#スノードーム

箱庭の世界。

どこにも行けないし、景色は枯れるだけ。


スノードームの世界。

世界に振り回されて、そうして美しくなる。

この夜を君と一緒に

スノードームに閉じ込めて
おければいいのに。

幸せだよ
そう言った子供たちは
スノードームの
雪の中-

いつもふわっとわたしの世界を
いつもまるっと変えてしまうのは
あなただけ私のたった一人の
だいすきなひと たまんないの

貴方が居る

まぶしいスノードームの内側を


手をかざし見つめていた


それが恋の痛みなんだと知らずに



恋してた




貴方は一生届かない存在。。。

陽が昇って落ちても平坦で

狭い世界で生きてるとは誰も知らない

僕らを守る硝子越し

舞い散る白

誰かが転覆したとも知らずに

僕らは掌に落ちた白を眺めていた

クリスマスなんて無ければ
いつも通りの何にも変わらない夜なのに
聖なる旋律は雪に溶けて
自分の鼓動が響いている
夜を泳ぐように過ごしたあの瞬間を
このスノードームみたいに閉じ込められたら
見えない星に願いを込めて
音が無くなった夜に

他の誰かと並び歩いてる

貴方の横顔綺麗すぎて

見たこともない幸せそうな顔していたんだ…。

スノードームのあの綺麗さが好きになれなかった。

きらきらと落ちてくる中でぽつんと一人孤独を感じる世界観。

私たちの周りは
雪の降る銀世界

スノードームみたいだね

ずっとこのまま
いれたらいいのにな

僕の内壁、冬の窓
書いた未来、窓の外には
人や雲はない
スローに落ちる
東京の雪は滲んだ色
香水、喧騒、人の交り
濡れた指で描いた
未来は綺麗でいて
スノードームみたいに

君に降る雪だけ

スノードームみたいに

キラキラと輝いていた。

手を伸ばしても

触れようとしても

触れられず

切ない想いを心に秘めて

目を伏せた。