はじめる

#MinoHiraの小説その他

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全16作品・

《人間不信》





ある冬の大晦日


僕は大雪の中買い物をし家路についた


手は悴んでいて睫毛は凍りそうだ


少し早歩きで歩いていると


半ズボンにパーカーを着た


薄着の少年が車道の路肩で黄昏ていた


最初は元気な子だなと見ていたが


「あれ?」と首を傾げた


右腕は血で滲み左足のポケットは


《『自傷』した跡が残るナイフ》


が入っているのが見えた


流石の普段無感情の僕も思わず


「ねぇ、そこの少年。」


と、声を掛けていた


少年は少し不思議そうな顔をしたが


すぐに目付きが変わった


その真っ直ぐだけど靄のかかる瞳


傷だらけの顔


僕は少年の思いがわかった


『助けて』だと


だけど僕は弱かった


気付けても救えない


だから僕は逃げた


少年が助かりますようにと


いるかどうかも分からない


神様に祈りながら_______

紫月花蘭・2020-12-31
誹謗中傷
リスカ
自傷
MinoHiraの小説その他
人間不信
短編
短編小説

僕は"愛する人に愛を伝えると新しい命に変わる"
という寿命を抱え生まれた

元々他人に興味が無く感情に乏しい僕は
愛する人など現れないと思っていた

それなのにあの子は僕の心の概念を
容赦無く壊した

そして僕は葛藤した
愛を伝えすぐに新しい命に変わるか
愛を伝えず永遠に不死の身を持つか

けれど僕の愛するあの子には
出逢って間もなく恋人が出来た
何処にも隙のない相思相愛だ

僕は死のうとした

あの子より愛せる人など
この世に存在しないと思ったからだ

けれど死ねなかった
愛を本当に愛する人に伝えないと
僕は死ねないようだ

そして出逢ってから100回目の冬が来た
あの子は雪に溶けるように亡くなった

僕に劣等感が襲った
意気地ない自分が悔しかった

後を追いたかった

けれど厄介な寿命を抱えた僕は
1つの方法でしか死ねない

なので僕は今日も独り
不死身の体を抱え意味もなく
死ぬ為の愛を求め独り過ごす

紫月花蘭・2020-12-03
拙者のポエム(愛)
短編小説?
みたいになった
MinoHiraの小説その他
力作だぞ!
力作(みんな見て)

花火と恋の交差


君は知ってる?

君は私の初恋の人。

けどね。

君が呼んでも振り返らないのは、

もっと大切な人が出来たから。

初恋は叶わないけど、

叶えられる恋を教えてくれたから。

そしてね。

初恋の想いに気がついてくれなかった、

君へのお仕置だよ!

花火の花が咲くように、

あの子の所で、

恋の花咲かしてくるね!

って想っても、

あんまり変われないな。

けど私は変わらなきゃ。

君に振り向いてもらえるはず、

なんて可能性ないから_______

花火が咲いた。

あの子の所へ行って、

君の事忘れよ。

紫月花蘭・2020-10-02
夕雁さんの小説
女子目線書かせてもらった
本人知ってます
ぴったり200文字で小説書いてみようチャレンジ
成功してないと思う
ごめんなさい
誰か感想&文字数教えてください
訂正します
MinoHiraの小説その他
燃ゆる花の片割れ
花火と恋の交差
力作だぞ!
力作(みんな見て)

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に16作品あります

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『この宙の色は、
全ての感情が詰まってるよ』
【そうなの?】
『考えてみなよ。』
【?】
『苦しい時は黒色に近い紫になる。』
【うん。】
『恋はピンク』
【うん。】
『哀しみは蒼。』
【、、、うん。】
『嫉妬や虐めは、、、色だよ。』
【えっ?何て?】
『全ての色さ。不特定多数の人間の弱味だからね。』
【へぇー。】

























その次の日、『』は、
川の岸を渡っていた。
『』を追い詰めたのは、
原色でド派手な服が、
トレードマークの集団だった。
僕は、彼奴らに償うのを求めたかった。
けど、、、、
『』が望むのは、
二度と自殺が起こらないことだよね。
そのために、
僕は生き続ける。
そして、10年後。
虐め相談所を開いた。

