#遠い日

青空の下で幸せのおすそ分けってくれた

風が吹いて 君の笑顔と一緒に揺れた

あの夏、遠い日の四つ葉のクローバー

忘れたいのに

あなたを忘れられないのは

きっとあなたを

誰より

何より

愛していたから

海風は空と海を繋ぎ

君の笑顔がはじけた

遠い日に戻れなくて

遠い過去に見た夢の話

修学旅行の日の夜、私は
ホテルの客室の寝室で寝ていて、目が覚めると
ルームメイトとその友人が
「秘密の行為しよう」と、言って
隣の寝室に行ってしまった

ルームメイト達は、
「アイツは誘わなくて良いじゃん」
と、私は誘わなかった。

私は、寝落ちしそうになった時、
ルームメイト達の部屋から
「聞こえちゃうよ」
「○○ちゃんのおっきい」
と言う、話し声と共に
「あっ…」「ああん」と喘ぎ声も聞こえて来た

私は、悪ふざけかなと思って、
さっさと寝ようとしたら、
意識が誰かに支配されたみたいで、

私の意志に逆らうかのように
「私」は大きな鎌を持って
ルームメイト達の部屋に入り込み、
二人を粛清した

そこで、私は目が覚めた

世間の風は冷たいよ

いっそのこと慣れちまえ

誰が言ってたんだっけ？

遠い日の記憶を振り返る

幸せだった夢のように楽しかったあの日々

笑って喜んで嬉しがって楽しくって

泣くことを忘れるくらい楽しんでいた

なのに今では本当に夢だったんじゃないかって
そう思うほどに

あの日の私から今の私は離れてる

なんであんなに毎日毎日笑ってたんだろ
学校行くのがなんであんなに楽しかったんだろ

それはね、
きっと君が隣にいたから
大好きな人がそばにいる安心感と
友達と毎日あって話してバカやって

そんな毎日だったから
今では
大好きな人も隣にいないし
友達も連絡をとって約束して
それじゃなきゃ会えない

誘うのですら躊躇する時ある

友達ってなんだったっけ

君を失って
好きな人を失ってから
他にも沢山のことを失ったよ

私もう、未来を考えるのが怖いよ

その未来に
私の隣に
誰かいてくれるのかな

あなたは
生き急いでいる

そのうち事故死や
大病を患って
重い後遺症に苦しむのよ

今は遠い
あの日にあなたが言った事

果たして
本当にそうなったの

まるで予言だったよね
あの日は咥え煙草で
笑い飛ばしたけれど