閖紗莱・2021-06-05
夜空舞う頃に*
君は私を通して
向こうに見える
あの子ばかりを
取り残された″軌跡″を辿る度
頁数の多さを目の当たりにして
″SOS″
全ての流星に誰かの″願い″が
″叫び″
枯れない花に誰かの″想い″が
ときには"ただしい"と認めなきゃ
あなたの世界はずっと回らないよ
歩んだ証が光と生る
紡いだ絆の成功記
不器用な君の器用な気遣いに
不覚にも胸が高鳴ったんだよ
大切にしてくれる人を
人は大切にするのです
終わりが怖いと泣いた君
預かった名前を胸に秘め
対称的な僕らの長い旅路
雲のない快晴が美しいって
誰が決めた理論でしょうか
きみを待った数分間
君と触れ合う数十分
きみの香りに包まれ
明日のわたしに会うために
今日のきみを生き続けてよ
リミッターはもういらない
完走しきっちゃっていいの
君に溺れるのも時間の問題
嫌なことを続けるのは苦痛だけど
好きなことを続けるのも苦痛だよ
ごっこ遊びの感情論
堕落に朽ちた未亡人
ひとり白い粉雪に惑わされ
不意に口を継いで出た言葉
嘘じゃないと気づいた今は
勇気へ変わるを急かすのみ