透明さん(秋音)・2021-10-21
~創作~
今宵、乱れる者
静かに熱く
隠れる様に始まる
いつでも、必ず
フォローして下さる
紳士様の様ですが
やはり何処か抜けていて
かわいいのですよ
貴方は、いつでも
私の心に、突き刺す様な
雨を降らす天才です
指を伝う電流の様な痺れが
飽きる事を許さない
蕩ける現実逃避へといざなう
現実逃避と悦びを
求める為
利用するこの身体
深く深く突き刺さる
何も知らぬ様に生まれたボクら
癒してくれる華に出逢う為まで
自身で掴み取れる様に咲かせてね
これから知って行く
矛盾な世界を味わうのだから
いつも、忘れものをするあなた
書類や、メモ帳や鍵
声を、かけて
それでも、やはり慌てて時間が経つと、忘れるあなた
それなのに
わたしへの、気持ちは、忘れないでいてくれますね
いつも、何かを忘れるのに
わたしへの、想いは、忘れずにいてくれる
いつも、わたしのことを…
忘れないでいてくれて、ありがとう
煌めく夜空の下で
わたしひとり
何処へ行こうかと
さ迷っている
迷わない様に
何か言葉を…
ここにおいで
なんて
在り来たりの言葉でも良いから
下さい
目覚めると
時々、涙が出そうになる
先に浮かぶは
あなたの名前
声には出せずに
また
涙をにじませながら
あぁ、また思い出してしまったなぁて
この繰り返しで
夜よ、朝よ
来ないで欲しいと
時に願うの
他には何も要らない
時にそう聞くが
まるで非現実的じゃないだろうか?
それでも
それくらいに
愛していたい
そういう非現実的を
求めていたくなる
探していたくなる
夢を見ていたいんだろう
現実を見つつね
突き刺さる
それでも構わない
それが
愛ならば悦んで
溢れる時は
溢れるんですよ
何も考えないで
楽になれる事を考える
あなたと一緒ならば…
甘美の後に
容赦なく
心に突く刺
癒され、燃えそうな色が
そろそろ、堕ち始めます