紫月花蘭・2020-07-19
短編?
短編小説?
誹謗中傷stop
誹謗中傷を止めよう
虐められてる人へ
苛められてる人へ
全ての色
不特定多数
世の中を生きる資格より世の中を変える資格が欲しかった。
MinoHiraの小説その他
みんなのシェアハウス
自殺志願者の思い
自殺stop

これは、ある短編の続きです。
探してみましょう。

『ねぇ、あのさ。』
【何?】
『自殺志願者の方はさ、何で自殺すると思う?』
【えっ?えっと、苦しみから逃れるため?】
『確かにそれもあると思う。けど、本当はね。
自分の命を捧げるから、遺った方々が、これ以上無駄な命をつくらないでください。って言う、意思表示だと思うんだよね。』
【なっ、成程。】
『だからさ!』
【?】
『その方々の命無駄にしないようにしてね!』
【うん。】
これが、『』の遺言だった。
親友だから、気が付けば良かったよ。
あの時、君に笑顔の欠片も無いこと。
苦しそうな愛想笑いを引っ付けていた事。

こんな事を無くしましょう。
何で世の中は、口先だけなんですか。
自殺の理由は、人それぞれです。
けれど、、、
一つだけ言わせてください。
この投稿を見てると言うことは、
これまでの、命を捧げた方々より、
心に安堵の時を持てる瞬間が、
あるのだとね。

紫月花蘭・2020-07-19
自殺stop
短編?
短編小説?
苦しい
辛い
生きる意味
自殺
理由
怖い
尊い
自殺志願者の思い
MinoHiraの小説その他
続編
誹謗中傷stop
誹謗中傷を止めよう

『猫になりたい』

そう願う人だけが見つけれるお店

『猫化け屋 fakecat』

名前はまんまだがこのお店は、

心の疲労を癒し生きる気力、

生きる目的を導くお店だ


「猫になりてぇ」

おや?

今日もそんなお客がやってきた





















猫になれればどれだけ幸せか

猫として生きればどれだけ自由か

この呪縛から逃げれるか

そんなことばかり毎日考えている

そんな俺は自分の名前が嫌いだ

俺の名前は犬道剣

犬好き家系、断固犬派

そんな家に生まれた唯一の猫派だ

皆1度は、

『生まれる家間違えたな』

なんて思うかもしれないが、

俺はそのレベルじゃ済まない

親、兄弟、親戚全員に嫌われている

『家系の恥、愚か者だ』

なんて呼ばれる

なら、捨てろよ

毎日そう思うのに捨ててくれない

まともに育ててもくれない

けど怖くて死ねない

そんな中途半端な人間だ

そう思っていたある日、

ふとある願望が口から零れた

「猫になりてぇ」と

そしてピンと来た

猫になれれば毒親からも、

険悪視する兄弟からも、

陰口ばかりの親戚からも、

皆から逃げれるのでは、と

まぁ、そんなこと出来るわけないんだけど

そんな馬鹿な独りボケツッコミを、

ひたすらに繰り返していると、

あるお店が見えてきた

なんだ?あれ

この辺りは毎日散歩してるのに…

えっと、猫化け屋 fakecat?

変な名前だ

けど何だか楽しそうだ

こういう時の俺の勘は外れない

そう自負してる

よし行ってみよう

俺は周りに家族が居ないか確認すると、

お店に入った

「いらっしゃいませ、

お待ちしておりましたよ

犬道様」

「どうも、こんにちわ」

って、あれ?

今俺の名前呼んだ?

て言うか今挨拶したの猫?

猫ってこんな貫禄あるっけ?

てか俺よりデカくない?

185cm以上あるじゃん

あれ、て言うか

「猫が言葉を話した?!?!」

そしたら猫は首を傾げ

「普通のことですよ?」

と言う

いや、んな訳あるかいな

と思っていると

「マスター?お客さん?」

「わぁ!人だ人だ!」

170cmくらいの青年猫と

仔猫…と言っても80cmはある猫が

話しながら店の階段を降りてきた

あ、普通のことなのか

そう納得しかけた

いや、やっぱイレギュラーだろ

「ねぇねぇお客さん!

