#ハナレバナレ

君は何時も僕の芯を食った所を突くから

君を知らない故にそれが大嫌いだったの

痺れた右脳で君を「愛して」居たから、

君に伝えたい「ごめんね」を。

君の過去にも誰かを想って

綴った痕跡が残ってたのね

君に言葉で伝えるのは恥ずかしいから

カスミソウの花言葉に準えて捧げるよ

｢君色に染まりたい｣と＿＿＿＿。

愛したくても愛されたくても

伴う痛みは咲き続けてるのね

逃げたら「負け犬」と嗤われるよな

表面的にしか判断されないんだから

君とお別れをしたって

心までは別れられない

時々 片想いしてたキミが

夢に現れる。どうして？

忘れたはずの恋心が踊ってる。

7ー3

何のことか分からなくて

それで良いんじゃない

適当に答えたら

アンタはそんな

ハクチョウな人なのね

キミはそう言ったけど

ハクチョウは鳥なので

人ではありません

もしかしたら

池のハクチョウに

エサをあげるのを

楽しみにしているの

だからハクチョウが食べる

オヤツを考えているんだね

ボクがきいてみたら

せっかくのオヤツを

ハクチョウになんか

あげたりしないよ

ボクの思ったとおりの

答えが返ってきました

7ー7

ボクは困らないけど

キミが機嫌が悪いのは

イヤなので

何か方法を考えます

バナナはオヤツに

入らないから

たくさん持って行けば

良いと思うよ

ボクが言ったら

良いこと言うね

パパバナナ

ママバナナだよ

キミは上機嫌です

でもバナナは

半分しか持って行けないよ

ボクは大事なことを

思いだしました

キミは悲しそうに叫びます

半分しか食べられないなんて

かわいそうな

サッちゃんなんだよ

7ー4

じゃあお弁当の残りを

あげたら良いんだよ

そう言ったら

そんなの醤油入れと

草の形の飾りだけだよ

でも次回の弁当に使うから

持って帰らないと

ダメなんだよ

キミはそう答えたけど

そんなモノは

ハクチョウも食べません

よく考えたら

キミがハクチョウのエサで

困ることはないはずなので

何を困っているの

たずねてみました

7ー2

キミはもう

遠足のことで

頭がいっぱいで

ニコニコしながら

オヤツは何を買おうか

考えていると思って

様子を見たら

何か真剣に

考えています

何か迷っているの

ボクがたずねたら

アンタはそれで良いの

キミは恐い顔をしています

『大丈夫やで！』って強がってる時ほど
ｶﾒﾝ
気づいてよ…。零れた涙に。

7ー5

今日バスの席を

くじ引きで決めたね

ワタシとアンタは

遠くにはなれているよね

キミはそう答えます

確かにバスの中で

一緒にトランプが

できません

キミが困っている訳が

ようやく分かりました

だからボクは

バスの中でトランプが

できなくても

山の頂上ですれば

良いんだよ

キミを慰めます

キミはそんなこと

何にも困らないよ

そう叫んで

ボクの頬をつねります

7ー6

じゃあなんで

困っているの

頬をさすりながら

きいてみたら

アンタが隣だと

オヤツを横取りできるのに

離れてしまったら

取ることもできないんだよ

300円で買えるオヤツじゃ

ぜんぜん足りないんだよ

それを聞いて

キミと席が離れて

良かったと思いました

アンタも何か

たくさんオヤツを

持って行ける方法を

考えなさいよ

キミはボクに

八つ当たりをします

どうでもいい日常が、

貴方の存在一つで

全く新しいものに変わっていく、

あの瞬間をもう一度。



貴方と過ごした、たった2年の

切なくも輝かしいあの日々と
共に。