はじめる

#父親

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全1260作品・

今さっき父親から何故かLINEは入ってないので
メッセージみたいなやつでこう届いた

「ママはうつ病だから、就職が決まったら離婚するって毎日言ってきます。でも、ママの所得ではあんたたち2人は育てられません。パパの方が持っているので、パパがあんたたち2人を育てます。パパも月に養育費4万は払えません。弁護士にも聞いてあります。恐らく、ママについて行ったらあんたたちはバイトづけの日々を過ごすでしょう。だから、琥珀とママの2人とよく話し合って決めてください。最終的な親権はあんたたちが決めることなので、2人で決めなさい」と。
(ざっとこんな感じ)

私はこう返した
「私はどっちに行こうが、離婚しようがどうだっていい。
ただ、あなたはあの日こう言った。『子供たちなんてどうでもいい。いらない。勝手にすればいい』と。覚えているのかしら。私はどうだっていい。姉と離れさえしなければ」
と。

大体言ってしまえば、
何故私に送ってくるのだろう?

普通は姉に送るのが道理だと思う。

母親に話がつかないからと言って、
私を間に挟まないで
いただきたい。

そして、姉は絶対に父親の話など
聞かないからと言って
私で解決しようと
しないでいただきたい。

私は父親が大嫌いというわけではない。

あの2人と違って。(姉と母親)

元々嫌いになれないのだ。人を。
ましてや家族を。

姉は絶対に母親についていく。
そう、母親に言ったそうだ。

「私は絶対にママのところについて行く」と。

私も母親に同じことを聞かれた

特に理由はなかった。

めちゃくちゃ嫌いというわけでもないし、
第一私は離婚しようが
しまいがどうだっていい考え。

だから心のままに答えた
「琥珀は?」と。それだけ。

母親は驚いた様子で
「なんで?」と聞いてきた

私はまた心のままに答えた
「唯一の姉と別れるのは悲しいから。
ずっと一緒にいたいから。離れたくないの」と。

母親は言った
「本当に桜愛は琥珀が大好きなのね」って。

私は言った
「うん。姉を嫌う人はいないよ」って。

母親は決めて欲しいとお願いしてきた

私の答えは1つしか選択肢がない。
「母親について行く。」
それしか離れないためには
しょうがない選択なのだ。

このメッセージを見て姉と離れることを想像した

涙が止まらなかった。

1回止んだが、また想像してしまって

今度は声が出てしまうくらい泣いてしまった

1人で良かったと思う。部屋にいたのが。

泣いてるなんて思われたくないから。

バイト、頑張ろう…。

どれだけでも働いてやる。

倒れてもいいから、一緒に過ごすために。

無理してもやらなきゃいけない。

姉と赤の他人になるくらいなら
無理して倒れた方が良い

桜愛&桜乃(プロフ編集)・2023-11-21
離婚
母親
父親
家族の崩壊
姉妹の関係

母親との会話

母親「ねぇ、桜愛?その金魚、引っ越す時に連れてくの?」

私「うん。生きていたら。」

母親「連れていくの!?笑笑」

私「だって私に1番懐いてくれてるのに置いてけないし。父親に任せたらお湯入れられて即死だよ。私覚えてるから。合計でもう30匹飼ってて、もう弱い金魚さん達からどんどんいなくなっちゃって、残り5匹になった時に、姉が3匹で私が2匹管理してて、私が掃除終わって姉は後でやるとか言ってた時に父親が勝手に掃除と水換えをやった。で、私達は買い物に行って帰ってきたら、姉の水槽の中の2匹は火傷で亡くなって浮いてて、1匹はなんとか耐えて生きてたけど、相当弱ってた。姉はショックだったのか大泣きで父親は“善意でやった”なんて言ってたけど、普通に手が冷たいからってお湯でやるのは勝手だけど、人がちょっと触るだけでも火傷しちゃうのに、お湯を入れて気が付かないなんてありえない。それで責め立てられて謝るなんてもっとダメじゃん??だから、私は父親は信用してない。任せられない。落ちた餌をあげてるとこだって何回も見て、「いや、やめて??なにしてんの?」って何度も言ったのに。金魚はそういうもんじゃないのに、生き物なのに、そんなことするなんて可哀想じゃん。飼い主は私と姉だったのに頼んでもないことするから早くいなくなっちゃった。そして死んでしまった金魚を埋めるのは私がやることになるし。謝りながら「ごめんね、しっかり面倒みてあげられなくて…」って言いながら手を合わせてね、お花を探してお供えするの。それをもう何回もやるんだもん。辛いものだよ?」

母親「うん…。まぁ…そうだね」

私「うん。1番辛かったのは、1匹だけ黒い金魚がいてデメキンみたいな子がいて、気に入ってて、1夜で死んじゃった。酸素が足りなくて、何もなかったからバケツに5匹入れてて、起きたら1匹は外に飛び出てて、その黒い金魚は弱かったのか沈んで横たわってたけど、水が動いたら浮かんできて死んじゃったってわかった時、めちゃくちゃ悲しくて大泣きした。生き物飼ったのも初めてだし、お気に入りだったのに餌もあげられずに死んじゃうなんて思わなかったから。悲しかったなぁ。あれは」

母親「笑笑確かに大泣きだったね。結構長い時間。琥珀は死体とか嫌だからねぇ。近寄りは愚か見もしないし笑」

私「そうだよ。せめて飼ってた以上、最後も見てあげなきゃ。それが飼い主なのに、琥珀もひどい笑」

母親「笑笑桜愛は動物好き?」

私「好き。だけど、毛の動物は飼えないから。アレルギーで。どうしても金魚とかになっちゃう。でも、懐いてくれるのも嬉しいし、だんだん言うこと聞いてくれたり覚えてくれたりしてくれて、本当に今生きてるたった1匹だけど、その金魚のことも大好きだよ。手をね、上からやるだけでも上がってきたり、私が水槽の前を通ると一緒に動いて合わせてきたり、餌は水槽の右下を私が指でトントン叩くと分かるらしくてどこかに入っててもちゃんとそこにくる。網に入って欲しい時は、網をコンコンと水槽の底にやると勝手に入ってくる笑可愛いんだよ。本当に」

