👤fiction&M・2020-07-14
🧊
君との時間が欲しかった
君との関係が欲しかった
君との愛が欲しかった
欲しいと願うばかりだから
愛の鼓動は凍りついてしまった
私が月で
貴方が地球
あの人が太陽。
私は太陽の力を借りて
気づいてもらうよう努力している
けれど夜にしか目立たない。
貴方は地球で人類の代表的存在
そして太陽と月
どちらを選ぶことができる。
あの人は太陽で月を照らし
昼間は地球と顔を合わせ
楽しそうに笑っている。
それを月は見ていることしかできないの。
今年も一緒じゃなかった……。
もう5年連続
同じクラスじゃなかった……。
1回しか一緒になったことないのに
その1年で私は貴方に恋をしてしまって
もう……
なんか複雑だな
『月が綺麗ですね』って言う勇気
私にはないから
『星が綺麗ですね』って言わせてね?
それでも貴方はきっと
意味を知っているから
私の気持ち
分かっちゃうかもね……
貴方は
私と喋ってても
顔が赤くなることはない。
あの人の前だけ……
あの人だけに見せる顔
私にも
見せて
ほしかった
制服姿を久々に見て
少し大人になった
貴方が
この間まで一緒だったクラスが
隣だった席が
違うクラスになり
隣になることがない席が
貴方をより遠くに感じさせる……。
何時からか
人々は
私の事を
妖精と🧚♀️
呼ぶように
なったとさ
めでたし
愛たし
じゃないって 笑
何か分からないけど
最近
ずっとモヤモヤして悲しくて
辛い…これって何なの?
クラスのみんなに会いたい。
貴方に会いたい。
貴方の隣で笑っているのは
私がいい
明日も明後日も
来年も再来年も
貴方の隣にいたい。
私のヒーローは
貴方なのに……
あのクラスのリーダーは
貴方だけなのに……
貴方がいなきゃ
私はダメになっちゃうのに…
このクラスはまとまんないのに…
何であの人のとこ行くの?
何であっちのクラスなの?
何で…私はこんなに努力しても
選ばれないの?
何でいつも神様は
私の味方をしてくれないの?