小学生の頃の記憶の話__。
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"やめてよ"この言葉が、なかなか出てこなかった
あいつらは、"からかっているだけ"と言った
辛かった、毎日
そりゃ死のうと何回も思った
生きてていいのかなって
たくさん泣いた
親は頑張ってくれていた、らしい
そんなことどうでもよかったのに
見ててほしかっただけなのに
先生は、いつもすぐカッとなって
手が出てしまう、そんな僕を怒った
そんな記憶しかない
不登校になった
親は育休だった
僕は体を傷つけた
見えないように、バレないように
案外1回もバレなかった
友達という友達もその頃は少なかった
ほぼゼロだった
1ヶ月しか、休ませてもらえなかった
親が、行きなさいって
僕には、逝きなさいって聞こえた
なのに、足は動いた
放心状態で、車に乗った
学校につれてかれた
嫌だった
何度もためらった
途中、何人かの先生に会った
嫌だった
親は、なんか話してた
嫌だった
クラスまで、行った
ひとつ手前の使われてない教室の近くで、止まった
足が、動かなくなった
親は、背中を押した
押されてなかったかもしれないけど、
そう、感じた
クラスに入ってしまった
皆の目線が怖かった
久しぶりに、怖かった
また、からかわれる
いや、1人に対して複数だから
少なくとも"いじめ"か
また、いじめられる、
あいにく、また、始まった
僕は、先生でも気づくように
暴れた、
色々投げた
コンパスを投げた記憶がある
色々落とした
拾ってくれていた子たちには、
感謝と、謝罪しかないな
先生は、鬱になった
よく分かんなかったけど、
先生が来なくなった
代わりに来た先生は、
嫌な奴だった
大嫌いだった
僕のこと、僕の周りで起きていること、
半分も知らなかった
たしか、また、不登校になった
1週間だったかな、
1週間しか、かからなかった
1週間で、あいつらを見下そう
という結論に達した
僕は、1ヶ月休んでたのに、
あいつらより、授業を理解できてた
誇らしかった、
先生は、僕を褒めた
何も知らないで
気持ち悪かった
ただ純粋に、その場から
離れたかった
先生は、"話聞いてるのか"と、
どやしてきた
僕は、ただただ頷いた
いつからだろうか
クラスの皆が、
急に優しくなった
それすら、怖かった
いつしか、その雰囲気に飲まれた
僕は、少しだけ、
"自分"を出してみた
先生になんか言われてたんだろう
うまく、いった
皆が、前より"僕"を
見てくれていた、気がする
流れで、中学に上がった
僕は、根っこはポジティブなんだ
だから、殻をぶっ壊した
そしたらさ、友達が出来たよ
いっぱい
中でもさ、
僕が1年の時に一緒にいてくれた
同級生と先輩には、
ほんとに、感謝してる
先輩は卒業しちゃったし、
同級生は忘れてるらしいんだけど、
あの2人の、お陰で、変われた
前よりずっっと明るくなれた
でも、僕が明るくなった反面、
その同級生は、病んでいった
ある時、部活中だったかな、
その子は、泣いていた
僕は、隣にいることしかできなかった
もしかしたら、もっと無理させてたのかもな
だから僕は、その子を助けようとした
助けられたように
あくまでも自然に
当然だよね、できなかった
でも、久しぶりにその子の笑顔、
今までの仮面じゃなく、
偽りのなさそうな、くしゃっとした笑顔
心の底から、安心したんだ
この子は、少しだけでも、
元気になれたっぽいなって
この子も、今は
あるお方のお陰で、
だいぶ元気になったように、見えます
元気な子に、いい子に、見えてるよ
そりゃそうだよね、
だいぶ頑張ってるんだもんね
毎日、お疲れ様です
また明日、あ、もう今日なんですね、
学校に、大嫌いだった学校に、
何もかもが嫌だった学校に、
借りてる本を持って
かばんと、バッグを持って
自転車漕いで向かいましょう