母親「笑躾てるじゃん」

私「長年いるからね??笑仲はいい方だよ」

母親「まぁ、私も最初は近づいただけで水飛ばされて嫌われてたけど、今は興味ないのかなんもしてこないね」

私「そうだね。みんなに威嚇してたからね笑笑」

母親「そうだよ笑親戚来る時も玄関に金魚いるから入ってもらうのにも一苦労だったんだから」

私「私がちゃんとなだめてたじゃん」

母親「だから、それでなんとか入れたんだよ。家に!!普通はそんなに苦労しないもんだと思うんだけど」

私「笑笑警戒心強すぎたんだよ。」

母親「飼い主に似たんだね」

私「褒めてる??貶してる??笑笑」

母親「想像に任せます」

私「貶してるのね。わかったぁ」

母親「笑笑ひどいな」

私「笑笑ごめんなさぁい」

桜愛&桜乃(プロフ編集)・2024-01-01
母親
金魚
飼い主
父親
会話
前の話

10時間くらい寝た…
こんなのすごく久しぶり
いつもは4とか5時間くらいだから
寝すぎたような気もする

朝から父親が大きい声で何か言いながら
部屋にノックもしないで入ってきて
マシンガントークをしてきた
朝からとってもうるさいし
何の話かまったくわからん…
そのおかげで
頭は痛くなるし最悪だ(笑)

もう…本当に声量と
一般常識を考えて欲しい…

桜愛&桜乃(プロフ編集)・2023-10-15
睡眠
父親
声量大きい

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に1260作品あります

アプリでもっとみる

今日は夜父帰ってくるから洗い物しとかないとどんなに身体が辛くても父には理解できないんだろうな…。

先週、しんどくて洗い物してなかったら“仕事や勉強もしてないのに洗い物してないのはどう言うこと?お父さんは仕事で疲れてるのに洗い物するの?”って毎回言われるからどんなに辛くてもやらないとだよね…。

私のわがままで母と離れた家で実家にたまに帰ってるんだから洗い物や最低限はしないと父の負担になる。

まぁ、父には頭痛や倦怠感なんて無縁の人だから24時間ある私の身体の気持ちがわかるわけない。

ましてや病院に通ってはいるけど正確な診断名ついてないから尚更家族には理解されない。

そうよね…だって私が体調悪くなってるのは母親で母親から離れられないなら治療方なんてなんもないか。主治医にも一人暮らし勧められてるけどアルバイトもしてない私は現実的に母と暮らすしかない。

私って母のせいにしたいだけなのかな。
過去の出来事を引きずってる私が悪いの?母に酷いことを言われるのは聞き流しとけば良いのに真面目に聞いてしまう私が悪いんだろうか…。

父みたいに聞き流せる体質ならだいぶ楽に生きられたのかな。

もぅ何が正しいのかわからない。正しい答えなんてないんだろうけど

Lillian 🧸(ひとことみてね)・2023-12-01
独り言
辛い
頑張らないと
父親

歩み寄っても、何も変わらない。
ただ、愛して欲しかった。
周りの友達みたいに。
当たり前のような、親の愛が欲しかったの。
でも、貰えなかった。

🪐ミュゲ🌙・2023-02-12
ポエム
独り言
父親
親の愛
愛情不足
アダルトチルドレン
死にたい

父親が大音量でYouTubeとか動画とか見ててすごいストレス
そのせいでリビング居心地悪すぎて部屋にこもってる
でも、バレンタインチョコはさすがに自分の部屋じゃ作れないから今日は1階いるけど
本当にうるさすぎる

恋はじめ・2023-02-12
独り言
父親
辛い
うるさい
迷惑
嫌い
大嫌い
ストレス

大して努力してこなかった親に

お前は全然頑張って無いって言われるの
うざい

確かにそんなにやってはないけど

お前が高校生の時よりは遥かにやってるわ

恋はじめ・2023-06-24
独り言
父親
勉強
高校生
努力
嫌い
うざい



第一章-三話「加速」





 馬瀬は藤竹の運転する車の助手席に座り、藤竹の使っている柔軟剤と体臭が香る、何サイズも上のパーカーに体をうずめていた。裏起毛が冷え性気味の馬瀬を温めるが、それよりも先程から肝が冷えるので寒いままだった。


 明るくて知らない道を走っている。こんな夜に、こんな遠出をしてしまっていいものかと焦っている。



「ねえ、やっぱり嫌だよこんな夜中にさあ。あんたの家に行くだけのはずだったから親には少し出てくるとしか言ってないし」


「それは申し訳なかったね」



 藤竹は黒装束から出ている手でハンドルを握り、前を見たまま眉の端を下げて微笑した。しかし次の瞬間には一変して真面目な顔を見せた。



「でも一人じゃ嫌だったんだ。馬瀬が一番信頼できるから、ついてきてほしくて」



 馬瀬は藤竹の言葉を受け取り、飲み込む。胸のどこかが揺らいだ。そのいつもとは違う湿った雰囲気の真っ直ぐな横顔に、馬瀬は既視感を感じていた。



「ふん」



 そのまま何も言わない藤竹に急につまらなくなり小さく鼻を鳴らして、ガラス越しの景色に目を移した。スイッチで窓を半分くらいまで下げて夜風を顔に浴びる。ガラス越しでも直でも、景色は変わらないものなんだと思った。ガラスがどこまで景色を通すのか今まで疑問に思ったことは一度もないけれど。



「__込山さんは二番目なの?」



 頭に浮かぶと同時に、気がつけば口に出ていた。


 藤竹が勤める会社で同じ部署所属の込山蛇蓮という男が、藤竹本人が目の前で眠っている時に藤竹宅へ訪ねてきた。その際に馬瀬は優しさで藤竹を起こさずに込山とやり取りをし、名刺を受け取りその日は帰ってもらったのだった。



「えっ?」


「私が一番信頼できるって言うんなら、あの親しそうな込山さんが二番目ってことになる。可哀想。そうだよ、可哀想」



 赤信号で車が止まり、藤竹は一瞬斜め上の虚空を見る。



「込山……あの同期の蛇面のか?」


「ひどいね」



 馬瀬は、藤竹が込山のことを蛇面だと云ったことに対してではなく、込山のことを思い出すまでに間があったことに衝撃を受けていた。二人は仲のいいとばかり思っていたからだ。



「いやだって、そんなに話したことないし!」



 藤竹は子供のように口を尖らせる。



「ふうん。そう」


「あ、あん時はごめんて」



 馬瀬は口から溜息のようなものと一緒に、心のこもっていない言葉が漏れ出た。藤竹はそれが拗ねているように見えたのか、少し面倒くさそうに謝る。



「別に蒸し返して謝らせるつもりじゃないけど? はい青」



 馬瀬は細かい言葉の抑揚で、藤竹が心の底から謝っていないことを理解していた。少し溜まったストレスをこっそり言葉に乗せてぶつけた。信号が青に切り替わったのを見たので知らせる。



