#振り返った幸せ

夜の花が咲く

君とのしあわせな花が

まるでその記憶は

ブルーノートの旋律

君と出会うことができた

この世界と君に"ありがとう”を。

君と過ごす毎日に慣れて

涙なんて出なかったけど

ずっと幸せだったんだね

やっと

追い付いた

声をかけて

振り向いてくれた時

安心できたような気がして

「“あの頃”が一番幸せだったかも」

そんな妄想を繰り返すんだ

幸せだからと言って

これからも続くわけじゃないよ

だから未来の私、

永遠があるなんて

馬鹿げた事信じないでね

真っ白で何も無かった私の世界に

君という花束が降ってきたのよ

どれだけ辛くても

君とあの子を見るのがしんどくても

やっぱり私は君のことが好きなまま

愛の欠片も感じられない

思い出さえ今は愛おしい

私が思い出してしまうのは

楽しかった「記憶」であって

「君」じゃない

振り返れば私たち

短期間で色んなことがあったね

後悔したことも沢山あったけど

君の隣で笑えてたあの頃は

あまりにも幸せすぎた

戻れないからこそ

あの頃が眩しく感じるよ

第１４話








自分に負けなければ
一番不幸だと思った日も





振り返った時には
一番輝いてた日かも
知れない



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振り返った幸せは

今もまだ幸せのまま

もう　　わたしには
《幸せ》なんて　　似合わない
願っても　　祈っても
《幸せ》は　　手に　届かない

そんなふうに　　思っていた　時代が　あったわ

でも　　自分を　終わらせようとした　　その時
子どもの　頃の　記憶が　　頭の中を　駆け抜けた

いつの日も　　両親の　愛に　守られていた
温かく　楽しく　優しく　　育まれた
その　光景を　想い返したら
心の　ブレーキが　かかった

わたしは　　既に　《幸せ》なのよ
わたしは　　十分　《幸せ》なのよ

そのことに　気がついたら
《幸せ》が　わたしに　　手招きしてくれていた

友達になりませんかって言った
いいですよ！って言ってくれた