは


もう、なくなった。


ベッドサイドのコンセントにも


もう充電器は刺す必要がない。





ベッドの上に置かれた


畳まれた病院着、


それからドラムバッグ。



「縁ー、いいよー!」


私の弾む声と


「お、気合い入ってんね」


めかしこんだ私を見て


照れくさそうに笑う縁の姿。




全てが指し示すのは


そう…。



あれから、


三ヶ月の地固め療法の末


私は、今日、やっと


真っ白で閉鎖的で


ツンとした匂いのする、


この病室を去るのだ。



「さ、行こっか」


私がドラムバッグに


手を伸ばすと縁は


それを制止する。



「ん?」


「今まで散々頑張ってくれたんだから、これは俺が持つよ」


そう言って縁は


1年分の重みのあるドラムバッグを


当たり前に担ぎあげてくれた。



“頑張ってくれたんだから”



その言葉の優しさに


胸がきゅんと跳ね上がった。






窓から空を見上げれば、


天気はあいにくの雨だけど


そんなのは気にならない程


私の心は弾んでいる。





髪の毛はまだ生えない。


ウィッグのままの退院だ。


でも、いつかは生えてくる。


気にしない。





「あれ、結月…?」



病室を出る時


縁の指先が私の頬に触れる。



「な、なに?」


「化粧、してる?」


「……うん、変?」


縁の手は


私の頬から髪の毛へスライドして


頭を何度も撫でてくれた。



縁の顔を見ると


とても穏やかな目をした彼は、


「すげえ、かわいい」


マスクの向こう側で笑う。




眠れない夜に


話を聞いてくれた看護師さん



必死になって私の病気に


向き合ってくれた花凛先生


お互いの病状に


一喜一憂した


病棟のお友だち


この病院でお世話になった人達への


感謝の気持ちを胸に


私は、病棟を出て


玄関へと向かう。




ざあざあぶりの雨だ。


やっぱり、ちょっと


「あーあ、残念っ」


私は口を尖らせる。



「タクシー乗る?」


縁が笑いながら


私に提案したけれど



せっかく外に出れたのに


すぐ密閉空間に


逆戻りするのが嫌で


私はかぶりを振った。





「じゃあ、少し歩こ」



縁は、お母さんから


預かってきた、


私の赤い傘を広げ


右手を差し出した。



迷いもせず


その手をとって



私たちは目を合わせて


笑い合う。



「せーーーーーの!」



「いーーーっぽっ!」





縁と声を掛け合って


タンッと一歩、


病院の玄関の外へ


踏み出した時に私は、


完全に病と、


さよなら出来た気がした。





長かった。苦しかった。



もう、戻らない。



戻るもんか。



切にそう願いながら


私は縁にぴったりとくっつく。



相合傘は


思った以上にくすぐったい。




私が縁の顔を見ると



あ…。



「縁、マスク」


「ん?」


「もう外していいよ」


「ああ、そっか」



マスクを外した、縁の顔。


なんの躊躇いも不安もない。



本物の、縁の笑顔が


そこにはあった。




「あれ、こんなに…かっこよかったっけ…?」


思わず、口から漏らすと


縁は眉を下げる。



「それ俺かっこよくなかったみたいじゃん」


「あ、そんなことないよ」


私もつられて、眉を下げた。




ざあざあ


雨が降りしきる。


バラバラと


真っ赤な傘がはじいた雨音は


外界と私たちを


区分してくれた。



傘の中は風を感じられる、


最高の二人きりの空間。



鼓動が駆け抜けていく。




「……なぁ、結月」


縁の笑み声が注ぐ。


「んー?」


「結月は雨で残念って言ったけどさ」


「うん」