「……青信号って緑だよね」


「うん」


「本当は緑なのに名前だけ青なんだよなあ」


「そうね」


「なんでだろうな」


「なんでかねぇ」



     *



 下駄少年、熊川 緑郎(くまがわ ろくろう)は携帯を握りしめ震えていた。以前夜を徘徊している時に偶然出会ったおかしな売人の男。もらった名刺に書かれた番号に電話して呼び出した。そいつがこれからここへやってくる。


 おおごとにしてしまったかもしれないという少しの後悔と、もし厄介なことをすればそこに横たわる父にしたことと同じことをしなければならないという覚悟が震えを膨らませていた。


 あの男を呼んだのは、星の粉薬を欲しいからではない。あの時、男が地面に広げた瓶の中に〝時戻りの石〟というラベルが貼られた瓶があったと思うからだ。



     1



 緑郎は七年前から父と二人暮らしだった。たった一時間前、緑郎はその父親を金属バットでなぐり気絶させた。出血しているが、まだ息はある。父は倒れた時風呂に入ってきたばかりだったからか、床に水の混ざった血が薄く滲んでいる。


 現在中学二年生で成長期に差し掛かり、父親の身長に近づいてきており、筋肉もつき始めたため、簡単ではなかったが実行に移すのは可能であった。


 バットは小学生の頃、周りの同級生の男子が野球少年ばかりだったため、自分もあわせなければと思い父親にねだって買ってもらったものだった。結果、長い間押し入れの奥で埃を被ることになったのだが、今となっては買っておいてよかったと緑郎は思った。


 しかし欲は渦巻く。警察につかまりたくない、と強く願わずにはいられない。


 緑郎は中学二年生だ。つまらない毎日だが、まだやりたいことはあった。焦りの中、走馬灯のように頭に映像が流れる。しかしすべて最近のもので、なんのあてにもならない。と思ったが、すぐあとにあの男のうすら笑みを思い出した。


(沢山の瓶の中で時戻りの石があったはず)


 緑郎は脂汗をかきながら笑う。もしそれに時を戻す力があるのなら、過去に戻ってもっと計画をたてて実行しようと思った。


 藁にもすがる思いで電話をかけた。


 __プルルルルル


(三年前から毎日、朝はコンビニのおにぎり頬張る。休日はそれに加えて昼飯がコンビニ弁当だ。一見綺麗に見えて掃除の行き届いてない部屋、そんな家で暮らすのは不快なので掃除機をかけるが、黙っていると父親はそのことに気づきもしない。フローラルな香りはするのにシワだらけの服。話せる友人はたった一人だけな学校生活。それでも何とか登校できていたのは、美味い飯がたらふく食べられるから。親戚や近所の人からの憐れむような視線、結局は他人事だと思っているくせに蚊帳の外から気持ちだけはこちらに向けている。中途半端な同情なんていらないのに。母さんがなくなったのは親父のせいだ。母さんは親父なんかを気づかって自分の病気を隠していた。だって、僕は母さんがしんでから初めて母さんが抱えていた病気のことを知ったんだから)


 __ルルルッ



「……もしもし」



     *



 出発から何十分か経過した。流れる景色がすべて同じに見える。ラジオのパーソナリティの声が、もう言語として捉えられないほどに輪郭がぼやけて聞こえている。溜息をひとつ、ついた。



「ねえ、いつ着くの」



 そう云いながらも藤竹の気まずそうな顔から、馬瀬は何かを察していた。



「あとー……四十分くらい?」


「嘘でしょ、そんなに遠い場所だったの!? なんて所に付き合わせてくれたんだ」



 思わず立ち上がろうとする。シートベルトが肩を沈めた。だがその前に頭のてっぺんがルーフに激突。歯や首に響く衝撃だった。藤竹は一瞬慌てるが、運転があるので前を向きながら「大丈夫!?」と声をかけた。馬瀬が羽織っているぶかぶかのパーカーが左肩からずり落ちる。肩に戻して、正面のジッパーを上げた。



「大丈夫……」


「よかった。あ、遠い場所だった件、ごめん。俺も乗ってナビ見るまで、こんな遠いとは思わなくて」


「……ちっとは薬の開発以外の場面で頭使ってあげなさいよ」



 頬杖をついて睨みつける。



「ひどいなあ」


「で?」


「ん?」


「今から行く場所にはどんな人がいるの」



 馬瀬は純粋に気になっていた。



「どんな、っつっても普通の少年だよ。下駄履いてる」


「へえ、そう」


「電話で助けてって言われてさ。詳しい話は聞いてないけど大変なことがあったんだよ」



 そんな具体的でない助けで車を出すとは、と馬瀬は心の中で呆れていた。だが藤竹の隣にいる人間としていちいち文句を言っていたらキリがない、そんな緩いようで固いような覚悟があった。



「……まあ、これ以上言ったって何にもならないし諦めるわ。私を巻き込んだことはまだ許してないけど」



 そう云い、ふと自分のズボンのポケットに手を入れてみる。すると左のポケットからスマホが出てきた。馬瀬はこの先四十分の退屈を紛らわせると思い、静かに喜ぶ。 四桁の番号を入力しロックを解除した。通知を見ると、母からのメッセージが大量に入っていてぎょっとした。


<そろそろ帰ってきたら>
<もう三十分くらい経つけど>
<千寿子?>


 母からはいつも「ちず」と呼ばれている。本名で呼ばれた理由はおそらく怒っているか心配しているかのどちらかだ。そっと通知欄を閉じて見ないことにする。


 最近よくやっているパズルゲームアプリを開き、プレイボタンを押す。「酔わない?」と藤竹の声が聞こえたが無視をした。私は車に酔いやすいが、今は車酔いよりも気を紛らわすことが優先だった。










(終わり)



















































-登場人物-


●馬瀬千寿子

読み:ませ ちずこ

主人公「私」。女性。下の名前は今回最後の最後に判明。年齢不明。話しぶりからして藤竹と歳が近いのだろうか。二話の冒頭からして少し下向きな性格だと読み取れる。

藤竹と友人の仲。家が近いのでよく藤竹の家に行ったり、一緒に買い物に行ったりする。藤竹のことを「変人」「アホ」と言うことが多い。だがなんだかんだで一緒にいる。

太陽が出ている時間のことを夜と呼ぶ。


●藤竹骨

読み:ふじたけ こつ

謎が多い男性。推定二十代。

摩訶不思議株式会社営業課に所属している(が幽霊社員の)男。それとは別に星屋という看板を掲げ、自身で開発した不思議な薬を夜な夜な売っている売人。

馬瀬なら何か知っていそう。少々天然というより馬鹿。だが薬を開発するほどの頭脳は持ち合わせている様子。頭の良さと馬鹿って共存するんだということを教えてくれるキャタクター。

