かおちゃん・2025-07-10
短歌調
大切な
誰かを守る
盾となり
君の笑顔は
僕が守るから
喜びを
押し込めたまま
明日を待つ
まばゆい光に
目を細めつつ
不意にくる
不安の波に
襲われて
沖まで流され
岸が見えなくて
これ以上
惨めな気持ち
いらないと
僅かに残る
希望も捨てた
夜に紛れ
君と交わした
口づけを
月が覗き見
恥ずかしさ増す
記憶手繰り
思い出すのは
美化された
君との青春
暑い夏の日
可愛さを
知ってる君の
勝ちでしょう
黄昏具合が
最高にグー
雨降る日
静かに過ぎる
時を待つ
雨音に耳を
傾けながら
失敗も
成功もある
日々の中
人間だもの
完ぺきは無理
青が呑む
君の涙も
叫びさえ
呑み込んだまま
明日へ連れてゆく
君に会う
朝から忙し
鏡前
何度もチェックし
抜かりないよう
月の陰
こっそり抜け出し
忍び逢い
駆け出してゆく
君のもとへと
広い空
羽ばたいてみる
今日とても
なぜか心は
寂しがっている
『おつかれ』と
暮れゆく太陽
まだ暑し
空は黄昏
一羽の鳥と
太陽に
照らされ干上がる
毎日に
しっとり降る雨
あー恋しいかな