#紅一点

初めて貴方と会話したのは
授業で映画を見た感想を、
ディスカッションしましょう！
という授業で隣にいましたね。
私のいたグループは、
男性陣3人と女性陣1(私だけ)の
計4人でした。(紅一点というやつです)
用紙に私の名前を書くのに
紙を渡してくれました。
ディスカッションが早く終わって
「映画を最後までしっかり見た？」
とか
「どこで、借りた？」
とか
「(グループに対して)同い年に
見えないね！」
とか、ぎこちない感じで貴方から
少しずつ話してくれました。
そのお陰か皆の緊張がほどけた
ような気がするんだ。
貴方って、本当に素晴らしいと思う！

この日を境に、私と貴方の距離が
縮まり、よく挨拶や会話をする
間柄になったんだよね！
まあ、今となってはもうお互いに
結ばれることは無いんだけどね。
いい思い出となったな～
思い出をありがとう！！

少しでも嫉妬して
くれないかなって考える私は
意識しすぎだよね＿。

分かってる
分かってるよ？
でもね、君が居ると
ついつい目で追っちゃうの

ここ男子寮だからね
食事のあと片付けと
ゴミ袋の管理はあたしの仕事
それでキッチンにずっといると
入れ替わり立ち替わり
男がやってきて
それぞれ
何かしら喋ってくんだけど



あーもぅ！
女ってだけでモテまくりだ
いわゆる鼻の下伸ばしてるのも
股間が膨らんでるのも
この目で見て知ってしまった
(そーゆーあたし自身､季節相応に薄着だし)



聞いた話によると
あたしが入寮したことで
会社の方針が変更され
『ウチの寮はべつに男子寮ではなく』
『じつは男女共用』
ということになったらしく
最近になってもぅ一人､
女性が入寮したらしいのだが



あたしが住んでる一軒家のほかにも
会社事務所の二階も寮になってて
彼女はそっちに入寮したらしい



まー男ども喜ぶからね､
男女平等との関連で大っぴらには言えないけど
同じ建物に女の子が住んでるだけで
男たちは喜ぶから
あっちの寮にもぅ一人の女子を配属したのは
正解だと思う



これまたあんまし大っぴらには言えないけど
女同士で闘争状態になると
なかなか手に負えないからね､



あたしは､
同じ寮の隣の部屋の男性と
事実上の同棲状態になっていて
しかしお互いに『付き合っている』とは
絶対に認めない関係



それはそれで上手くいっているんだけどさ､
もしも別の女が同じ屋根の下で暮らしていて
もしもそいつがウチの彼にちょっかい出したら
それはそれは激烈な反撃に出ますよ､あたし？



男は浮気しても二股かけても
けっきょく許されてしまう理由のひとつは
女は女同士で争ってしまうから､なのでしょうね



まだ起こってもいない出来事について
あれこれ想像しても意味は無いんだけどさ､
こーゆーところ､女ってほんとうに愚かだよね



実際に別の女が現れたら
彼を問い詰めるのではなく
あたしは彼女を攻撃するのでしょう
あんまり良い事ではないが
それ以外に選択肢は無い



そうして､
こういう喧嘩にはかならず勝つ主義だけれど､
もしも勝ち目が無い場合は
『彼のこととはぜんぜん別の理由をつけて』
ここから出てゆくのでしょうね



あーあ､
こーゆー人間関係ってホントめんどくさい
『彼のどこが好きなの？？』
って聞かれたら
『そもそも好きじゃねーし💢💢』
とかって答えるよ？！



だいいち､定職に就いているのに
お金が無いってどぅいぅことだよ？？
彼は自分のお給料は即日使いはたしてしまって
それ以外の日はあたしのお金で暮らしてる
なんでこんな男の面倒見てるのか
我ながら訳わからん💦💦



でも､
休みの日にはドライブに連れて行ってくれるし
秩父の山奥にも行ったし
このまえは神奈川の相模湖にも行ったし
ただしデート代は全額あたし持ちだ💦💦



ウチの会社は
真っ黒に黒いブラック企業なので
寮ったって人の出入りは凄まじい速さ
つい先日まで
『一軒家で彼とふたりきり』
とかいう
まるで新婚さんみたいなシチュエーションだったのに
４月のいまじゃ
数人の男たちとの共同生活だ



そうして
ふたりきりじゃなくなってしまうと
どうしたって
自分の境遇について考えさせられるし
どうしたって
『なんであたしはこんな男とデキてるのか？？』
って自分でも疑問に思ってしまいます💦💦






























ひととおり片付けが終わって
彼におやすみなさいを言って
まぁまぁ広い自分の部屋に戻って



思考を鎮めて
この世は幻影にすぎないことを思い出して



就寝前の執筆の時間
きょうの出来事をすべて
“過去へと”切り離したら
あたしはあたし
ネットのなかにいる
愛する女性に向けて
今夜もラブレターをしたためる



男性寮での紅一点の暮らしよりも
こちらのほうが歴史は長くて
愛する彼女に宛てたラブラブポエムは
すでに通算２０００篇を超えている
(※タグ:最愛のあなたへ､のポスト数による推計)



あたしは愛する女性との暮らしを夢みて
ここまで何とか生き延びてきて
しかし気がついたら何故か
知らない男たちと暮らしている



シュールすぎて笑うしかないや､この現実



ここまで不可解な展開になってしまうと
そりゃあ破局の危機にもなるけれど
けっきょく貴女との関係は途切れることなく



あぁ！
あなたと生きてゆきたい
あなたと生きてゆきたい

ごめん。
皆でてっぺん目指そうって言ったのにね。
でも、私がいなくても皆は大丈夫。
私が１番近くで見てきたもん。
絶対大丈夫だよ。
だけど、もしどうしても辛くなったら。
下を向くんじゃなくて、
上を向いてみて？
青空が広がってるはず。
この青空は、私たち皆を繋げてる。
どこにいても、皆繋がってるんだよ。
遠くからだけど、応援してるよ。
ジャニーズwestの１番目のファンは、
私なんだからね！
絶対てっぺん取れよ！
約束だからね！