#想像

いつも"大丈夫？"と聞くと

"大丈夫！ありがとう"って笑うあなたは

どこか遠くを見ているようで。

「大丈夫」
と言った君の声は震えていた
それが本音だって事僕は知ってる

「入る？｣って言いながら

照れて頬を赤らめる君を見て

ああやっぱり好きだなって思った

死んだら駄目なんて言うけれど
死を選ばせているのは貴方達でしょう

君の向日葵みたいな笑顔
名前を呼んだだけでその笑顔を見せて

君の目に映る花火を見て
君は花火を見てるけど
私は君を見てる

クリスマスの翌日の朝、インターホンが鳴る

雪の積もった外へ出ると君が居て婚約指輪を

開いて言ったあの言葉。

その返事の代わりに

私は君に抱きついて｢＿＿＿＿｣と言った。

♡♡


ミライ…

こんな景色

眠りとリンクして

ぼやけて…

あとは脳が勝手に

想像し作りはじめる




♡♡

空に舞い散った

言ノ葉たちは

どんな風なら辿り着けますか

どんな言葉なら届いてくれますか

安アパートで

安酒を飲んで眠る。

せめて夢のなかでは

素敵な色を練れると

想像して…

いつか君と乗った

夢の観覧車

こんな日が来ること

知らないでいた

今僕の隣に優しかった

君はもういない

私と君と

永遠にあいこの

心理戦

ただ光ってるだけの風景も

思い出が染み込むと

離れる時には光滲むものね

古民家カフェの午後

磨かれたアンティークのガラス越しに
差し込む光
ほんの少しだけ開けた窓から聞こえる
笹竹の葉の擦れる音
どちらも夏とは違い柔らかい
目の前には
和栗を使った栗きんとんに
淹れたての抹茶
午後のお茶も温かいものへと
変わっている
ゆっくりと流れる時間を
秋の甘味で味わう贅沢なひと時。

嘘も
言い続ければ
あなたにとっては
事実になる。
たとえば
恋愛なんていうものは
その
典型だ。
練り続けているうちに
人は
想像のなかで
実在しない
色を
創り出して
しまうのだ。