「俺は雨でよかったかも」


「えー?」


「だって、こんなことも出来るじゃん」



その瞬間には


もう縁の顔が


目の前にあって


その刹那のうちに


唇が塞がれていた。




打ち震えるようなキスを


一度交わし合うと


二度目は


唇を吸うように


三度目は


舌を絡めるように


互いの温もりを


そっと分かち合う。



入院前


縁がよく言ってた。



俺、キス魔だよ。



入院中


ずっと我慢してくれた、


深いキス。



その気持ちを想えば


優しさが


愛しさが溢れて


ときめきはとまらない。




生きていられたことへの


感謝も一入だ。




息をするのも


憚られるようなキス。



やっと唇が離れると


途端に羞恥が湧いて


私は、呟く。




「街の……中、なのに」


「それはほら、上手く隠してるよ」



縁は見上げた傘を


くるくると回して


おどけて見せた。








大好きな人と


手を繋いでいたって



生きていくって


とても、難しいことだ。



辛い事があったり


苦しい事があったり


すれ違いがあったり



そんな時


生命を生きて


その大切さを


充分わかってる私ですら



「もう、死にたい」



そう、思った。



だけど


大好きな人と手を繋いで


生きていくって


やっぱり素晴らしい。




「縁」


私は歩いていこう。


これからどんな試練が待ち受けても。


「ん?」



だって私には



「大好きだよ!」



縁が側に居てくれる。



「俺も、好き」



これからも



ずっと、諦めない。




私たちは顔を見合せ


微笑み合った。




【surgicalmask最終話~キス(終)】






surgicalmask~完結





________




お疲れ様でしたーーー!



いゃっほーーーい♪



縁目線の話も交えて


全十三話でお届けしたsurgicalmask。



お休み期間を除けば


気がつけば


1ヶ月以上


二、三日起きに


コツコツ投稿出来たのは


読んでくださっている、


みなさんの好きや贈り物に


支えられての事でした。



実際、癌という病と闘う方がいる中で


こういった話を書くのは


と、心苦しく思った時もありました。



それを払拭するために


勉強、勉強、勉強


学びを重ねても


書けば書くほど


自信を失います。



それでも


辻褄合わせの様な


ありえねえだろ


ファンタジーじゃん


そんな箇所を


なくしたくて



拙いながら


自分なりに


白血病と闘う「結月」と


それを支える「縁」の



実際の姿を


追求していました。



結果はまだまだ。


点数は40点くらいかな。




もう少し


点数とれるかと


思ったんすけどね(´・ω・`)笑



精進します


いつか結月と縁に


また会える日まで


勉強し直そっと。



第二弾、あるかもです


その時は


もっとリアルなものを


描けたらいいな


なんて思います



(*´ω`*)



結月に続いて



俺も早く退院


出来るよう頑張ろ




長い間、


surgicalmaskに


お付き合いいただきまして


ありがとうございました




願いはただひとつ



病気に苦しむ方々の



頑張りが全て



報われますように。




幸介

ひとひら☘☽・2020-04-17
幸介
幸介による小さな物語
surgicalmask
マスク
独り言
相合傘
退院
ポエム
大切な人に伝えたい事
白血病
病気
病院
寛解
報われますように
生命
好きな人
輝き
生きる
諦めない
あとがき
ハッピーエンド
最終話