昔、昼夜の概念が今とは逆だったと言い、自身も太陽が出ている昼に起きて月が浮かぶ夜に寝る。この説はこの世界ではおかしい、そんな藤竹を周りは変人と呼ぶ。


●熊川緑郎

読み:くまがわ ろくろう

一話で主人公「僕」だった「下駄少年」。中学二年生(成長期)。今回名前が判明。わりと冷静で達観しているけど、家庭環境もあって少し精神的に不安定。サンダル感覚で下駄を履く。

一人だけ友達がいる。一話の時から地の文で話には出ていた。その友人はオカルト好きで「昔は昼と夜が逆だったんだよ」と藤竹のようなことを言う、そこらをフラフラしているような人間らしい(一話参照)。

父親が嫌い。

馬瀬と同じく、太陽が出ている時間のことを夜と呼ぶ。








































-あとがき-


読んでくださりありがとうございました。とても嬉しいです。拙い文章ではありましたが楽しんでいただけていたら幸いです。


前回のあとがきで、次の話の投稿まで時間が空くかもしれないと言っておきながら、こん星の話を書くのが楽しくなっちゃって三日くらいで書き上げました。


こん星ってなんかこんぶみたいだよね(脱線)。他にいい略し方ないものか。夜星?夜ひら?どれもしっくり来ない(笑)。とりあえずこん星のままで。


今気がついた偶然ですが、一話二話今回三話と全て背景写真に後ろ姿の女性がうつっていますね。馬瀬ってことにしときます。


このあとがきの所はコピペなしで毎回書いてます(登場人物欄はコピペするけど毎回情報が加わるため加筆が多い)。疲れます。本編書いてる時よりは頭使わないけれど。


今回、文量のわりにあまり物語の進展なくて申し訳ない。でも伏線を一個張ってる(つもり)だから許していただきたいです……。


馬瀬の下の名前と、下駄少年の名前が判明しましたね。おめでたいです。緑郎くん、ちゃんと苗字に動物入れときましたよ。


まだちゃんとは出してないけど、既に込山が不憫でちょっとジワジワ来てます。書いたの自分なのに笑けてる。家に訪ねたら藤竹寝てるし、同期なのに藤竹には覚えられてないし。


ちなみにこの小説は小説アプリで書いてるのですが、書いてるうちに所々守らないとむちゃくちゃになるような設定増えてきたので、人物や藤竹の薬や世界観などの設定をまとめたり、

一話二話ゼロ話(皿が割れる)をコピペして執筆中いつでも見返して辻褄合わせができるようにするのに時間かかりました。登場人物のプロフィールページ作りました。裏設定とかもあります。


でもそのおかげで一話に一瞬出てきた緑郎の友達の存在を忘れずにすみました。危ない、存在消えるとこだった。藤竹と同じ思想持ってるキャラを忘れるとは。ほんと危なかった。


あと実は緑郎が一話で下駄を履いてたことも最初(二話の冒頭執筆中の時)忘れてました。ざっと見返してからそれに気づいて、藤竹に「下駄少年」って呼ばせました。どこまでも危ない。まだ一話で見逃した設定ないか不安。作者なのに。


最後に。もし宜しければですが、この小説の感想をお願いいたします。感想が来ると作者の私が飛んで喜びます。次回四話ですが、近いうちに書くか、もしくは今回の執筆で燃え尽きて投稿が先になるかもしれませんがお待ちください。ここまで読んでくださりありがとうございました。

筧沙織>アカ身辺整理/無浮上・2023-12-17
『こんな夜には星屋がひらく。』
小説
創作
物語
星の残り香をもとめて。
ゆかりんのタグを使用
タグ使用/from:沙織
小説/from:沙織
独り言
憂鬱
バディ
友人
大丈夫
父親
クリスマスはきっと
大切な人



第一章-五話「時戻り」





 赤い花が広がった。


 数時間前、金属バットで親父を殴った。親父はまだ生きている。そのことに僕は安心するわけでもなく、救急車を呼んだ込山って男を恨むわけでもなかった。何故かはっきりと残念とは思えなかった。


 下しか見れない。警察官が、硬く丈夫そうな手で僕を外に連れていく。その制服の厚い生地が背中にあたって、現実感が増す。拳銃、暴発しないかななんて考える。


 春夏秋冬、母さんがしんだ時も、通ったいつもの出入口が、とてつもなく嫌に感じた。



    *




「藤竹!」



そう云って赤い光の奥から大きく手を振りながら近づいてくる人影の一人は、摩訶不思議株式会社営業課、込山さんだった。最初に会った時と同じスーツ姿だ。思わず藤竹と私は「えっ」と声を揃えて驚く。



「ねえ、なんで込山さんいるの」



 分かるはずもないのに混乱して藤竹に訊く。



「さ、さあ……俺なんか怖い」と、この寒さからか少しの怖さからか自分の腕を抱いて目を細める藤竹。



 ここは県内、摩訶不思議株式会社の本社もこの県内にあると藤竹から聞いた。単なる偶然だと思う。というか、あちらの込山さん側からすれば、黒装束という怪しい格好をしている藤竹を見つけられない方が変か。



「込山さんはあんたのストーカーとかじゃなく同期さんでしょうが。ただの偶然でしょ」


「同期っていうか俺あんま出勤してないから会った回数少ないし……」



 車内でも同じようなことを言っていた気がする。込山さんはいつも藤竹に心の距離をとられている。そんなことは露知らず込山さんは駆け足のスピードを緩めながら、切れ長な目を細めて笑っている。



「それでもあっちは気にかけてくれてるってことじゃないの。前に家まで来てくれたし」


「藤竹! なんでここに?」



 膝に手をついて少し息を切らしながらも笑顔を崩さず込山さんは云う。走ったことによるものとは別で、疲れているように見えるのは気のせいだろうか。その後ろから眼鏡をかけた同じくスーツ姿の女性が早足でやってきている。



「あー、知り合いに会いに来たってとこかな?」と、藤竹は分かりやすく込山さんから目線を外して誤魔化す。


「へえ……あっ、あの時の! 藤竹のお友達ですよね!」


「ええ……まあ」



 込山さんが私に気づき、〝お友達〟なんて余計なことを云う。実は藤竹の家で込山さんと初めて会った時、本人が寝ているのをいいことに、調子に乗って自分のことを込山さんに『藤竹の友達です』なんて説明をしてしまったのだ。