どうしてこのお店見つけれたの?」

え?

「散歩してたら普通に見つけたけど?」

「へぇ〜!

僕と一緒だね!」

いや猫と一緒にされましても

いや可愛いからいいけど

「それでは犬道様、

これからのあなたの人生プランを、

ご一緒に決めていきましょ」

待て待て

「まず、君達誰?!

人生プラン決めるって何?!

てか何で話せるの?!」

「あ、申し遅れました

fakecatのオーナージャックです

皆マスターと呼ぶので犬道様も、

そうお呼びください」

えっと、でっかい黒猫がマスター

「僕の名前はペリドット

よろしく」

白毛緑目青年猫はペリドット

「僕、クラウド!

お客さんの名前は?」

灰毛青目少年猫はクラウドか

「俺は犬道剣

それでマスター?

このお店は何屋さん?

見たところカフェに見えるけど」

「犬道様

当店は悩める人生を歩む人が、

猫に生まれ変わり新たな人生を歩む

お手伝いをするお店です

またこのお店は猫になりたいと、

呟きその願いが本物だと、

判断が下された人だけが辿り着けるのです」

何か凄い店に来てしまったな

けど…

「ホントに猫になれるんですか?」

「えぇ、勿論です」

信じられねぇ

「大丈夫だ、剣

僕だってクラウドだって

昔は人だったんだ

けど今は猫として暮らしてる

これが証拠だ」

そっか…なら…

「俺、猫になります」

気付いたら俺はそう言っていた


























続きます(短編で続くとは) fakecat

紫月花蘭・2021-06-06
MinoHiraの小説その他
猫化け屋
短編
小説
短編小説

独りで泣いてたら

『辛いことでもあった?』

そう誰かが言いました

そのとき僕は

鼻を啜りながな

『いいえ』

そう言いました

そして満面の笑みをつくり

『辛いと思うときに泣けるなんて初めてだから嬉しいんだ!』

そう言いました

『__________』

その人は何も言えず静かに涙を零していました

紫月花蘭・2021-11-06
涙に隠れた本心
MinoHiraの小説その他
タグ使わせて頂きました

『暗いな』

新月が宙に浮かぶ夜

僕はそう呟いた

何か意味がある訳でも

そう伝える相手がいるわけでもなく

することがなかったから呟いた

いや、やらなければならないことはある

けどやろうとは思えない

そう思考を反芻させ続けた

そんな堕落した一日の夜

民家も山小屋も無く

人っ子1人いなかった田舎の森に

独りの少女がいた

歳は15、6程度の

青さが残る少女

何をしているのだろう?

僕はそう思ったが

どうも話しかけようと思えない

と言うか、オーラが怖くて近寄れない

そう考えていると掠れた声が

聞こえてきた

「…さい」

小さな声

けれど何度も呟いている

「…ください」

今度はもう少し聞き取れた

10回程聞き漸く聞き取れた

「愛をください」

の言葉

ふぅん、愛ね…

すると、少女は

我を取り戻したように彷徨い始めた

先程のリピートロボットのような

機械的な動きでなく

人間味のある動きだ

「あ、あの!」

『え…』

少女が話しかけてきた

掠れが無くなり

見た目通りの澄んだ声で

「私と夜過ごしてください」

冷たい空気の中少女はそういった

愛をください、そして私と夜過ごして

僕の頭の中の理性が

壊れる音がした



翌年とある新聞に

興味深い記事を見つけた

【行方不明の少女と指名手配犯の死体】

見出しにそう書かれていた

記事に拠れば近くに

2人の遺伝子で出来たであろう

少年も息絶えて傍にいたそうだ

"何があったんだ"

俺はそう思った

よし、今日の夜はこのことについて

考えていよう___

紫月花蘭・2022-03-06
冷たい夜でただ独り、
MinoHiraの小説その他
語彙力なくてすみません

キミの傍にいたいと思ったからさ


そのためにまずはキミを知ろう

そう思ったんだよ

そうしたらさキミの心

どれだけボロボロなの?

