#絵本のような詩

肩を揺らすような

さえずる鳥の声

怠け癖のまぶたを開き

カーテンを留めて

休日の空に

おはよう！と

今日も穏やかでありますように。と







塵雪

森の中の大きな木の下で

枝先がこすれる音
葉っぱがこすれる音

奏でる　奏でる
素敵なオーケストラ

わたしは踊る
夢のようなセッションに誘われて

ガラスの靴は無いけれど
白馬の王子は来ないけれど

キスをしたくなる
そんな風があればいい

たとえ夢だったとしても
消えはしないはずだから














塵雪

早朝　いつものように
キッチンテーブルに座り
窓の外を眺めつつ
ボーーーーーーーっと

少しずつ
明るくなっていくさまは
舞踏会の扉が開いていくように

陽の位置が変わっていくさまは
主人公を探すスポットライト

紅茶を入れる為に
火にかけていたヤカンは
魔女の鍋のように
グツグツと煮えていて
そろそろ止めてよ。と。。。

そこで物語りは途切れて
いつもの忙しい朝が
今日もやってくるのです











•*¨*•.¸¸♬︎

以前から描きたいと思っていた
絵本のような　詩

こんな文章を書いてみたいのです。
ちょっと自分でもｳﾌﾌな気分です。

•*¨*•.¸¸♬︎









塵雪

オオバコ
オオイヌノフグリ
タンポポ
イヌガラシ
ヒメジョオン

どれも　どれも
春の太陽を浴びて
小さく　色とりどりに
可愛い花をつけていました

雑草と言う
一部の人間が作った勝手な区分枠
名前もちょっと可哀想な。。。

雑草とか　害獣とか　人間にも
比較　区別　隔たり
そんな　基準線は
どこにも無いと思っています




•*¨*•.¸¸♬︎

詩の言葉に関しては
少し　近視眼的な考え方かもしれませんが
作品だと思って多めにみてください。

•*¨*•.¸¸♬︎









塵雪

言葉が　届かないのは

大きさでは　ありません


言葉が　伝わらないのは

伝え方では　ありません


言葉が　消えてしまうのは

心を　失ってしまったから



















塵雪

時折ふと。。。

考えてしまいます







恋文が






途切れてしまうことを。。。。









塵雪