日本の首都は東京。
首都としては、
江戸幕府開幕(1603年)以来の
400年を超える歴史を持つ。
しかし、
もう、
寿命なのかもね??
史実をたどれば、
平安京の歴史も400年。
(794ー1192)
短命だった平城京や長岡京に比べると圧倒的に長く持ったのは事実だし、
そのことは称賛に価するのだが。
しかし
そろそろ400年も経つころには
平安京はすっかり求心力を失っており。
平安時代末期に起きた、
保元の乱や平治の乱は
ある意味、
平安京が
平安京自身を破壊する行為であったとも言える。
平安京以後の歴史をたどれば
鎌倉時代は神奈川県の鎌倉が首都になり、
室町幕府はふたたび京都(ただし平安京とは別の場所)を拠点にするが長続きせず、それどころか室町幕府の失政から応仁の乱が起こると、京都は過去に例がないほど荒れた土地になった。
その後、
織田信長は安土(現在の滋賀県)
豊臣秀吉は大坂(現在の大阪府)
徳川家康は江戸(現在の東京都)
を拠点にしたから、
『日本の中心地は長らく京都だった』
などといっても、
じつは
京都が日本の中心地として
ほんとうに機能していたのは
平安京の400年間だけだったことになる。
一般にはあまり知られていないかもしれないが、
首都を創るときには
いわゆる風水の分野で
その時代の最高の技術が投入される。
たまたま土地があったから建物を建てよう、なんて単純なものではなくて、けっこう緻密に考えて創るのよ。
平安京は唐の長安を模して創られた、
という程度の話なら歴史の教科書にも
載せられていたような。
その時代の最高の技術を投入し
その時代の最高の首都を創る。
それが、もっともうまくいった場合、
400年くらいは
首都として機能する。
江戸を本拠地に定めた徳川家康には
かなり有力な風水師が付いていた。
その凄さは見る人が見れば
あまりにも明らかだったので
明治維新のとき、
『大政奉還をして』
武士の時代から天皇の治世に戻ったというのに、
しかし、
本拠地は、江戸時代と同じ場所を
そのまま使うことにして、
名前だけ江戸から東京へと改名して済ませた。
明治維新のとき
天皇中心の世に戻す、
といいながら
首都は京都ではなく東京(旧江戸)にした、
という話(を歴史の授業で習ったとき)、
疑問には思わなかったかな?
首都を創るには
ただ土地だけがあれば良いわけではなくて
風水的なあれこれには
けっこう気を遣うのよ。
そーゆーの、一切気にしない政権は、
まー、たいてい短命に終わるでしょうね。
1603年江戸幕府。
歴史の授業で習うよね。
1603年に江戸が日本の首都になってから、
すでに400年以上が経過している。
徳川家康の風水がどれほど優秀だったとしても。
また、
明治政府が可能なかぎり
それを補強していたとしても。
時間的に
もうすでに限界を超えている可能性はある。
風水の力を借りて、
ものすごく繁栄する
首都を創ったとしても。
その繁栄は、
決して永遠ではないの。
具体的に言って、
東京都が繁栄しているのは、
経済活動の中心地だからだ。
つまり東京は経済の都(ミヤコ)であって
政治の京(ミヤコ)ではない。
一応、政治の中心地も
東京、ということになっているけど、
知ってのとおり
日本の政治家は世界各国に比べて著しく無能で。
じつは
だからこそバランスが取れていたのだ、
とも言える。
石原珍太郎((仮称))は
東京都知事としてはかなりの長期政権だったが、
週に3日ていどしか登庁しないことでも知られていた。
つまり、知事なんていなくても
経済活動が旺盛ならそれでいい。
それが日本の東京の、
ありのままの姿。
その風潮は
5000万円カバン詰め知事(仮称)や
せこい知事(仮称)にも
引き継がれ、
現在の都知事の小池百合子(実名)だって、
ほんの数年前には、
都知事の座にありながら
国政にもあれこれちょっかいを出していて。
まーそれは、終わってみれば、
野党の没落に一役買っただけの話だったのだが、
いずれにせよ
そうした政治活動に対して、
『国政なんかに現を抜かしてないで都の仕事をしろ!』
『あんたは都知事だろ!?』
などという声は
まったく聞かれなかった。
なぜなら
それが東京のありかただから。
知事は有名だけど無能であり、
実際には何もしない。何もできない。
それでうまくいってたし、
それでじゅうぶんだった、
ってことなのよ。
具体的に例を挙げれば、
石原珍太郎(仮称)から小池百合子(実名)まで、
築地豊洲問題には、
まともな解決策を見いだせないでいるが、
しかし、
すべてはまるごとウヤムヤになっていて、
都知事の責任が問われることなど
結局ただの一度もなかった。
知事は何もしないのがいい。
むしろ
何もできないくらい無能でいい。
なぜなら
東京は経済のミヤコであって
経済活動が旺盛なら
それでじゅうぶんだから。
それがいままでの東京のありかた。
だったのだ。
でもいまや、
コロナ先生ご降臨で
状況は一変、急変。
知ってのとおり、
小池百合子が
東京都知事として先頭に立って、
自粛政策を全力で指揮して、
しかもけっこうな支持を集めている。
小池都知事の自粛推奨政策は
はっきりいえば
経済活動の破壊だ。
そうして
経済活動があってこその
東京の繁栄なのだから。
よりによって
東京都知事が
東京の経済活動の破壊に邁進するというのは、
見方によれば
平安京末期の
保元の乱や平治の乱と
似ていなくもない。
保元の乱で破れ、
讃岐へと島流しになった
崇徳上皇が
生きたまま怨霊となり、
『天皇の治世を終わらせた』。
『平安京を終わらせた』。
言い換えれば、
平安京内部での内輪揉めのせいで、
平安京そのものが
破壊された。
そうしてその後、
京都は日本の中心には
二度と戻れなかった。
ある意味、
それと同じことが、
いま、
東京で、
起こっているよ!?
明治政府は日本を天皇の治世に戻すにあたって、
まずは崇徳上皇の御魂をお迎えに
讃岐へと出向いたのだという。(※史実です)
まぁいまさら怨霊でもないだろうが。
でも、小池百合子のやっていることは、
端的に言って、
経済活動の破壊であり。
歴史的に見れば、
小池百合子という存在は、
じつは、
東京時代(日本の中心地は東京である時代)を
終わらせるためにいるのでは??