疲れすぎだよ、ダメじゃん

無理して傷つくんじゃなくて

無理して休まなきゃ

大丈夫だよ

ボクが手を握っていてあげるから

紫月花蘭・2021-11-11
覗く深淵、キミの憂い
タグ使わせて頂きました
短編
MinoHiraの小説その他

叶う事などあるかな
(これは小説です)
結び編

~僕サイド~
彼女だけに向けられていたいじめが僕の方にまで矢先がとんだ
「あんな女に構うな」とか
「あんな最低な女に構うなんて変すぎる」
とか結構言いたい放題にいってくる
けど僕は彼女とずっといるよだって彼女に年長の頃
「僕は弱い弱いよけど君だけは一生守る」
って約束したのだから
彼女が好きだから絶対何があっても守る!

~私サイド~
彼にまでエスカレートしたいじめ
私は何回ももう構わなくて良いよと言っているけど彼は決まって
「君だけは一生守るって約束したでょ」
って心配してくれる
もうそんなにされたら好きが加速するよ、、

~片想い叶う時~
彼女をいじめてた奴らは終業式の時こういった
「休み明けもこんな状況ならお前らをまとめてシカトする」
っていってしかも
「お前らなんて顔もみたくない消えろ」
と叫ばれた
僕の堪忍袋の尾が切れた
だから言ってやった
「そんなこと言うな僕に対してはいいけど僕は彼女が好きなんだよ、お前らだって好きな人のこと否定されて嫌じゃない奴らなんているかもういじめるなこっちの気持ちも考えろ、、だからだからいじめないでゴミ扱いじゃなくてせめて人として接してくれもう限界だ」
本当に言ってやった
彼女は口を開けて固まっている
まぁどさくさ紛れて公開告白されたんだものな言葉を失うか

私は今堪忍袋の尾が切れたいつも大人しい幼なじみに告白された
喜べば良いの?いじめてる人間に意見をいってくれたことに感謝すれば良いの?
けどけどいまは考えてる暇はない
「私も賛成だねせめて人扱いなら人の嫉妬によりうまれたいじめをする馬鹿な奴らとまぁ同レベルに達するそれぐらいなら学校も普通にいられるもの今までの初恋の彼に心配させないための学校より楽しいよ彼に迷惑がかからないから」
言ってやった
ついでに告白も返したうんもう帰れる
今放課後だもん
「それでは私達は失礼します帰るよ亀咲芽(きさめ)」
「あっ待ってよ朱鳥(あすか)」
この事件?により私達のいじめが終わった
自分の意見を圧倒させるように言うのって大事
そして伝えないと恋って叶わないな

三編制の小説いかがでしたか?
意見や感想出来る人よろしくです
これからも新作を気紛れに書いていきますね!
みなさんも自分の感情を言葉にして言うのは大事ですよ(いろんな事において)
いじめや恋に関する悩みの人は感情を言葉にして誰かに伝えてみては?
大丈夫あなたはきっと報われる
最後までありがとうございました!
ちなみに最後に名前で読んだのはいじめの影響で名前で呼ぶのやめてたからなんですよ
報われたら少し我慢を控えてもいいかも?
常識の範囲でですけど
もう一度ありがとうございました!

