#小さい

小さな「一歩」

だが、大きな『進歩』

それを軌跡と呼ばずに
何と呼ぶ？

広い海と広い空は
　　　　　ｺｴ
僕らの小さな叫びを
持ってった

　　ｺｴ
小さな叫びは
知らない誰かの勇気に＿

小さな世界で
君という花を見つけた

手に入れたモノは小さく、

手放したモノは大きかった

桜と共に映る君は

とても綺麗で

自分がどんどん小さくなって



ぱっ


なんて言って消えてしまいそうなほど

自分がちっぽけに見えてきた

広い広い公園に

素敵な君と醜い私

その小さなひとつひとつは誰かの大切な願いだから＿

小さくて可愛い実も


やがて真っ赤になって


腐ってしまう。


恋だっておんなじ

[美しき花]






















名もない花が枯れ


新たな命を残し消えた。



残された命は、また、


名もない花を咲かせるために


これからを歩まなければいけない。





















身動きが取れない。


決められた場所で育てられる。



こんなところに、


と邪魔者扱いされようと


動くことは出来ない。



自ら選んだ場所でもないのに


責められる。
















小さな芽は、何度も踏み潰されそうに。


怖くて、怖くて、


何故、花を、名もない花を


咲かせなければならないのか、


そのことについて考え始めた。



















蕾が小さく生まれた。


でも、既に、ボロボロだった。


















意味もわからず、掘り投げられ、


名もない花を、


咲いても誰も気づかないような花を、



邪魔者扱いされるような花を、



そんな花を咲かせるために


たくさんの日々を費やして



雨が滝のように降ろうと


傘はどこにも見つからず。



強風により飛ばされそうになろうと


自らの根以外の支えはなく。



夏の暑い日に干からびそうになろうと


影が涼しい風を運ぶことも無く。



誰がどんな物好きが


こんな生活、生き方を望んだであろう。


















生きる意味をずっと考えていた。



花を咲かせたところで何になろうか。



所詮、道の片隅にひっそりと咲く花。




向日葵のような明るさも


百合のような美しさも


薔薇のような華やかさも



何もない




白い花



ただの名もない花


















白い花が咲いていた。



名前は知らない。



花には詳しくないから。




道の片隅に遠慮がちに咲く花。




花屋さんで見かける花たちは、


イロトリドリで


明るくて、美しくて、華やかで、


素敵な名前が一輪一輪に与えられ、


バケツの中で咲き誇る。


















その花に、変に親近感が湧いた。





















この花も同じ問いを抱いてる。





















『何故、生きなければならないのか。』




















生まれた場所も産んでくれた親も


自ら選んだ人ではない。



それなのに、邪魔者扱いされ、


罵倒され、踏みつけられる。



どれだけ日を跨ごうと変わることはない。



雨となって降り注ぐ矢は、


深く心に傷をつける。



誰もその雨を守る傘はくれない。




不安と恐怖を煽る風は、


泥沼に自分を打ち付ける。



誰も支えてくれはしない。




周囲の期待、プレッシャーは、


ただただ自分を閉じ込める。



誰もその扉を開くことはない。















誰がどんな物好きが


こんな生活、生きた方を望んだであろう。


















誰かを楽しませる明るさも


人より優れた美しさも


自分を際立たせる華やかさも



何一つ持ち合わせてない。




















「ありがとう」




















そう呟いた。

















「ありがとう」

















そんな声が聞こえた。


















『ありがとう』
















そう返した。


















『ありがとう』
















そう返された気がした。





















この[ありがとう]を繋げるために


生きてみようと思う。



















小さな世界の小さなありがとうの話





❅

いくら空回りしても
泣いて足掻いて強くなれ
泣いた分強くなって
強くなった分努力できる

世界に私たちだけみたいな

小さな小さなそれは

祈りのような時間だった

彼氏出来たんなら俺から離れて､嫌いにさせて
もう俺なんかに｢大好き｣なんて言わないで？
もっと好きになっちゃって､辛くなるから
好き好き言い合ってる間も､
ずっとずっと楽しかったし嬉しかった
だから､今度は｢嫌い｣って言ってよ
俺の事を責めて罵って殴って蹴って､
他の奴らと同じようにして？
そうしなきゃ今度は君がいじめられるから
キラキラしてて､ちっちゃくて､可愛くて
いい匂いして､性格よくて､優しくて強い
そんな君だけは､楽しく生きて欲しいから
俺からは君に｢嫌い｣っ言えないから

君を"嫌いになる方法"を教えて

ぼくたちは
みんなちっぽけだ
宇宙規模で考えたら
肉眼でも顕微鏡でも見れない
とてもとても小さな
プランクトンなんだ

この空と海の広さに比べたら
この悩みなんてちっちゃいものなんだなって

小さな手に入りきらないくらい
沢山の夢と希望を持ちたい。

大きな世界
小さな私