#季節

季節が変わったときに

君の心まで変わってしまったこと

鈍い僕は気づけなかったよ

君とともに過ごした時間

いつか想い出と呼べる頃には

心の色も少しは変わってるだろうか

季節と共に君の心も変わってしまうなら

“この季節が終わりませんように”

私はそう願ってしまうのでしょう

残した夏の暑さと眩しさは

秋の涼しさと寂しさが掬うから

すっかり秋になったと思ったのに

今日は暑かった。

練り終わるまで

夏の魔女は

あなたを逃がしてくれないのだ。

秋が寂しく感じるのは

夏が眩しすぎたからなのか

この恋が枯れるまで
可能性を信じ続けたい

君が満面の笑みで食べるから

私は胸がいっぱいになったの

新・四季

　春は駆け足で過ぎていき
夏は暑さが長く居座り
　　　秋は夏に押されて春より短く
　　　冬は秋と手を繋ぎやって来る

　　　ゆっくりと四季を楽しむ時間が
　　無くなっていく

賑やかな季節が終わり

静かな季節の始まりね

私の寂しさもまた始まるのね

地面に色彩を与えて絨毯の完成

花たちは寝っ転がって空を見上げてる

季節の色がおかしいので

あの魔女に相談したいと思ったけど

あの魔女はもう

ここには居ないのだ。

私は貴方の中にまだいたいから

新しい季節の足音に心が震えたの

しばらく保っていた熱も

いつの間にかに冷えていたの

風が運ぶ便り

春夏秋冬
季節が変わる少し前に吹く風には
次の季節の香りが運ばれてくる
気付けば昨年の秋以降に
その香りの便りを感じていない
偶然、受け取ることが出来なかったのかは分からない
香りの便りがない季節の変わり目は
少し寂しささえ覚える