#愛來のこころの声

𝜗𝜚꙳.*𓂃はじめまして𓂃‪𝜗𝜚꙳.*‬

愛來

20代

仲良くしてください
よろしくお願いします𓂂(՞..՞)‪

押しても
引いても
先生は動じない

ただ《合格させる！》
その気迫だけが漂う

ほんの少しだけ恋心に蓋をして
期待に応えたい一心で必死だった

大学受験に向けてほぼ強制的に入塾

先生との出会いで

憂鬱だった私の心は

一瞬にして春色に染まり

週3日の個別指導は推し活に変わった

喜びの合格と哀しみの退塾

後悔しない為に相談室で告白

先生の答えは

《YES》でも《NO》でもなく

『またいつか会えたらいいね...』

たった一言

先生の笑顔はどことなく寂しそうだった

『今でも先生のことが好きです』













勇気をだして2度目の

告白

お料理のレパートリーが

少な過ぎるワタシσ(^^；)

今夜は何を作ろうかな??

ｳ━━━( ੭⌯᷄ω⌯᷅ )━━━ﾝ…

私が
聞きたいのは先生の気持ちだけなのに
先生が
教えてくれるのは英文法や数式ばかり

私の仕事は主に事務作業

慣れない仕事に悪戦苦闘したけど

先生と同じ空間に居られる喜びと

事務連絡だけど先生と話せることが

なによりも幸せなひと時だった

2度目の告白でも先生は半信半疑


『なんで俺？笑 俺おっさんやん？笑
大学に山ほどいるやろ？イケメンがー！笑』


あきらめずに溢れる想いを
これでもかってくらいに真剣に伝えた

何も言わずに聞いてくれたけど
先生は困ったような顔をしてたから...
やっぱりダメだよね？...って思った瞬間



先生は突然



私の左手を掴んで引き寄せた
優しくギュって抱きしめながら

『ありがとう...愛來の気持ち嬉しいよ
彼氏と彼女になるのか...なんか照れるな？笑』

そう言って私の頭をそっと撫でた…///

会えなくなってから1年





友達は増えたけど
同世代の異性に
恋愛感情を抱くことはなかった



友達のアドバイスで
先生が務める学習塾で
バイトの面接を受けることに

再会は予想より早く...
面接官が先生だった