冥累・2日前
めるの呟き
一晩経って少し分かった
俺が気分を害された一因は
今まで怒鳴られ責められズタズタにされ
血反吐吐いてボロボロになりながら努力して
なんとか障害の傾向を抑えたり補ったり
迷惑をかけないようにと生きてきた結果
検査の結果傾向が認められない、と言われたこと
ズタズタにされた心も、ボロボロになった体も
自分のことは助けてあげられなかったことも
何も認めてくれなかった
強制されて人の為に生きてきた弊害として
自分はずっと追い詰められてきたのに
全部認めてくれなかった
それが辛かったんだろうな、と
お前はその調子で今まで以上にもっと頑張れ
そう言われたのが嫌だったんだろうなと
君はよく頑張った、とてもいい子だ、と
慰めて褒めてほしかったんだろうなと
俺はあんなに尽くしたのに、っていうとなんかすごく上からでおこがましいとは思うけど、でも頼まれたことはなんでもやったし頼まれてなくても望んでることは大体なんでもやった。やってあげたとまでは言わないけど、俺は散々尽くしたはずなんだ。だけど誰も俺の頼みを聞いてくれるどころか話さえまともに聞いてくれない。今まで話さなかった俺が悪いのか。そうかもしれない。それに俺はそうやって尽くすことで側に置いてもらってたのかもしれない。大体釣り合うわけないもんね。俺自身友達という関係を続ける為には代償を払わなきゃいけないと思ってた。頼まれたことはなんでもやってなんでも許してにこにこして。つまるところ都合のいい奴でいなきゃ誰も俺と友達なんて呼べるような関係になってくれないってことくらい分かってた。自分で作った結末なんだよな。友達関係を続ける為には代償が必要って言った元彼に説教できるような立場じゃなかった。俺は俺の好きな奴はどんなことがあろうと好きでいれる自信があった。でも俺はどんな俺でも好きでいてくれる奴らだって思えなかったんだろうな。あいつらのこと信じれなかった。そもそもあいつらは俺のこと好きじゃなかったかもしれないけど。というかそうだろ、俺なんてただの都合良い奴だったんだよな。だから誰も都合良い奴じゃなくなった俺になんて興味無いんだよ。怖いな。寂しいな。悔しいな。誰にも一人の人として好かれていなかったことも、それでも俺はあいつらを信じてやれなかったことも、信じれないなら嫌われてもいいって覚悟決めて潔く関係を切れなかったことも。悔しいよ。許せないよ。誰よりも自分が。
少し前を向けるようになった分
またうずくまって泣いちゃうような時
そんなんじゃダメだろって怒られる
今まで味方でいてくれた自分の半分が
いつの間にか自分を責める奴になった
世界と自分の「正しさ」に押し潰されそう
分かってる。分かってるけど、
俺だっていい加減楽になりたい