#甘さ

優しいだけじゃ

大切な人は救えない


甘えは

いつまでも通用しない

今日はパンを買って帰った。


分厚くて、ふわふわで、とっても甘そうな、

大きな八枚切りの一斤パン。


どうしようかな。

サンドイッチにフレンチトースト、

ラスクやピザ、シュガートーストもいいな。


じゃあ、あの子の好きなものにしよう。

とっても甘くて上品な、ふわふわの甘さにしよう。

この感情の味なんて
物語みたいな甘さはない

疲れた時に

甘いものがほしくなるように


心が疲れた時は

甘い言葉が欲しくなる


それってきっと

人間の本能なんだね

恋愛の真っ只中にいる時の、
色んな悩みに比べれば、
片思い時代のもの思いなんていうのは、
まことに生やさしい。

片思いというのは、
自分1人の世界である。
その閉じた世界の中で傷ついたり、
涙を流したりしていればいい。
どんなにつらくても、
主人公は自分。
そこには1種の甘さがある。

一方恋愛となると、
それはもう自分1人の感情から成り立つものではない。
悩みやもの思いは、
自分のなかではなく、
自分と相手とのあいだに生まれてくる。
傷つくのではなく、
傷つけられる。
あるいは傷つけてしまうことだってある。

また、
片思い中の悩みというのは、
おおむね抽象的なものが多い。
それが、
現実の恋愛になると、
すべてが具体的なかたちとなって現れてくる。

例えば片思いのときには、
漠然と『会いたいなあ。』と思い、
空を見あげれていればよかった。

が、
恋人同士となると、
いつ会えるのか、
お互いが今どれだけ会いたいと思っているのか、
忙しい相手ならどれほど努力してどれだけ時間を作ってくれるのか………といったことが問題になってくる。
そこに付随してくる感情の起伏は、
ただの『会いたいなあ』とは比べものにはならないほど、
複雑である。

恋はレモンキャンディーの味に似てる
優しい甘さでほんのり酸っぱくて
ちょっぴり苦いところが

それが癖になって余計に好きになるとこも

お菓子みたいな甘さを

できることなら、

毎日欲しいなと思ってしまう。

にがみのきいた

おいしいコーヒーがのみたい

じゅんすいな

おいしいコーヒーがのみたい

さんみのある

おいしいコーヒーがのみたい

あまいさとうでなんてごまかさないで

みるくでなんてまぎらわさないで

にがみをくれる さんみがくすぐる

そんなコーヒーがほしくてたまらない

甘さがあるから
辛い1歩も踏み出せる。

ふたつ並ぶ缶のひとつは
ブラックコーヒー
もうひとつは
甘いココア

そんな甘ったるいの…って
君は言うけど
ブラックコーヒーは
身体に悪いのよ？

君の隣で飲むココアは
いつもより甘いの
君のコーヒーは…
苦いままなんでしょうね？

君にも甘いココアを飲んでほしい

君に、甘い甘いココアのキスを…

甘々なわたしとビターな君

ブレンドした二人の

甘さは完璧

君が欲しいままでいたい
君に好かれたい私でいたい



甘さがわれてしまったように…
そう思う私は脆いの？

なんかおばあちゃん買ってきた

食パンそのままで甘いんだけど？!

人生の主人公は誰しも自分。












って言うなら、
私はなんで好きな人に振られてるの？
なんで、いつも辛い思いをするの？




主人公なら、
いつでも隣に誰かがいて
好きな人と簡単に付き合って
辛いことがあっても乗り越えられる
ってことは分かっていて
最後は全員がはっぴーで終わっていく


でしょ？





でも、本当は主人公は名に似合うよう
人一倍努力していることを知った。

脇役は脇役止まりじゃないことも知った。


その時、私は同時に
自分の惨めさも知った。