【ForGetMe~クロとユキ~第七話糸口】



「また階段かよ……」



今日は仏の身元とされる、


四件目の証言。


古い社宅のアパート前


ここに津田桔平という男が


いるかどうかを調べる事が


俺たちの目的だった。





今日も、聴き込みに出るなり


杉浦は不平不満だらけ。



俺は呆れて笑い


杉浦の肩を叩く。



「腐るなよ、あの寺よりマシだろー?」


「だが四階ってな…結構辛いぞ」


「何時までも文句言うなよ、ほら行く」



俺は杉浦の背を押しながら


地上4階の津田宅を目指した。





***


古いアパートだ。


手入れが充分に


行き届いているとは言えない。


踊り場で壁の角を見れば


壁のペンキ塗装が捲れていた。



手すりは錆つきが目立つ。



恐らくもうすぐ


改修工事が必要だろう。



杉浦はわざと俺に


全体重を預けるように


階段を登っていく。




「おい、杉浦ぁ、重っ」


「頑張れぃ、クロー」


「くっっそ腹立つっ」



杉浦の背が振動する。


きっと彼は


ほくそ笑んでいるのだろう。





普通に登れば


疲れることもない


たった4階までの階段も


男一人分の重さを


担いで登るようなもんだ。


そりゃあ息だって切れる。



4階の踊り場で


息を整えていると


涼しい顔をした杉浦は


目当ての家の


スカスカになった、


インターホンを押した。




ぴんぽん、


お決まりの音と共に


はーい、そんな声がして


やがて鉄製のドアが開かれた。



ちらりとだけ顔を見せたのは


まだ四十歳には届かないであろう、


若い、女だった。



午後三時という時間もあるのだろう


向こうの部屋には小学生程度の


子どもの姿も見えた。




杉浦はインターホンを


押すだけの係だ。


後の指揮は俺がとる。


荒がる息を静め


俺は女性にいつもの台詞を告げた。




「わ、我々はこういう者です」


「……警察の方?」


「ええ、津田さんのお宅で御間違いないでしょうか」


「ええ…そうです。警察の方が…何か?」


「二、三お伺いしたい事がありまして」



すると女性は


ここでは何ですので、と


俺たちを家の中へ招き入れてくれた。




部屋の中は小綺麗だった。


リビングのテーブルの上には


新聞とリモコンが置いてある。


煙草の灰皿も置いてあるが


吸殻はないようだ。



杉浦が灰皿を見つけて


思い出したように


そわそわし始めた。



「…煙草、我慢しろよ?」


女性が茶を入れに


キッチンへ立った時


小声で杉浦に伝えると


彼は舌打ちと


共に言葉を投げた。





「…エスパーかよ……」


「やっぱりかよ…つうか、エスパー古!」


にやにやと笑う杉浦に


俺は小さなため息をつき


やはり、笑った。




「どうぞ。何のお構いも出来ませんが」


キッチンから戻った女性から


珈琲を差し出され


深々と頭を下げた俺は


本題へと話を進めた。



「それで、お聞きしたいことと言いますのが、こちらに津田桔平さんという男性は…」


「ええ、主人ですが…主人が、何か……?」


今までのレフト、花屋、寺とは違う、



まるで津田桔平が生きているかのような



女性の態度に俺は戸惑いを隠せない。



返す言葉が一瞬遅れると


今度は杉浦が口を出した。




「…ご主人はご健在で?」



「え、ええ…まあ。今は元気にやっております」




前の三件と違って桔平は生きている。



これが仏の身元を探る糸口にでも


なればいいのだが。


そう思い、杉浦を見やると


杉浦も多少、驚いた面持ちで


ごほん、と咳払った。



「今は……、というと?」


「数年前に、大病をしまして、あわやと言うところまで言ったんですが、なんとか持ちこたえまして」


「何年前のお話ですか」


「もう十年ほどなりますか…二十代後半で癌だなんて…映画やなんかではよく見ますが、まさか私の主人が、なんて思いもしなかったことです」


「病状はかなり?」


「ええ、手術もできないといわれましたが、胃癌にお詳しい先生に見ていただいて、二年間内科的治療をしましたら、だんだんと癌が小さくなってそれで外科的治療に踏み切って…」









生と死


四人の共通点



頭の片隅で


必死に手を伸ばし合い


繋がろうとしている。







俺と杉浦は


ほぼ同時に女性に告げた。



「主治医の名前は」



「磯辺大二郎先生という方です。県立病院のお医者さんですよ」



かたん、と音を立てる、鍵。



「磯辺……」

「大二郎……」


俺達は、顔を見合せ


ゴクリと喉を鳴らす。



その名に聞き覚えがあったのだ。



これはもしかすると


とんでもない事件に


発展するかもしれないヤマだ。





磯辺大二郎は



六年前の未解決事件の



被害者遺族だった__。

ひとひら☘☽・2020-05-10
幸介
幸介による小さな物語
ForGetMe~クロとユキ~
事件
刑事
友達
独り言
仲間
家族
糸口
警察
真相
ふとした瞬間
あなたは知らない私の気持ち
ポエム
友情
好きな人
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色々新しくなったので自己紹介
名前:夜空
年齢:前のを見て!
趣味:お散歩(最近は行けてない)、友達とのやり取りその他は前と同じです
病気歴:拒食症、起立性調節障害、難治性喘息(疑い)、喉の癌(完治済み)、てんかん(昔に一回)、アナフィラキシーショック(ピーナッツアレルギー)
精神病なども全般の疑いをかけられてます
原因不明、病名不明
自殺未遂歴:10~15回ぐらいです
入院歴:15~20回ぐらいです
自傷:2年半

まとめ
実は私自身の体、精神の状態的にやめようか悩んでました、でも同じような人がいたらその人の力になれるのでは?っと思いまた投稿を始めようと思いました
それに実は色々あって原因不明の症状に悩ませれてたり
難病指定の病気などの疑いもかけられてます
本当に色々あって疲れて拒食症になったりで悩ましい限りです

夜空🌹🦋💊・2021-11-30
小学生
自己紹介
病気
病気持ち
持病
精神病
原因不明
難病
自殺未遂
自殺
自殺願望
自傷
自傷行為
入院
拒食症
起立性調節障害
喘息
てんかん
アナフィラキシーショック

