紡・2021-08-01
見つからないもの
2次元の彼
貴方を惚れさせる方法。
初めてなんだ。好きな人の事で泣いたのは。
ただその相手はね、2次元にいる君なんだ。
届かない想い。
叶わない恋。
結ばれない2人。
それでもあなたの全てが愛しかった。
私は幸せだった。
あなたの事を考えている間だけ本当の自分でいられたから。
私に救いをありがとう。
愛してる。
時間がなくとも君のことで頭がいっぱい。
夢の中では君に会えて、夢の中では君と話せる。
だけど不意に現実に引き戻される。でもそこに君はいない。
想いだけが増え続けてまた夢の中に逃げ込む今日この頃。
私は今日もあなたに恋してます。
そして届かない想いを綴り続けています。
あなたを知ったあの日から一抹の虚しさを抱えて…。
盲目的に貴方を好きになり、時々ふと我に返る。
なんで好きになったんだっけ?
いつから好きだったっけ?
遠い昔の事では無いはずなのに、そんなことも思い出せないくらい自然に貴方に夢中になっていた。
どれだけ手を伸ばしても貴方との距離は変わらぬままで…
私の前に立ちはだかった次元という壁は余りに分厚く冷たかった。
あなたが届く距離にいたいの。
私は未だあなたを愛しているから…。
私と貴方のハッピーエンド
一目見たときからあなたに心を奪われた。
そして知れば知るほど好きになっているのに。
決して届くことはないから。分かっているのに。
それでも『愛している』と呟く私に、何も返さぬ静かな空気がこんな私に答えを告げる。
不意に届くんじゃないかって期待して、
分かっているのに手を伸ばす。
やっぱり今日も届かなかった。
『恋は盲目』とはよく言ったものだ。
貴方を知れば知るほど、好きになればなるほど、
貴方のことが分からなくなった。
どれだけあなたを愛していても、どれだけあなたの事を呼んでみても、あなたの目は私を映さない。
あぁ苦しいなぁ。
わかってるんだよ。この恋が叶わないことくらい。
分かってるのに…
なんで願ってしまうんだろう。なんで諦められないんだろう。
あなたの隣に立っている自分を、あなたと上手くいっている自分を想像しては現実に引き戻される。
最初はちょっとした興味だったのに。気づいたらあなたが私の視界を攫っていって心まで奪っていった。
そうだよなぁ。諦められるわけが無い。こんなに好きなんだから。こんなに愛しているんだから。
だから次の人生ではあなたと出会って、あなたに恋に落ちて、あなたと一緒になりたいです。
もし来世というものがあるならば、次に生まれる時は貴方と同じ世界に生まれたいな。
そしてあわよくば貴方の恋人になりたいです。