#暗がりにぼやける冷焔

時間を流すようにぼんやりと過ごし
遠くに見える森を眺めて
今日は空が綺麗だなとか考えちゃって
分量間違えた苦いコーヒーを両手に包み
こんな日もあるよねって目を閉じて
独りの空間に閉じこもるの

心が疲れた時はふと、独りになりたくなる
暗い廊下に差す月明かりを浴びて
特に何を考えるでもなく、廊下の先を見つめてみる
君との会話を思い出して少し頬が上がる
やめてよ、今君が出てきたら
現実とのギャップが濃くなるだけじゃん

耐え抜いた冬の先に見つけた光
春の訪れを期待し覗かせた顔
踏み出し踏んだのは
まだまだ冷たい雪でさ
ひっこめた足は赤くなってる
光は遠ざかり、先には影が
どうしよう
まだ走れない、追い付けない

「運がなかった」「そんな事もある」
そう思えば色んな事を諦められると思いました
色んな事を受け入れられました
けれど
それでも諦めきれない気持ち
それでも受け入れたくない現実
これだけが濃くもなりました

自分の事を許せるようになった時

相手の事も丸ごと愛せるようになるのだろうか

相手の事を心で受け止められるようになった時

自分の事もそのまま愛せるようになるのだろうか

皆、過去に囚われた人間

過去からしか学べないもの