「ちょ、込山に俺と友達って言ってくれたの!?」


「うっさい!」


「理不尽」



 嬉しそうな顔をする藤竹に、完全な否定はできなかった。



「ふっ」



 いつの間にか込山の隣にいた、眼鏡の女性が静かに笑う。向き合ってくだらない会話をしていた私と藤竹が同時にその女性を見る。



「あ、この人は最近入ってきた人でね。でも年齢的には俺の二個上の」


「蓮見鷹世といいます。どうぞよろしく」



 女性ではあるけれど、中性的な人だった。一見すると自分で切ったかのような長めのショートカット。前髪が右目を隠していて、残りの前髪を左耳にかけている。ずり落ち気味の半月型の眼鏡の奥に、三白眼の目が力強くあった。怖い印象の見た目だが、その落ち着いた声を聞くと不思議と怖いとは思わない。けれど哀しい雰囲気を漂わせていた。



「藤竹骨です! 一応込山と同期です」


「一応って言うな。あっ、馬瀬千寿子と申します。私は、こいつの……えっと」



 なんと言うべきか考えてしまって言葉に詰まる。



「お友達、ですよね」



 耳から垂れ下がった前髪をひっかけ直しながら、微笑んで云われた。年上の、大人の余裕だろうか。一応私も成人済みだがそれでもどこか遠く感じた。



「……まあ、正確には隣にいるだけというか。〝見つけてもらった〟というか。家がお向かいさんってだけで。今も、連れてこられただけですし。その、違いますけど。一応そんな感じです」



 恥ずかしさと、〝思い出してしまう〟つらさを、抑え込もうと早口になる。顔が熱い。



「一応って言うなよーっ!」



 言い返されてしまった。



「ところで、二人はこの夜中に何を? 正直言って隈すごいけど」



 真面目な声になって訊く藤竹。だが深く被った黒装束のフードに隠れてその横顔が見えない。車の中でも感じたようにいつもだけれど、こういう時の藤竹はどこか既視感があって。


 確かに藤竹の言う通り、二人の目の下には隈がくっきりとあった。瞼も半分落ちきっている。どことなく言葉も消え入るようで心配だ。



「あーやっぱ分かる? 残業ってやつだな。時間も忘れてそこらじゅう訪ねてた。それにあんま寝てねえんだ」


「だろうね。睡眠は大事だよ」



 無理はしていない様子だが、明らかに声がかすれている込山さん。藤竹は返答が早く、いつの間にか二人を観察するような目をしていた。



「そうだよな……。しかもこんな寝てない状態で限定品売りまくっちまうし。俺クビかなあ」


「限定品を粗末に売るのは、開発に携わった人間としていただけないけど。クビにはならないと思うよ」



 〝限定品〟それを二人はこの夜中に売っていたようだった。私から見ても駄目ではあると思うが、ボロボロな二人を見て責める気にはなれなかった。というかほぼ初対面だし。藤竹もそれほど怒ってはいないようだ。



「お前優しいな。ほんとごめんな。あーこんままさっきのこと忘れられそう」


「さっき?」と私に問われ、込山さんは顔をさらに暗くして、背後のマンションやパトカーを振り返って見た。



 それにつられ、蓮見さんも目を細め、黙って振り返る。四人のデコボコの影が、薄く長く伸びている。



「限定品である〝時戻りの石〟を、さっき訪問販売で売ってたんですよ。熊川緑郎って中学生の男の子に。まあこれも若干だめだったと思うんだけど」



 静かに込山さんが語り出す。



「家に上がらせてもらって商品説明しててさ。俺蓮見さんの所謂教育係っていうか。だから一緒に行動してたんだけど。時戻りの石買ってもらって、さあ帰ろうって時に蓮見さんが見ちゃって。その……倒れて気を失ってる緑郎くんのお父さんを」


「うわあ」と、藤竹は無意識に声を出しているようだった。


「混乱したけど、緑郎くんに訊いたら『僕がやりました、殴りました』って言うもんだからさ。警察呼んどいた方がいいよねってことになって。蓮見さんに通報は頼んで、俺は緑郎くんが逃げないように腕掴んでたんだけど。何故か緑郎くん逃げようとも隠れようともしないし。暴れたりもしなくて」


「あのパトカー込山たちが呼んだの!?」



 注目するところがおかしい。その緑郎という男の子が父親を殴ってしまった方よりも、パトカーを込山さんと蓮見さんが呼んだことに驚いている。やはり藤竹は時々ずれている。



「ああ。緑郎くんのお父さん幸いにもまだ息があって、さっき救急車で運ばれていったよ。緑郎くんはまだ家ん中。俺たちさっきまで色々警察に訊かれててな。正直言って疲れてる。寝たい。ただでさえ寝不足なのに」


「それはしんどいな。お疲れ。蓮見さんもお疲れ様です」


「いえ」と、どこか遠くを眺めていた蓮見さんが、向き直って藤竹に少し頭を下げた。


「というか、その時戻りの石? ってなんなんです」



 純粋な疑問が口に出ていた。なんだか一人置いてけぼりな私に、藤竹が私に云う。



「ああそれはな」



・・・



 藤竹と摩訶不思議株式会社が共同開発した期間限定販売の商品であることなど改めてざっと、〝時戻りの石〟についての説明を受けた。



「ああ、さっき車の中で言ってたやつがこれか。なんだか難しいな。私には無理。名前まんま時戻りできるものってことだけ頭に入れとく」


「ああ、それでいい。まあ馬瀬は俺の作るもんに興味ないもんな!」


「覚えたって無駄っちゃあ無駄かな」


「おおい、なんてこと云うんだ! 覚えといて損はないぞ? 事前知識ありで誰かが時戻りするのを見てると、他の人とは違って時間が改変されても記憶を失わないんだぜ! しかも記憶があることで行動に関しても改変の影響を受けず、その日の行動がなかったことにはならないで、自分や物がどっかに消えたりせず、立ってる場所も変わらずだ」


「あー……でもだんだん事前知識ってやつを持ってる人が増えると記憶を保持できちゃう人が増えるわけだから、時戻りの石の意味がなくなってきそう。あ、だから期間限定?」


「そうなんだ。ここが難所でね。今の俺の技術じゃこの部分が取り除けなかった。意外と難しかったんだ。思えば今まで作ってきた商品たちは、使用者個人の身体や内面に焦点を当てるようなものが多かった気がする。だが、過去へ意識が飛んで行くタイムリープをするこの時戻りの石は、改変などで周りに大きな影響を及ぼす。こういうのを作るのは苦手分野かな。悪用される可能性も増えちゃうしさ。まあ期間限定だからこそ、この商品は輝くのかもしれないね」



