#欲張り

貴方の口から出る

”好き”も”愛してる”も

全部私のもの

なんて思わない方がいいわ

きみの一番になりたいんじゃなくて

きみの一番に並びたい

それだけなのに

僕はいつまでも二番


それはきっと僕が愛までも求めるから

叶うか分からなくても

自分の夢を欲張っても

いいんじゃない？

無価値な僕の命が尽きるまで

君の瞳に映っていたくて

幸せを願う必要がなくなるような

未来がいつか訪れますように

私は変わったよ

君の知らない私になった

ダイエットして
髪を明るくして
メイクで仮面を作れるようになったよ
明るくなった


嘘…
中身は何も変わってなんかない

君のよく知っている私のまま…

君のそばにいてもおかしくない
そんな姿が欲しかっただけ…

君に見て欲しかっただけ…
褒めて欲しかっただけ…

いつものカフェ
いつものコーヒーとトマトジュース

“誕生日、何がほしい？”
貴方が聞く

“今、ほしいものはないよ”
答える

貴方: “じゃあ、足りないものは？”

私: “ないかな…”

ほしいものは
ちゃんともらえる予定
誕生日、貴方は私と一緒に居てくれる
そうでしょ？

そうだ！ ひとつだけお願いしよう

私: “ケーキがほしい、お誕生日だから”

貴方: “ケーキは当たり前でしょ…、
俺が聞いてるのはそれ以外だよ”

困った顔しないでよ

一緒に食べてほしいんだ
“おめでとう”って言ってほしいんだ

ほしいもの三つになっちゃったな…
“ケーキ”と“言葉”と“一緒の時間”

これが本当にほしいプレゼント

辛い時は辛いって周りに言っていいんだよ



君の言葉に何かが吹っ切れたような
そんな感じがして
涙が止まらなくなっちゃったんだ

心が苦しくて辛くて
もう半分ぐらい諦めてる
でも最後ぐらい顔を見て
笑顔でお別れ言いたい
そんな事望むのすら
欲張りすぎるのかな
今消えてしまえば
全てから解放されるのに…

あの子に見せる笑顔と

私に見せる笑顔は

違う意味であって欲しい


我儘なのかもだけど

ねぇ、すきだよ、って、言って。

「私だけ」だと思えるものが

ただ一つでもあれば

それで良かったはずなのに



いつの間にか

私は欲張りになっていたのだろう

何も要らないように見えて



あなたをいちばんに求めてた

プレゼントなんていらないからさ
明日君からお誕生日おめでとうの一言だけ
欲しい、欲張りかな？

才能があるって
言われて嬉しかった
でも裏の努力をちゃんと
気が付いて欲しいんだ