紫月花蘭・2020-05-21
短編小説
片想い
恋愛成就
叶う事などあるかな
投稿32.0回
MinoHiraの小説その他
拙者の投稿一日目〜十日目









失恋後物語














「振られたけどやっぱ好きですわ」

上からの言葉

僕の悪い癖、弱味が見せられない

君の答えは前と変わらない

夏の微風が呼び起こす

『恋愛感情を抱いたことがない』の言ノ葉が春風に乗って復唱された

僕の心は空白を覚えた

いつ以来の状態だろうか

否いつかは分かっている

僕の声が蝉の合唱に

掻き消されるような夏の日以来だ

本当は期待していた

何も変わらず半年以上過ごせとったから

何も知らない日々の延長線で

思い出を紡げていたから

無知は可能性を秘めると云うが

今回ばかりは不可能を暗示していた

けど涙は無かった

泣いたらこの恋物語が終わって

生涯に無駄な日々と刻まれる気がしたから


「少し話そ」

『ええで』

さも当たり前のように話し出す

2人きりの立春過ぎたる公園

僕等だけの世界

普段は話しもしない話題ばかり

ポジティブ思考かネガティブ思考か

小学生の頃のクラス状況

同級生の人格変化の過程

人間関係の距離感

僕等の部活の仲間の話

将来の夢や高校の話

初めて知れたよ

君がネガティブ思考なこと

昔、先生が道徳で言っていた

心理テストが本当なことと一緒にね

それに君は現実思考で

将来の夢が自分に出来るか考えて

無理なところがあるとそれを夢にしないことも

僕の夢が世界を変えることって言ったら

『大きく出るな...俺はそう思わんけど』

って笑ってた

けど君が死にたくないって言ったのは

印象的だったや

しかも記憶を持ったまま

自分に生まれ変わりたいと言った

ネガティブ思考のくせに

自己肯定感が高すぎる

今の自分としてもう一度

生きることに不満がないなんて

僕は基本自分嫌いやし

死んでも後悔ない精神だから

真反対だなと思った

人は自分に無いものを持つ人に惹かれると云うが

その罠に僕が掛かるとは夢にも思わなかった


用事があると君は帰っていった

約束を守る君

ドSのくせに優しい君

きっと予定が無かったら

僕の気が済むまで話してくれたのだろう

「じゃあね」

『ほな、また明日』

"明日"、か

告白は今日で良かった

その言葉が無かったらきっと

僕は立ち直れていない


独りの帰り道

はしゃいで帰る幼い小学生を横目に

涙を堪えていた

否、堪えてはいない

躰が、脳が、涙を拒否した

流してはならない、そう呪った

泣かない失恋は一生残る

その言葉を本物にする為

嗚呼、明日は卒業式

少しでも話せたらええのに

会えるのが最後かもしれへんから

紫月花蘭・1日前
鍵は君の手の中に
失恋
実話
告白
短編
短編小説
小説
MinoHiraの小説その他

『明日の月は綺麗でしょうね』




【月が綺麗ですね。】

意気地無しで強がりだけど、恥ずかしがり屋な俺の、精一杯の告白。

それくらい、幼馴染22年目のお前には、分かるよな。

『……………………』

信じられないと言わんばかりに、その、綺麗な二重の目と、透き通る瞳が、俺に語りかけてくる。

うん。

綺麗で整い過ぎだろ。


俺は、自分で言うのも何だが、モテる。

俺自身はそう思わないが、月1で告白され、何より、この女。

ユナ
月和が皮肉たっぷりに、

『あんた、モテ過ぎだよ。流石、ドラキュラプリンス、黒羽だね。』

と学生時代に、毎日言ってた。

その度に、コクウと呼ぶ月和の声が聴けて嬉しかったこと以外何の意味もない事だ。

そしてもう1人の幼馴染、エンジェルプリンスの男。

ソラ
天も言った。

「そりゃ、モテるよ。だけど、何で比較用に、僕がエンジェルな訳?黒羽の方が、純粋無垢だよ?」

『それは、言えてるけど、名前的にね。それに、名前とのギャップよギャップ!悪戯天使と無垢な吸血鬼。この、ギャップが、この近辺の学校の、殆どの愛娘を、虜にしてるの!』

「へぇー。また、からかいに行ってこようかなー。」

【止めとけ、天。からかわれても、何も出来なくて、悔しいだけなんだ。からかわれた側は。】

『「純粋無垢め!」』

これが、学生時代の、毎日さ。


てなわけで、月和の返事を待ってる訳で。

あっ、これは、言っとかなきゃ。

【振っても良いが、いつも通りの対応で、これからも、過ごせよ。】

うん。

これが、大事。

何でって?

無 視が1番キツいからな!

さてさて、返事はどうかいね?