 藤竹は嬉しそうに語る。



「出てくるぞ」と、込山さんがマンションの方向を指差した。



 見ると、警察官に肩を掴まれて俯きながら出てくる少年の姿があった。部屋着のような姿だ。胸が痛む。それは熊川という少年やその父親への同情の気持ちなのかは分からなかった。



「嘘だろ、下駄少年」



 藤竹の一言で分かった。今すぐそこで連行されている熊川緑郎と、藤竹を呼び出した下駄少年は同一人物だと。



「え、何知り合いだった?」


「俺らをここに呼んだ、少年だよ」


「は? え、藤竹と馬瀬さんは緑郎くんに呼び出されたって? ……まじか」



 込山さんは混乱した様子で、髪の毛をわしゃわしゃと掻く。



「……まずいな」



 藤竹が視線を逸らさないまま、身構えた。


 私にはその意味がよく分からなかったが、込山さんも蓮見さんも何かを察したように、じっと少年を見ていた。


 熊川少年が、ズボンのポケットから何かを取り出す。桃色の、石のような塊だ。それを自分の口に運んだ。


 藤竹が叫ぶ。



「くそ、時戻りだ!!」









(終わり)

















































-登場人物-


●馬瀬千寿子

読み:ませ ちずこ

主人公「私」。女性。少し下向きな性格。二話から藤竹に借りた大きいパーカーを羽織っている。藤竹と友人の仲。藤竹のことを「変人」「馬鹿」と言うことが多い。だがなんだかんだで一緒にいる。

太陽が出ている時間のことを夜と呼ぶ。


●藤竹骨

読み:ふじたけ こつ

謎が多い男性。推定二十代?少々天然(馬鹿)。だが薬を開発するほどの頭脳は持ち合わせている。

摩訶不思議株式会社営業課所属(だが幽霊社員)。それとは別に星屋という看板を掲げ、自身で開発した不思議な薬を夜な夜な売っている売人。運転免許取得済。

昔、昼夜の概念が今とは逆だったと言い、自身も太陽が出ている昼に起きて月が浮かぶ夜に寝る。この説はこの世界ではおかしい、そんな藤竹を周りは変人と呼ぶ。


●熊川緑郎

読み:くまがわ ろくろう

一話で主人公「僕」だった「下駄少年」。男性。中学二年生(成長期)。わりと冷静で達観しているけど、少し精神的に不安定。サンダル感覚で下駄を履く。父親が嫌い。

一人だけ友達がいる。その友人はオカルト好きで「昔は昼と夜が逆だったんだよ」と藤竹のようなことを言う、そこらをフラフラしているような人間らしい(一話参照)。

馬瀬と同じく、太陽が出ている時間のことを夜と呼ぶ。


●込山蛇蓮

読み:こみやま じゃれん

摩訶不思議株式会社営業課勤務の男性。年齢不明。藤竹とは会社の同期。だが藤竹にはそんなに仲良いとは思われてない。そのことは込山本人は知らない。

蛇っぽい顔らしい。


●蓮見鷹世

読み:はすみ たかよ

摩訶不思議株式会社営業課所属。女性。番外編「転機」で主人公だった。年齢は番外編冒頭の描写からして少なくとも三十は越えている。

眼鏡をかけている。



































-あとがき-


ここまで読んで下さりありがとうございました!


毎回振り返れるように登場人物まとめてるけど、ちょっと長いからもっと短くしないとな。


この小説が昼夜の概念逆な世界観なのは、ファンタジー感を出したかったからです。普通の私たちが住んでいるような世界の中で藤竹みたいな奴がいては違和感がすごいので。いやどちらにせよ変な人だから違和感すごいか。


ちなみにですが、この次の投稿で、とあるキャラクターの心情のポエム?詩?を書きました。タグからも飛べます。誰の話なのかは秘密です。いずれ分かるようにしてあります。


最後に。もし良ければですが、感想をいただけたら幸いです。六話はまた投稿すると思います。そちらも良ければ見てください。ありがとうございました。

筧沙織>アカ身辺整理/無浮上・2024-01-18
『こんな夜には星屋がひらく。』
小説
創作
物語
小説/from:沙織
独り言
憂鬱
辛い
バディ
友人
大丈夫
父親
ファンタジー
花が散る

父親が典型的な昭和男って感じ

俺が稼いだ金だ、俺の家だが口癖で

パートだけど働いてる母親に家事育児全部やらせて挙句の果てに俺の面倒も見ろってスタンス

子供ばっかりって養育義務あるんだから当然だし、お前はいい歳した大人で自分のことは自分でやるのは当たり前だよ

思いつきで何か提案しては、めんどくさいことは全部母親に押し付けるし

気分屋ですぐキレて物に当たる

離婚して欲しいけどお金の都合でできない

やっぱり女も仕事辞めずに離婚できるだけの財力は持つべきなんだなって思う

恋はじめ・2023-07-01
独り言
父親
母親
両親
離婚
モラハラ
亭主関白
自己中
辛い
うざい
自分勝手

金曜日に月の満ち欠け見に行ったんだけど
ちょっとトラウマになるシーンがあってそれが頭から離れなくて、後半全然覚えてない

雪・2023-01-22
父親
しんどい
怖い
月の満ち欠け

うちの推しグループメンバーの名前言えんのは別にいいよ、でもな、「こいついらんくね」とか「こいつおっても意味無くね?」とか言うのは今すぐやめろ
イライラするし、侮辱すんなや‪
そのメンバーがいるからそのグループがあるの!
そのメンバーがいるからデビューできたの!
そのメンバーがいるから今があるの!
わかる?わかんないよね!w
どんだけそのメンバーの言葉で助けて貰った人がいるのか!どんだけそのメンバーを愛している人がいるのか!
考えたことねぇだろ!どんな思いをしてここまで来たのか、色んな人にどれだけ馬鹿にされたか、色んな人にどれだけ〃諦めな〃って言われてきたのか、知らないだろ!確かにうちだってまだにわかの存在やで!それでもな!そのグループが好きなんだよ!誰がのんと言おうとうちは曲げない、諦めない、てめぇらの考えなんて聞きたくねぇ!自分の好きなことは自分で決める!

文句なんか言うんじゃねぇ!

