『現代っ子の神楽くん』第5話です( '-' )!!
ちょっと遅くなりました( '-' )エヘ((蹴
予定立て込んで締め切りまじかになって
一日で書いたとか言えなi((
今回も楽しく読んで下さると嬉しいでございますっ( '-' )✨((はぐらかしたな
本編っ、本編へ( '-' )(圧)
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前回
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そうして神楽は神主と共に
雲一つない快晴の中、美しい桜が舞う春の並木道を、他愛もない話をしながら
その知り合いが開く孤児院に向かって歩き出したのだ
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〝SFファンタジー小説(仮)〟
作者 : 紅李夜 律花
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『現代っ子の神楽くん』
第5話
違う世界
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___月華町side
受付人『っ!あ、貴方は…!理央(リオ)さん…ですよね?』
水鈴『理央?どっかで聞いた事あるな…』
理央『久しぶりやなぁ、元気しとったかい?』
何処か掴みどころの無い雰囲気に困惑する周りをよそに
『お前もちっとは老けたなぁ』と敢えて空気を読まない様な事を口にしながらケラケラ笑っていた理央だったが
直ぐに、それまでのおどけた様子なんて無かったかのように切れ長の目を細め、真剣な表情を水鈴に向けていた
理央『あー、、水鈴だったか?悪ぃな、さっき話してる時に聞いちまってよ』
水鈴『いや、構わない…それより、理央は何かあって話をしに来たんだろう?』
理央『まぁな。神楽様が地球に行ったって聞いてよ、言っとかないといけねぇ事があったからな』
水鈴『そうか…見てたのか。それで、言っておかないといけないってどういう事だ?』
理央『俺はよ、かぐや姫様が地球へ降りる前に一度地球で一生を過ごした事があるんだよ』
水鈴『何だと…?!』
そうなのか、と訴えるように水鈴が受付人の方へバッと視線をやると、受付人はこくりと頷いた
故に理央は『うつけ者』『物好きな人』として噂になっていた
その時から月華町の表にはあまり姿を現さなくなったらしいのだが
生きているかも不明だと言われていた理央が突如として現れた今、とても言い表すことのできない妙な雰囲気が漂っている
理央『つーわけで俺ぁ、はみ出しもんって訳だ。人によってはならず者なんて馬鹿げた事言ってる奴もいたっけなぁ?』
理央『まぁ、だからこそ知ってんだ。地球へ行ったらどうなるかって事がよ』
水鈴『…!お願いだ、教えてくれないか…?』
理央はクッと笑うと、月に住む者が地球へ行くとどうなるのか体験した事を話し始めた
まず地球へ行くと記憶を失われ、見かけは5、6歳に戻されたと言う
それから、左手の甲に刻まれた金色の文字で自分の名を思い出し、地球には苗字と呼ばれる2つ名がある事も知った
他にも、周りより“異常に”成長が早く気味が悪いと蔑まれ、独りで過ごしていた所を武士という人に保護された事
勉学、武術、身体能力、容姿、芸術等。人より何かと優れ、秀でていた事
己の私利私欲の為だけに戦える事を哀れ悲しんだ事
とても優しく大切な人達に出会った事
大切な人達との別れを嘆いた事
命は脆く短命で儚いものだと知った事
理央『他にも山ほどあったがな、もう何年も前の事だ。ここで過ごしてる内に忘れちまったさ』
遥か遠い昔の記憶へ浸るように、理央は虚空を見つめて寂しげに笑っていた
水鈴『そうか…なぁ理央。一つ聞きたいんだが、地球とこの月の都に住む人でそんなに能力の差があるのか?』
理央『最低でも2倍は違うって聞いたな。まぁだから、かぐや姫様は俺なんかよりずっと凄かったんだろうよ』
水鈴『2倍…!何でそんなに違いが出るんだ…』
理央『なぁに簡単な事だ、次元が違うからさ』
水鈴『次元が…?』
理央『あぁ。ここは5次元の世界だが地球は3次元の世界なんだ』
水鈴『3次元…?あの縦と横と奥しかない物質化した3次元か?!』
理央『くっ、そうだな。ほら、そこにいる龍も地球に行くと大抵の奴には見えねぇらしいぞ』
水鈴『それは、、凄いな…』
そうして地球との違いをひとしきり話した後、水鈴はふと湧いた疑問を理央に問いかけた
水鈴『なぁ、最低でも2倍は違うんだよな。という事はこの月華町でさえ優秀な神楽様はどうなるんだ?』
ゴクリと喉を鳴らして返答を待つ水鈴に、理央はニヤッと笑ってこう言った
理央『…さぁな』
続く___
【終わりに】
今回は月華町sideのお話でした( '-' )✨
地球と月の都にどんな違いがあるのかを書けたので良かったかなぁと思っております(笑)
余談ですが月の都で神楽の足に勝てる者は今のとこおりません(´・ω・`)
最初の追いかけるシーンも水鈴が遅い訳じゃなく(むしろ速い方)神楽が速すぎたんです( '-' )((
神楽が暴走しない事を願います((殴
という事でこれからもご愛読下さると嬉しいです
ではではまた次回( '-' )ノ))フリフリ