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君をいつも想う



第4話 翌日

翌日。君と会ったら昨日の事は誰にも言わないでほしいと言わなければいけないと思った。
でも気まずいし向こうはどうゆう反応をするのか不安で呑まれてしまいそうになりながら
いつもの通学路を歩いて学校に着いた。もう、いい加減諦めようと思った。
下駄箱でばったり君と会ってしまった。正直気まずいし、どうしようと焦った。
｢おはよう。｣
君が急に言った。私は慌てて挨拶を返した。
正直もう話してはくれないと思っていたから、とても嬉しかった。君は先に教室に向かって行ったので君を追いかけて行き、階段のところで追いついた。
君を呼び止め、
｢あのさ、昨日の事誰にも言わないでね。｣
私は俯きながら言った。
｢分かった。｣
短い返事。でも私は君とただただ話せれただけでとても嬉しかった。


けれど、ずるいよ。
そんなにも優しくしないでよ。頭では分かっていても心が勘違いしちゃうでしょ。諦めようと思っていたのに諦めれる訳ないじゃん。そんな事思ってしまう自分がいたんだ。