🐢天城月(あまぎ るあ)🐢・2023-09-09
推し
SnowMan
父親
反論
文句
すの担
すの担と繋がりたい
すの担さんと繋がりたい

一度も本当の名前で

呼んでくれなかったな

弟切草・2024-03-02
独り言
まず知らないか
本当の名前
父親
母親

どうせ理解してくれない
どうせ否定しかしない

父親に言うのを躊躇って
相談しないで
なんでも事後報告
強行突破するしかなくて

でもそれはちがった

残りの休職中実家に帰ると
それから戻って職場復帰すると
伝えた

多分、頑張れとか分かった。
ってしか帰ってこないと思った

でも返ってきたメッセージ

「お❗️えらいえらい❗️」

応援するのではなくて、
その決断をできたこと、考えた事
当たり前のことかもしれないけど
褒めてくれた

応援されるのも嬉しいけど
苦しみながら考えて答えを出した。
今の私にはこれさえ辛くて
でもえらいって。

他の人はこれが普通かもしれない

たった一言で頑張れそう

今まで父親から逃げていたけど
否定されてたのは
私が無謀すぎたからなのだと
親として当然の返事だったなと思った

本当は頑張りをみてくれて
褒めてくれる人だった

ななし・2023-10-16
家族
父親



第一章-六話「時をかける少年」





 ぐわん、と脳が回転するような感覚がした。そしてやがて自分がここにいるという感覚が戻る。成功したのだと分かった。だが頭がまだ状況を理解しなくて、もう半分は混乱している。


 見上げると家の自室のベッドに座っていて、右手にはスマホが握られていた。目眩がするので、布団に突っ伏して感覚を整える。いつもの匂いがした。まだ、警察官に連れられている感覚が背中残っているような気がして手でさする。タイムリープなので、体はちゃんと過去の今日の自分のはずなのに。


 スマホで日付と時間を見ると、今は五日前の夜と分かった。時戻りの石は嘘っぱちでもなく本当に過去に戻れる。僕は〝二周目〟を迎えた。


 今日は、一周目であの藤竹という星売りに会った日だった気がする。計画を練る時間はまだ少しあるため、一周目と同じ行動をとってもいいのかもしれない。


 そういえば、星売りを電話で呼んだけれど、本当にただ呼んだだけになってしまった。込山と蓮見のおかげで時戻りの石を入手するという目的は早々に達成できたからだ。確か星売りも、あの二人と同じ摩訶不思議株式会社の社員だった気がする。


 あの三人に時戻りをした瞬間をもし見られていたら、記憶を失わせることができず、なんだか厄介なことになりそうだけれど。


 ズボンのポケットにスマホと家の鍵を入れて、一応財布も片手に持って、玄関へ向かい、下駄を履く。カラコロ小さく音が鳴る。同じような行動をとっても、この状況自体が新鮮で飽きない。



     1



 細い一本道。下駄はまだ僕の足のサイズとあわず、それがより歩く音を大きくしているような気がする。太陽が、まったく同じ位置にいる。



「こんばんは」



 ずっと下を向いて歩いていた僕の視界に、黒いものがうつり込む。見上げると予想通りの人物が立っていた。


 全く同じ声の抑揚で、星売りが現れた。同じようにこの一本道を塞ぐようにして。一周目の記憶と重なって、ごちゃ混ぜになりそうだ。今度は驚かない。けれど、とても変な感じがする。黒装束が微かに風になびいている。



「こんばんは!」と、あえて今回は元気に答えてみる。


「おお、元気だね」


「藤竹さんですよね」


「おや? 俺、あっいや、私あなたと会ったことありましたっけね」



 フードの影の中で眉をあげて、びっくりという顔をされた。一瞬どきっとするが、二週目の僕にならどうとでもなると思い、持ち直す。



「いえ。えーっと、知り合いから訊いたんですよ。魔法みたいな薬を売ってる人がいるって」


「へえ! いやあ、俺も有名になってきたかなぁ!」



 もちろん嘘である。だが僕の言葉を信じたようで、星売りは照れくさそうに笑っている。騙されやすい男だ。



「なにか買わせてください」


「ふ、うっ」



 星売りが、返事をしようと息を吸い込んだ瞬間に見開いた目を押さえてよろける。前かがみになってそのままじっとしているので、待った。



「大丈夫ですか」



 社交辞令だ。一応、その体を支えようとしている動作をする。



「……え、ああ、大丈夫。えーっと、なんだっけ。商品だな!?」


「あ、はい、買いたいなと」


「うーん、何を紹介しようかな。じゃあ……これだ。じゃじゃーん! その名の通り自分の未来が見える、未来メガネ!」



 黒装束の中から出てきたのは黒縁のメガネだった。陽光に照らされ、ぎらりと白く輝いている。テンプルが歪な形をしているのは何故だろう。



「どれくらい先の未来が見えるかは完全にランダム。摩訶不思議株式会社って所との共同開発商品なんだ。元々は恋愛に関することでしか使えない商品だったんだけどな。ここに書いてあるとおり改良版ってやつでね。今は幅広く使えるようになってるんだ。あ、形が変なのは長時間使用を避けるためでね。支えようとしてもすぐ落ちる設計になってる。それに、二週間で効果が切れてただのガラクタになるから注意だな」


「……買います」


「おお! お買い上げありがとうございます」



 僕は持っていた財布の中から小遣いを使い、未来メガネを買った。未来メガネが入った眼鏡入れと一緒に説明書も受け取る。早速一週目との違いが出た。


 星売りに頭を下げ、家路につく。後ろで星売りが何かを囁いた気がしたが無視した。



「……買わせるチョイス間違ったかな、」



     2



 帰宅し、下駄を脱いで、リビングで水道から注いだコップ一杯の水を一気に飲み干す。見渡すと、親父が倒れていないのがやっぱり不思議だ。変わりに、寝息が聞こえる。


 手を洗って自室に戻る。ベッドに腰を下ろして呼吸をすると、つっかえていた何かがふっと消えて上半身に何かが広がる感覚がした。外は寒くて酸素が薄いのだと思った。


 手に持った未来メガネ。やっぱりテンプルが変な形をしている。恐る恐る、かける。


 レンズには自分の部屋ではなく、別の何かがうつし出されていた。ぼんやりと何かが動いている。少しすると、解像度が高くなり鮮明になる。


 それは泣きじゃくる自分だった。えずいては、呼吸もできないほどに号泣している。手の甲で拭っても拭っても、大粒の涙が溢れてきている。レンズいっぱいにその顔だけしか見えない。気分が悪くなり、すぐにメガネを外す。


 僕は何故泣いていたのか。今考えても意味のないことだと思う。今日はもう寝よう。未来メガネを再びかけるのが怖くなった。



     3



 僕は二週目の知識を利用して、頭が悪いなりに計画をたてた。計画とも言えるほどではないけれど。それは、家ではなく外に呼び出して、指紋もなにも残さぬように、私物の金属バッドではなく新しく買ったもので、人目のつかない場所で親父を葬りさることだった。


