#切ない

ただ妄想ばかり膨らんで

きっと､叶わないとただ泣いて

空に想いを投げ出したのは
貴方との恋を終わらせたかったから

木の葉が落ちてゆき

少しずつ迫り来る

雪の足音が身体を震わす

貴方が居なくなってから

温もりすら感じられなくなって

私の隣を埋めて欲しくなるの

この先も貴方に逢いたいから

別れ際にさようならとは言わないで

今日の延長戦を明日も私としてくれませんか

この　香りが　　風に　乗って　　街を　包むと

脳裏を　よぎるの　　今も　なお……


あなたと　歩いた　　夕暮れの　ペーブメントには

金木犀の　垣根　　オレンジ色の　小さな花たち


甘く　漂う香りは　　期間限定の　恋に　似て

無情な　雨に　　小さな　オレンジ色が　散りゆく


あなたを　失って　　彷徨い人ね　わたしは

優しかった　　あなたの　ぬくもりを

あの　香りが　　忘れさせては　くれないの

自由を手に入れた。

空に羽ばたくあの鳥のように、自由を。

でも違ったんだ。

気づいてしまった。

僕たちが自由だと思っていたこの場所は、

ただ広大なだけの

大きな大きな、箱庭の中なのだと。

優しくする以外取り柄がないから、どんなに辛くても人に優しくしなきゃ

齢をとる毎に、
昔気になっていたものが
少しずつ気にならなくなっていく感覚がある。

あんなにも辛かったはずの記憶が、
徐々に曖昧になっていく感覚がある。

歩んでいく人生の中で、
ひとつ、ひとつと、
何処かに落としてきたようだ。

辛さを感じていたからこそ抱けていた

あの暖かな優しさと共に。

あなたなしじゃ生きられないくらいに毎日あなたを必要としてるの


こんなんじゃだめだよね

理由はどうだっていいから

何かの間違いでもいいから

私のところに…



でもね　来てくれないのも

わかっている

先輩と過ごす３回目の誕生日

誕生日に先輩と過ごせるなんて幸せ


今日はきっと忘れられない日になる

ちゃんと先輩に好きって

今日で最後にしましょうって伝えるから

秋

見つけたよ

全てを

真っ赤に

染めて

切ない

感情

一杯にして

私に

拾って

欲しかったんだ

きっと…

真っ赤な紅葉も

君との思い出も

全部全部 色褪せていく

本当は頼りたかった。
助けてって言いたかった。

きみの前では
かっこいい奴でいたかった。

なあ。
もう少しだけ
待っていてくれないか。

君のとなりに、君の傍に
自信を持って居られる奴になるから。

あの時言えなくてごめん。
『すきだよ。』