ハルユー・2024-04-17
春が運ぶモノに
ハートの雨が降る
風に舞いながら
キミの髪に
ハラリハラリ
僕の心に
ひらりひらり
ありがとう…なんて
たぶん言えそうになくて
ごめんねも
きっと言えないだろうから
元気でね!と
精一杯の笑顔で手を振るよ
あなたなら
それで全てわかってくれると
最後まで甘えてしまう
心だけは
いつもそばにいたから…
これからも
そばにいるから
去年 伝えきれなかった言葉が
春風にのって
わたしの頬をかすめ
耳にリフレインする
言い訳しながら
忘れたフリしてたんだ
傷つくのが怖いだけのくせにって
あの子にいわれて悔しくて
逃げて 逃げて
白い闇の中を彷徨い続けた
それでも季節はまた巡る
わたしの中に残ってる言葉が
蠢き出して
わたしに春の光が刺さる
言葉に生命を…と
おまえは生きるんだと
共にキミと
共にずっと
光の色が変わってゆく世界を
見ていたいと願った
時は世界の彩りを変え
始まりと終わりを繰り返す
それもまた生きること
共に見上げた空は
同じ色でなくても
共に生きる世界は
違う時間が流れていても
キミを思うキモチは
変わらない
少しだけ目線が変わっただけだもの
共に生きて
また逢える時まで
嘆きを
明日の笑顔にかえて
怒りを
自分への戒めにかえて
花を咲かせよう
わたしだけの
彩りにあふれた花を
静寂を破る
迅る鼓動
忘れてた感情
捨てたはずのもうひとりの自分
何故 呼び起こしたの?
桜の下に伸びたシルエット
懐かしいその背中に
違う…と思いながら
名前を呟いてしまった
あの日と同じ景色
桜舞う風の悪戯
そばにいてくれて
ありがとう
泣いたり 怒ったり
笑ったり
キミとの記憶は
生きてきた証
優しさのタペストリー
繋いでゆく
刻の流れの中で
手にした温もりを
抱きしめながら