 一周目で時戻りの石を使った、あの日の夜がやってきた。


 時戻りをした二十一時の約一時間前。二十時前だった。親父を「外食に行こう」と外へ連れ出す。予想通り嫌な顔をしたが。決行するのは、あの男と出会った細い一本道だ。



「ほんとにここら辺にあんのか?」



 無精髭をさすり、がに股で辺りを見渡すこの男。ボロボロの服を着たこの男が、僕の親父・熊川祥吾(しょうご)。だが父親ではない。



「あるよ」



 僕は、親父の半笑いの声が嫌いだ。


 僕と親父は血が繋がっていない。僕が五歳の時に突然やってきた、母さんの再婚相手。いわゆる継父。まま父とも言う。実父は僕が産まれる前に事故でなくなってしまったらしい。思えば僕が五歳の頃から、母さんはよく家にいるようになった気がする。


 僕と親父が初めて顔を合わせてから二年後、親父と母さんが籍を入れた途端に母さんがなくなった。僕が七歳、今から三年前のことだった。肉親を失った。母さんは、末期のがんだったと後から知った。気づけばもう母さんはいなかった。最後に会った時の母さんは、苦しいほどに僕を抱きしめた。その温かい腕はもうない。


 子供とはいえさすがに状況は理解できた。だが、泣くより先に焦りの感情が出た。一人で何とかしなければいけないという焦りが。


 親父に頼るなんて選択肢はなかった。結婚した途端に母さんがしぬような、悪い気を運んでくる男。血の繋がりのない男との同居なんて居心地の悪いものだ。親父なんて呼び方は、父親と認めているわけではない。


 親父は家事をしない。仕事で忙しいらしいから。親父は僕と向き合わない。多分、興味ないから。僕の世界に親父は必要ない。僕は家事ができる。実はこっそり料理を覚えた。必要なものは自分で買い揃えることができる。服も全部僕が選んでる。


 あとは高校生になって、バイトをして、稼ぐことを覚える。そうすればもう親父は必要ない。一人にならなきゃいけない。僕は親父を受け付けない。受け付けてしまったら十四という年で母さんの元へ行くことになってしまいそうで。


 以前、親父に訊いてみたことがある。「母さんを好きだった?」と。その質問に親父はしばらく神妙な顔をして、こっちを向いたと思ったら「いやあ」とだけ言って首を振り、眉を歪めて少し笑った。


 照れ笑いではなかった。その時から、はっきりと親父が嫌いになった。母さんを好きじゃなかったんなら、最初から結婚なんてせず、僕を息子にしなければよかったのに。こいつは、人の家庭をこわす男。


 親父は肉体労働で逞しくなった体を持っている。だけど一周目で簡単に僕にやられてしまったように、三十九という年になって段々と反射神経は衰えてきている様子。だから今回も上手くいくはずだ。



「おい、緑郎?」


「え、ああ」


「どれくらいでー、その食いもんがある店につくんだ?」


「も、もうすぐだって」



 と、会話していたところで、あの一本道の入口が見えた。



「そこ曲がって!」


「ここか? すごい狭くねえか」


「近道なんだよ」


「ほおーん」



 疑う様子もなく、親父は進む。


 ポケットから、ハンカチに包んだナイフを取り出す。まっさらな新品だ。やれるだろうか。いや、やるしかない。ナイフを強く掴み、なるべく音を立てないように、まだ自分より大きな背中めがけて振りかぶった。



「駄目だよ」



 そう後ろから声がした瞬間、ナイフを持った手を強く掴まれる。振り返った。その黒装束の奥で、僕を憐れむような瞳が揺れている。



「離せよ、くそっ、離せ!! くそお、ああああ!! 星売りいいぃぃぃ!!」










(終わり)


















































-登場人物-


●馬瀬千寿子(ませ ちずこ)

主人公。女性。少し下向きな性格。藤竹の友人(家が向かい同士)。藤竹のことを「変人」「馬鹿」と言うことが多い。だがなんだかんだで一緒にいる。


●藤竹骨(ふじたけ こつ)

謎が多い男性。少々天然(馬鹿)。薬を開発するほどの頭脳を持っている。運転免許取得済。摩訶不思議株式会社営業課所属(幽霊社員)。星屋という売人の家系で、夜な夜な自分で開発した商品を売っている。仕事掛け持ち。

昔、昼夜の概念が今とは逆だったと言い、自身も太陽が出ている昼に起きて月が浮かぶ夜に寝る。この説はこの世界ではおかしい。藤竹は変人である。


●熊川緑郎(くまがわ ろくろう)

男性。中学二年生(成長期)。わりと冷静で達観しているけど、少し精神的に不安定。サンダル感覚で下駄を履く「下駄少年」。藤竹のことを「星売り」と呼ぶ。父・祥吾が嫌い。実の父親と母親を亡くしている。一話で主人公だった。


●熊川祥吾(くまがわ しょうご)

男性。三十九歳。緑郎の父親(血は繋がっていない)。継父。


●込山蛇蓮(こみやま じゃれん)

男性。少しチャラく思えるが、社会人なので普通に礼儀正しい。蛇っぽい顔らしい。摩訶不思議株式会社営業課所属。藤竹とは会社の同期。だが藤竹にはそんなに仲良いとは思われてない。そのことを込山本人は知らない。


●蓮見鷹世(はすみ たかよ)

女性。暗めの性格。ある意味吹っ切れている。眼鏡をかけている。摩訶不思議株式会社営業課所属。番外①「転機」で主人公だった。年齢は番外編冒頭の描写からして少なくとも三十は越えている。



































-あとがき-


今回の六話、見て下さりありがとうございます。


気づきましたでしょうか。未来メガネ。『皿が割れる』、こん星のゼロ話に出てきたものなんです!改良されて登場しました。おめでとう未来メガネ!完全に今回の思いつきで登場させました。過去に戻る石と未来を見るメガネ、ですからね。


そして今回は緑郎の父親の名前が祥吾と判明しました。人物像がまだ薄いので、これから先の話で、もうちょっと祥吾さんについて描写する予定です。


自分が書く設定が難しいよ。すみません、話の進め方少し強引で。でもこの一章の終わらせ方が見えてきた。緑郎くんのストーリーのいい設定を思いつきました。今回地の文の区切りどころがよくわかんなくてごちゃっとしてしまったかもね。


最後に。改めまして、ここまで読んでくださりありがとうございました!七話も投稿する予定です。もし良ければ、感想を頂けたら嬉しいです。

筧沙織>アカ身辺整理/無浮上・2024-01-28
『こんな夜には星屋がひらく。』
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