#189

【ぼくのサインがひかるまで。】








「おはよう、おかあさん。」





ぼくがそういうと、おかあさんは

いつも通りの怖い顔で

ぼくを睨みつけてくる。






腕ににある傷も

背中にあるたくさんの傷も

おでこにある傷も

目のちょっと横にある傷も

ここ。心の傷も。



ぜんぶぜんぶ、


おかあさんにつけられたけど。







でもそれは、ぼくのせいだから。





ぼくが悪い子だから。





だからいつもおかあさんに



「しごうじとく」って


言われるんだ。









「想太。」



おかあさんに呼ばれたから


ぼくは痛めた足を引きずりながら


階段を降りたんだ。





そしたらすぐ下におかあさんが


腕を組んで待ってた。





ぼくはおかあさんの傍にいって



「どうしたの？」


って。笑ってみせた。











そしたら打たれた。




ほっぺのところをね。




強く強く打たれたんだ。









痛かったけど、


おかあさんはスッキリしてたから


ぼくはそれでいいんだぁ。







「おかあさん。いってきます。」





ぼくがランドセルを背負って


玄関ドアを開けると、


おかあさんは返事してくれた。




「さっさと行け。」



そう言った。








「想太くん。その傷なあに。」





となりの席の詩ちゃん。



「この傷はね、ぼくがつけたんだ。」




おかあさんはわるくない。


ぼくの「じごうじとく」だから、


ぼくはぼくのせいにする。







「じぶんでじぶんのことを


傷つけちゃダメだよ、想太くん。」






「うん。ぼくはぼくに


傷をつけないように頑張るね。」








「うん。」




詩ちゃんは笑ってみせた。




だからぼくも笑ってみせた。









つぎのひ、また学校で


詩ちゃんが話しかけてきた。






「想太くん、傷が増えてるよ。


頑張れてないよ。


頑張るって言ったじゃん。」







「うん。ごめん。ごめんね。



ぼくのせいだよ、ぜんぶ。」









「想太くん、なんか変だよ。



どうして自分に傷をつけるの？



痛いの、嫌じゃないの？」








「嫌じゃないよ。



これでおかあさんが喜ぶなら。




僕はどれだけ傷があっても


かまわないよ。」












「想太くん。












怖い。」










怖がられた。




そうだよね。





目の周りは青く腫れてるし




唇からは血が出てかさぶたになってる




髪の毛はぼさぼさで





いつも足を引きずってる



















「痛い。」









「え？どうしたの？想太くん。」










「痛い、痛い痛い痛い痛い。



たすけて、痛いよ。」










「想太くん！！想太くん！！」








ぼくはどうして打たれてるの？





おかあさんはどうしてぼくを打つの？








冷たい視線が



ぼくの心を奥からえぐって



痛い。






涙を出すなって




思いっきり頭を殴られたことがあった。








涙を出す人はおとこのこじゃないって。








だから、゛たすけて゛のサインが


できなかった。








いつだって



笑ってみせた。








おかあさんに



殴られて


打たれて


蹴られて


傷つけられるのが




普通だと思っていたから。










たすけてほしい。





もう、ふつうじゃないんだ。







帰ったらまた打たれる。









ぼくは涙をみせた。




目の前の詩ちゃんに。







゛たすけて゛のサイン。




涙はいろんなサインに使えるけど




ぼくは腕の傷を見せて



゛たすけて゛のサインをおくった。










そうしたら詩ちゃんは



どこかへ走っていった。








詩ちゃんの手が握りしめているものは



先生の服のすそだった。







先生はぼくに



「ごめんなさい」と



泣いてみせた。













それからしばらく経った



ぼくとおかあさんは



離れ離れになって



知らない人が



ぼくのおかあさん係になった。







ぼくはあのときから



泣けるように



笑えるようになった









えがおは゛たのしい゛の

サインだけじゃない



なみだは゛たすけて゛の

サインだけじゃない










感情はいろんなことに使えるから



気持ちも分かりにくいけど





いつもいつでも



心から気持ちを出せるように。










ぼくはいろんな人のサインを




暴いていこう。










そしたらおかあさんと




また一緒に暮らしたい。

今の所一人だけ
身勝手ながらNOTEでの僕の
お兄ちゃんを決めさせて頂きました！

その人は月彗 月兎さんです
宜しく御願いします！

て訳で月兄って呼ぼうかな*ˊᵕˋ*

おつころ、ると～
次はさとみ　り犬ー！

エイちゃんへ

もう、あっちには着きましたか？
今日、黙祷できなくて本当にごめんなさい。
ちゃんとするつもりだったのに……

家に帰ってからしっかり黙祷しました。
心の中でエイちゃんに向けてメッセージを言いました。伝わりましたか？伝わってたらいいな…

さっき、アバンティーズが動画を上げていました。
アバらしい投稿時間
アバらしい動画
アバらしい笑顔
いつものアバンティーズでした。

動画を見て泣いていたけど、1番悲しいはずのメンバーは笑ってエイちゃんとの思い出を語っていたから
私がないちゃいけない、笑っていなくちゃって思って
泣かずに見てた。

空は、エイちゃんといったお店の話を懐かしそうに話してた

みっくんはエイちゃんと最後に電話した時に
｢また日本で｣って約束したって話してた

りっくんはエイちゃんと喧嘩したことを無邪気に話してた

メンバーからしたらエイちゃんと喧嘩した思い出も、話した内容も、行ったお店の思い出も全部が
輝いていたと思います。

多分、空やみっくん、りっくんがエイちゃんのことが大好きなようにエイちゃんもみんなのことが大好きだったからエイちゃんとの思い出がキラキラ輝いて見えたんだと思います。

お互いが嫌いなもの同士だったら最低な思い出で終わってしまうと思うから……

メンバーはきっと、エイちゃんがあっちでも、笑って
エイちゃんらしくマイペースに、気ままに過ごすことを望んでいると思います。

だから、そんなメンバーの気持ちに答えてあげてください。




長旅お疲れ様、エイちゃん

好きで付き合って
冷めたって何？
嫌いになったって何？

すきで付き合ったのに
嫌いになるん？

そんなすぐに嫌いになれるんですか？

嫌いって思ってもやっぱり好きだなって思ったり、
こいつしか居ないって思うのが
普通やろ？

嫌いになるとか冷めるとかよくわからん。　

キャップ式の赤ボールペンを使って
丸つけしてたら、
元彼くんの方にキャップが飛んでって
元彼くん、わぁっ!!!ってびっくりしてた
私の方見て“え？”ﾎﾟｶｰﾝってしてて
可愛かった。
そのあと2人でめちゃ笑って
すごく幸せだった。

人間も動物も

みんな命は等しく尊いものなんだ

全て大切な1つしかない命なんだ

みんな愛されて幸せになるために

生まれてきたんだよ

虐待されていい子なんて誰もいない