『フフ。これだけ、言わせてもらっていい?』

【ん?何だ?】

『幼馴染の告白。恋バナだと、運命だどうとかと、騒がれる瞬間。』

【そうだな。】

『あっ、本題言うね。』

【………】

『明日の月は綺麗でしょうね。』




















俺は、必死に逃げている。

死にたくないから。

あやめられるから。

こんなバットエンド、最悪過ぎるだろ?

何年も想い続けた人に他殺宣告だそ。

はぁ。

俺はどこで、こんな天罰を受ける行いをしたのか。

はたまた、これまで成功し過ぎてたのか。

神様よ………

うん?

今、俺、天罰って、言った、よな。

そうだ。

まだ、俺には、天が居るではないか。

居候するか、一緒に旅にでも出よう。

唯一無二の親友兼恋の相談相手。

助けてくれる、よな?


ピーンポーン

何か悪いことしたかもな。

今は晩刻10時。

さすがに遅い。

22年目の幼馴染の家だとしても、遅すぎるよな、俺。

ガチャ

あっ、ドアが開いた。

「ど、う、し、た、の?黒、羽。さ、す、が、に、遅、い、よ?」

壱音壱音切れてて怖い。

まぁ、この際縋るしかないか。

【話は中でさせてくれ!匿ってくれ、天!】

「はーい。」

この辺り素直だよな。

けど、怖ぇ。


ふぅー。

そろそろ、話すか。

幸い一人暮らしの人間の家に、一人暮らしの人間が行くのは、あまり問題がない。

そして俺は、これまでの経緯を話した。

告白の言葉は言ったし、返された言葉も言った。

さぁ、我が幼馴染よ。

助けてくれ。


「ふぅーん。僕の知らない内に、そんな事になってたんだ。」

あら、珍しい。

怖 すぎるくらいの視線と口調。

まぁ、ここは、一気に突っ込もう。

【だから明後日まで匿ってくれ!】

「………………」

【天?】

「分かったよ!その前に、1つ言わせてくれる?」

あれ?

いつも、鈍感や天然としか言われない俺でも分かる

空気が読めないと幾度も言われた俺でも分かる。

今は………ヤバい。

「I k i l l y o u.」



























俺を殺める怪物2匹目を生み出した、鬼騎黒羽です。

怖いです。

幼馴染の、雪灯月和と、白心天に、狙われてます。

他殺宣言されました。

そして俺は、下が荒波弾ける崖に追い詰められた。

この道を選んだ、俺の馬鹿。

自殺宣言じゃねぇか。

うん。

俺は、息を詰めた。

一か八かを神様に賭けて。

最 期まで、済まねぇな。

けど…………

この、理性を無くした人間を止めるには、こうしかないんだ。

後悔は、無いぜ。

後は、神様。

よろしくな。


俺を、殺めるなら、先に死ねばいい。

馬鹿な俺には、その考えしかなくて。

俺は、荒波に飛び込んだ。

彼奴らが泣いてくれることを信じて__



















あれから、何分経っただろう。

たっぷり5分は、経ったよな。

これは、奇跡か?

否、命の燈尽きるまで、俺はここに居なければならねえのか、まさか。

なぁ、神様。

もしくは、月明かり。

俺等を救ってくれよ。

俺は、日常の幸福を、確かな物に、したかった。

ただそれだけなんだよ____






















その時だった。

世界は、月明かりの優しさに包まれた。

そう、誰かがこの世界に奇跡を施した。

けれどもこれは、誰も知らない。

この月明かりは、
























"3人の人間の願い"だと云うことを


















明日の月は綺麗でしょうね

あなたを 殺める

I k i l l y o u.

