透露・2024-04-19
独り言
片想い
滴る雫と堕ちる花弁
君のことを目で追っていたら
君が目で追っている人まで
分かっちゃってさ。
﹁
君
な
ん
て
嫌
い
口をついて出た嘘が ﹂
本当だったら良かったのに。
肩に落ちた花弁にさえ嫉妬するほど
私は君が好きなんだね
【君が幸せならそれで良い】
気持ちに蓋をしたつもりになるだけの
まやかしの言葉だった
君との思い出を思い起こしては
僅かに残る体温に縋っていた
君の笑顔も泣き顔も
僕は見ることができなかったな