#茜色の空

頬を突き刺すような

寒い風の吹いていたあの日｡


私と君は少しだけ､

2人きりになったよね｡


私ね､

あの時勢いで伝えそうになった｡


だけど､

君は何も言わずに

どこかに行っちゃったから､

結局何も伝えられずに終わったんだ｡


でもね､今思うと

あの時伝えなくてよかったな

って思ってるの｡


もし伝えていたら､

きっと振られてただろうし､

もう話せていなかったと思うの｡


私が意気地無しなだけなんだと思うけど､

君と話せないのだけは嫌だから｡


















　　　　











そんなことを思いながら､

茜色の空の下を歩いている

今日この頃｡

今､空を見上げてみた｡

そしたら私の大好きな

茜色の空が広がっていた｡

貴方を見送る私の傍らで
涙を誘う蜩の声
茜色の空に手を伸ばす黄昏時

茜色の空が綺麗で二人で

見れたし得した気分♪

夏の終わりが近づいてる…

キミと会いたいと思った夏も、

茜色の空の下で

思い出になって行くのだろうか。