あなたを殺める












さぁ、一体月明かりは彼等にどのような奇跡を齎したのか。
その答えはきっとあなたの心の中にありますよ





































読んでくれてありがとうございます
ちなみにこれは引っ張り出してきた過去作
多分中1の頃イオン行く時に書いた
けど物騒過ぎて投稿しても表示されんかった前歴持ち

紫月花蘭・8時間前
短編小説
短編
小説
自己満
MinoHiraの小説その他
明日の月は綺麗でしょうね
命の燈

叶う事などあるかな
(これは小説です)
後編←この後結び編も出します


私には好きな人がいる
優しくてむしろ優しすぎる幼なじみの男の子
最初は彼は只の友達だった
けど年長の頃言われたんだ
「僕は弱いよ弱いけど君だけは一生守る」
って言われたんだ
多分彼は無意識に言ったんだと思う
けど
こんなこと言われたら好きにならないわけないじゃないですか
誰かこの気持ち共感あるかな
最近私はいじめられてる
学年の王子のチャラ男を振ったからだ
なんであんなチャラ男がモテるのか意味不明だけど
彼がモテられると困るしまぁ良いか
普通いじめられてる子からみんな離れてく
けど彼だけはずっと一緒にいてくれる
私は彼に告白したい
けどこんなに心配かけてるのに告白したら迷惑だよね

紫月花蘭・2020-05-21
短編小説
片想い
叶う事などあるかな
投稿31.0回
拙者の投稿一日目〜十日目
MinoHiraの小説その他

叶う事などあるかな
(これは小説です)
前編

僕は好きな人がいる本当に自覚したのは最近だけどきっと初めてあった時から彼女に一目惚れしてたんだ
今彼女は誰とも付き合ってない
最近まで付き合ってたけど学年の王子がしつこくて一旦付き合って盛大に振ったんだそうだ
「本当に好きな人がいるあんたみたいなチャラ男なんかじゃない一人一人を大切にみるような奴が私は好きなんだよ」
と言ったそうだ 僕の幼なじみは活発だな、、
3歳の頃から知ってたけど
彼女は今いじめにあって不登校気味だ
学年の王子を盛大振ったから反感を買ったのだろう
僕は毎日彼女の心のケアをしてる
彼女は悩みを一人で溜めるタイプだからね
そんな時僕が告白すれば迷惑だよね
だから自分の気持ちはもう少し自分に封印しとこう

紫月花蘭・2020-05-21
短編小説
片想い
叶う事などあるかな
投稿30.0回
拙者の投稿一日目〜十日目
MinoHiraの小説その他

花火と夜空の奇跡
(小説です)

学校の夏祭りに花火が上がった
何回みても好きな綺麗な花火だった
その時ふと人影がよぎった気がしたけど
これだけの人がいたらいるだろうと私は気にしなかった
花火が終わり帰ろうとすると一緒にいた親友に
「なにか巾着にささってるよ」と言われた
そこには独りの所でみて
と最初に書かれてたので私は親友にちょっと待っててといって手紙を読みに行った
戻って来ると私は顔を真っ赤にして今にも泣きそうな目をしていた
親友が「大丈夫?」
と声をかける
私は大丈夫としか言えなかった
だってその手紙には初恋の人へいつも嬉しそうに花火をみてる顔が好きだったのでこの手紙を渡しました明日月が綺麗なので見に来て下さい
と書かれていたこの字は初恋のあいつの字だった
次の日あいつに会いに行った
その時あいつは「僕は夏休みの間に引っ越すそしてきっと年が明ける前に星になる」
と言われた
信じられなかったきっとあいつは引っ越す前に気持ちを伝えたかったのだろう
私はそこで泣き崩れたこんなに好きなのに好きにさせてあっさり私の前から去って行くなんて
そう言うとあいつは笑った「両片想いだったんだ僕頑張って病気を治す気になったかも」
そう言って私に寄り添いとてもとても綺麗な月を二人でみた
中学生になる年の冬奇跡が起こったあいつの病気が完治した絶対治らないと言われる難病だったのに
あいつはあっさり軽い気持ちで「久びさだね」と声をかけて来た
私はまた泣いたこんなに心配したのにあっさり戻って来て拍子抜けしたし肩の荷が下りたから
そして私達はずっと一緒に星空を眺めていた
君の奇跡に感謝するために

長文読んでいただきありがとうございます!

紫月花蘭・2020-05-21
短編小説
恋の告白
空想の話
悲しい話からの逆転
投稿27.0回
MinoHiraの小説その他
拙者の投稿一日目〜十日目
夏恋

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