余命 後1ヶ月半

心の中で叫んだ

『死にたくないよ__。』

紡希・2020-02-17
死にたくない
NOTE15の日
@胡桃🎧💫

どうして“癌”になるのが

貴方なのですか。


貴方はあんなに頑張ってきたのに。

Noo・2020-02-06
恋人
闘病
どうして
独り言
つぶやき
ポエム
キミ日記

拝啓、永遠に17歳のお姉様へ





ため息を着くと幸せが逃げてくよ



そう教えてくれたのは貴女でした

貴女はとっても物知りで

私が知らないことを

なんでも教えてくれました

そんな貴女にはたったひとつだけ

教えてあげられることがあります



「逃げていくほどの幸せも

なくなっちゃった」

そんな時期がありました



貴女のせいです

ぜんぶ貴女のせいです

貴女が1人で

遠くに行ってしまうから



貴女が入院することになって

何回もお見舞いに行って

毎日神様に願ったのに



ねえ、知ってますか?

神様なんていませんでした

神様がいたなら

まだ貴女は私の隣にいたはずです



私は信じません

貴女が死んでから

もう6年も経ってしまったなんて



私は信じません

貴女の最期の身長を

抜かしてしまったなんて



私はもう16歳です

10歳の私には分からなかったことも

今なら分かります





貴女は私のことを愛していました


私は貴女のことを愛しています

桜坂・2021-08-06
お姉ちゃん
長女
私は
三女
今は亡き君へ
もう
大丈夫だよ

安否確認出来ない時が

山ほどあって

国が違う=時間も違う

だから話せる時間も限られてて

年齢も離れていて

いつ死ぬかすら分からない。



そんな貴方だけど

私、ちゃんと愛せてるよ。

羅瑠・2020-08-27
国際恋愛
好きな人
年の差
病気
貴方
恋愛
ポエム
私の好きな人
愛してる

「生存率は2%

 でも2%は0じゃない

 みんなに知って欲しいの

 これがとても

 素晴らしいことだって」



「It's ok」

桜坂・2021-08-15
It's
ok
AGT
nightbird
涙腺崩壊
生きて
笑顔
姿勢
綺麗
新しい
あなたの
ファン
です

ネットのお友達が癌だった。


ネットで知り合って 一緒にある活動したり

仲良くしてた子が癌だった。

何年か前から入院してたみたいなんだけど

心配かけたくなくて言えなかったって言われた。

別にそれに対しては怒ってないし

逆に教えてくれたことが嬉しかった。

余命2ヶ月って告げられたみたいで

辛いはずなのに しぃなちゃん しぃなちゃんって

明るくメッセージ送って来てくれて…

何年か前からだったのに

それに気付いてあげられなくて悔しいって

気持ちもあった。

泣きたくなったけど堪えた。

だって本当に泣きたいのは友達だもん。

私が泣いてられるか!!

ずっと天から見てるからって

言われたのが本当に嬉しかった。

私は癌になったことはないし

疑似体験ができるわけでもない。

だけど…

癌になって闘病生活してるのが

どれだけ凄いことか改めて実感しました。

しぃな@病み期 低浮上🐻‍❄️💭・2022-02-14
癌の友達
闘病生活

自分は、小さい頃から親が共働きで

赤ちゃんの頃は、おじいちゃんとおばあちゃんがお世話してくれてて、

だから、人懐っこい性格なのかもね。

おじいちゃんは、私が小学校入る前に亡くなっちゃった…

ランドセル姿、セーラー服、感謝の気持ち、全部、伝えれなかった、

おばあちゃんは、小さい頃から私をお世話してくれて

凄く大好きなの。

…もう二度と、あんな後悔したくないよ、

私にはどうも出来ないんだな…笑

無力なのも、知ってたけど、

やっぱ、悔しいや、

hk・2020-04-24
おばあちゃん
ごめんね
病気
ガン

遠距離恋愛

会えないことよりも

病気になってしまった彼を

隣で支えてあげられないことが

なによりも辛い

うめ・2021-05-12
遠距離恋愛
彼氏

『病は気から』

貴方の大好きな私の笑顔で

私がずっと支えるから

だからどうか、ずっと元気でいて

うめ・2021-05-12
遠距離恋愛
彼氏
病は気から
笑顔の魔法
支えるから

俺は思う


この世界


世界中の人々が

頑張って生きてるのだと___。

苦しくても辛くても

生きてるだけで偉いんだよ_。

瀬之・2021-12-05
生きる
人生
幼なじみ

…おばあちゃんが、ガンだって、

今日聞いたわ、笑

…やだよ、

hk・2020-04-24
おばあちゃん
お婆ちゃん
ガン
病気

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